キッチン周りの掃除の基本テクニック！日常的にピカピカに保つコツは？

毎日掃除をしていても、水道やキッチンシンクの汚れが目立ってしまう場合があります。シンクをピカピカに保つ方法は、その汚れに対応する台所洗剤を用いて掃除をすることが大切です。

水道の吐水口などについてしまう白いうろこ汚れは、水に含まれるミネラル分などが主な成分です。基本的にクエン酸を使って中和させると落とせます。レモンの皮を使ってこすったり、クエン酸を水に溶かして吹き付けて洗うやり方もよいでしょう。クリームクレンザーでも、うろこ汚れを落とせるため試してみてくださいね。

油脂が固まって酸化した汚れは蓄積する場合があります。こちらのグリルの通気口はステンレスで、油脂が固着しつつあります。油脂の酸化汚れはお湯などで緩めてから拭き取ることをおすすめします。その後、アルカリ電解水やセスキ炭酸ソーダ水などを使い、分解しながら落としましょう。

セスキ炭酸ソーダが配合されたアルカリ電解水を吹き付けて拭き取ります。簡単に拭き取っただけのため、硬くなった汚れはそのまま残っていますが、ある程度まできれいに落とせています。

洗剤カスの汚れは、その洗剤の成分によってもアプローチの仕方が変わります。石鹸成分の洗剤カスの場合はクエン酸での中和がおすすめです。台所用中性洗剤の場合は、セスキ炭酸ソーダの粉末でからめとるやり方が適しています。

意外に汚れがたまりやすいのが、水道の根元やレバーの駆動部分です。ウェットシートやキッチンダスターを使って汚れをからめ取るように拭き取るときれいになります。IHクッキングヒーターなどを拭き掃除した後のウェットシートを使うと、効率的に掃除できます。

ステンレスに金属のもらいサビがついてしまったということもあるでしょう。特にシンクにヘアピンが落ちていたというトラブルも見られます。ステンレスについたもらいサビは落とすのが難しいとされています。しかし、繊維用のサビ汚れ落とし洗剤を使うと目立たなくなるということもあります。

こちらは繊維用の漂白剤ですが、台所のステンレスについたサビ汚れを目立ちにくくしてくれます。ついたばかりのサビ汚れなどに、キッチンペーパーに含ませて汚れた部位になじませておきましょう。15分くらい経過したら洗い流します。ただし、用途外の使用のため、説明書きを確認してから使いましょう。

毎日の掃除とはいきませんが、半年に1回ほど換気扇の掃除をすることもキッチンをピカピカに保つために必要です。台所中に魚焼きグリルのにおいが充満するなどの不都合があれば、換気扇が汚れている可能性が考えられます。掃除をすることで、排気もスムーズになり、コンロ周りの油汚れの飛び散りも防げます。

シロッコファンの清掃は割愛しますが、換気扇の内部にも油分が含まれた蒸気が充満します。時間があいたときは、シロッコファンの清掃も含め、内部の掃除をおすすめします。基本的に半年に1回程度の清掃で問題ありません。

取り外しができるフラップ板には、アルカリ電解水を吹き付けましょう。画像ではあまり目立ちませんが、油や湿気をはらんだホコリが絡んでべたついています。時間を置くことなく、汚れが浮かび上がってきます。ウェットシートで拭き取りべたつきをなくし、内部もすっきりさせましょう。

レンジフードの内部も、可能であれば拭き掃除をしましょう。近くにモーターなどの電装があるため、アルカリ電解水を吹き付けることは避けます。セスキ炭酸ソーダを含んだウェットシートだけでも汚れ落としができますよ。拭き取りを終えたら、シロッコファンを取り付けて掃除完了です。

台所用の合成洗剤は二度拭きが必要になるほか、食べ物を扱う場所で使いたくないと考える人も見られます。できるだけシンプルで、簡単に使えるアイテムをピックアップしました。特別な台所洗剤を使わなくても掃除できるので工夫して使ってみてはいかがでしょうか。

ピカピカを保つまではいかなくても、簡単な掃除を続けていると、キッチンの清潔さは保たれます。1回10分など時間と作業を決めて掃除をすると、効率よく進みます。やり方は人それぞれです。ライフスタイルにあわせて、チャレンジしやすいルーティーンを作っていきましょう。