花の刺繍の作り方②フレンチノットステッチ
フレンチノットステッチは、玉結びです。丸い点や面を表現する際に使います。仕上げたいノットの大きさに合わせて巻く回数を、仕上げたい雰囲気に合わせて糸を引く強さを調整しましょう。花びら部分は5回巻き、中心部分は3回巻きで作っています。
必要な道具
花の作り方
（1）フレンチノットステッチで作る花の刺繍は玉結びができれば作れますが、玉結びが苦手な方でも作れる玉結びの方法も紹介します。バランスを見ながらフレンチノットステッチを刺していき、花が丸くなるように花の刺繍を作りましょう。図案を描く必要はありません。
（2）フレンチノットステッチを作りたいところに裏側から針を出します。刺繍針に刺繍糸を巻き付けてフレンチノットステッチを作りますが、今回は3回巻いています。作りたいフレンチノットステッチの大きさに合わせて刺繍糸の巻く数を変えましょう。
（3）刺繍針に糸を巻き付けた状態で、刺し始めの隣に針先を入れます。そのまま糸を引っ張ればフレンチノットスティッチができます。玉結びだとしっかり巻き付けた部分を押さえていないと布と玉結びに隙間ができてしまいますが、この刺し方なら隙間ができることはありません。
（4）フレンチノットスティッチをバランスよく刺すと花の刺繍ができます。玉結びの練習にもなるので、作ってみましょう。フレンチノットスティッチで作った花は、小さい花になりますので、たくさん小花を作ってみましょう。作った刺繍は、小物に作り変えるのがおすすめです。
刺繍をする時の注意
刺繍針の先は布に刺しやすいように鋭利になっていますので、指を針で突くとケガの原因になります。ハサミや針を使いますので、手を怪我しないように気を付けましょう。怪我に気を付けて快適に刺繍を楽しんで、刺繍している間にしか訪れない静かなひとときを過ごして下さい。
図案のラインの消し方
チャコペンなどで図案を写した場合は、まずは水洗いをして図案のラインを消します。図案を写す時に使うペンは、水で消えるタイプがきれいに仕上がるのでおすすめです。きちんと消えるか確認するために、事前に必ず布端で試しに描いてから使うようにしましょう。
まとめ
刺繍は同じ図案を同じように刺しても、人によってずいぶんと仕上がりが変わります。それが手刺繍の楽しさであり、魅力です。また、同じ図案でも色やスティッチを変えることで、まったく違う印象に仕上がります。ご自身の好きな色の刺繍糸で、花の刺繍をぜひ作ってみて下さい。
- 刺繍したい布
- 刺繍針
- 刺繍糸
- 糸切りばさみ
- 刺繍枠
刺繍枠は無くても花の刺繍は作れます。刺繍糸は使いやすい長さに切って、2本どりで使いましょう。今回紹介するフレンチノットステッチで作る花の刺繍は簡単にできますので、手芸初心者でも作れます。