⑤刺繍糸を取り出す
画像のように帯の部分を持って、針で刺繍糸を1本ずつすくって取り出します。刺繍糸は1本ずつゆっくりと引き抜きましょう。この束ね方は、ハンドメイドしていくうちにどんどん増える刺繍糸の収納にも役立ちます。
【初心者向き】刺繍のやり方
刺繍のステッチはたくさんありますが、この記事では簡単にできるステッチの手順をご紹介します。刺繍では、縫いはじめと縫い終わりは玉止めしないほうが、仕上がりがきれいです。ただ普段使いのアイテムを作るさいは、刺繍が崩れないようにすることを優先したほうがよいでしょう。まだ慣れない初心者の場合は、刺し始めと刺し終わりには玉結びをおすすめします。
ランニングステッチ
ランニングステッチは手芸では「なみ縫い」にあたります。簡単なうえにアクセントに活用できるステッチです。使用する刺繍糸の数や色を変えるだけでもイメージが変わります。きれいに刺繍するポイントは、縫い目の刺繍糸がねじれないように1針1針丁寧に縫うことです。
バックステッチ
バックステッチは針を後ろに1針戻してから、2針分先に出すステッチです。カーブを描くさいは細かくステッチをします。隙間を見せたくない模様を施すときはバックステッチがおすすめです。縫い目の幅を揃えましょう。
アウトラインステッチ
上の画像の茎と葉の部分がアウトラインステッチです。バックステッチと同じ要領で刺繍をしていきますが、前のステッチの複数本ある刺繍糸の間に、下から刺繍糸を刺して半分上書きするようなイメージで縫っていきます。アウトラインステッチなら、カーブを隙間なく上手に描けます。
サテンステッチ
サテンステッチは、花や葉などの模様を刺繍糸で埋めたいときに使用することが多い方法です。下絵を描いて葉の両端から線に沿って刺繍していき、仕上げに中央部分を刺繍しましょう。
チェーンステッチ
チェーンステッチは刺繍糸を針にぐるりと回して輪を作り、それをネックレスのようにつなげていくステッチです。模様を描いたり、刺繍糸の色で柄を埋めたりするさいによく使用するステッチですが、イニシャルを簡単に描けるステッチでもあります。イニシャルの刺繍に慣れたら、お気に入りの言葉を刺繍してみましょう。
次は「フレンチノットステッチ」の紹介です。
出典:筆者撮影