コーキングガンの使い方！コーキングに必要な道具やコツを詳しく解説！

主成分がシリコン系のコーキング材は、高い耐久性や耐候・耐熱性を兼ね備えたコーキング材です。室内外使うことができる多様性がありますが、水周りに使用する場合は、カビを抑制する防カビ剤入りの表記があるコーキング材を使用しましょう。

特徴

• 乾燥時間が早く施工後60分程度で指で触れます。
• 密着性がいいのでプライマーいらずで施工できます。

• 塗装ができません。

変成シリコーン樹脂系のコーキング材は、主に外部に使うことが多く、コンクリートのひび割れ補修にも有効です。10年から15年の耐久性を持ち耐熱性もあります。

特徴

• 60分程度で表面が乾燥します。
• 乾燥後に塗装ができます。
• 水性塗料だと1時間、油性塗料は24時間の乾燥後に塗装ができます。
• 非汚染性があり、塗装材を汚染しにくいノンブリードタイプがあります。

耐久性が非常に高いウレタン系シリコンは、変成シリコン同様に外部で使われることが多く、上から塗装が可能です。シリコン自体は紫外線に弱いため、あらかじめ塗装をする場合に使用することをおすすめします。

特徴

• 乾燥後に塗装ができます。
• 変成シリコンよりコスパがいいです。
• 耐久性が非常に高いです。

• 紫外線に弱いため上から塗装が必要です。
• プライマーが必要なものが多いです。

コーキング材には1成分性と2成分性があります。1成分性はホームセンターでも手に入りDIYでも使うことが多く湿気で固まる湿気効硬化型です。2成分性コーキングは主材と硬化材が別れており、混合反応型で混ぜるには専用の撹拌機が必要です。手間がかかる材料ですがコストパフォーマンスがいいため、建築現場のシール工事ではよく見かけます。

最も重要なアイテムがコーキングガンです。一般的に手に入りやすくホームセンターでも購入できるものから、少々お値段のはるものまであるコーキングガンをご紹介します。施工範囲や状況を考慮したうえで選ぶようにしましょう。

コーキングガンといえば手動式を多く見かけます。コスパもよく取り回しがいいので、高所での作業や施工範囲が広い状況でも問題なく使用できます。

1. コーキングガンにコーキングをセットします。
2. ハンドルを引いてコーキングを充填します。
3. 打ち終わったら、ロット棒の根本にある液だれ防止を押して液だれを防ぎます。

今や電動工具は充電式が当たり前の時代になりましたが、コーキングガンもその一つとなりました。充電式のコーキングは楽に押し出すことができるため手の疲れも軽減します。

1. コーキング剤を充電式ガンにセットします。
2. コーキングの先を打ちたい方向に回転させます。
3. トリガーを引いてコーキングを押し出します。
4. 場所に合わせてダイヤルやトリガーの変速を調整しましょう。

充電式コーキングガンと同じく、空気圧によって充填するガンはストレスなく作業できます。手動式よりスピードもアップし、エア調整で吐出量の調整が可能になり効率的です。その反面、エアホースやエアコンプレッサーが必要になり、取り回しがしにくくなるでしょう。

1. 先端のキャップを外しコーキングカードリッジをセットしキャップを締めます。
2. コンプレッサーと繋いだエアホースをガンと繋ぎます。
3. トリガーを引いてコーキング剤を吐出します。
4. 吐出量を調整するときは、トリガーの下のツマミを回転させて調整を行います。