換気とは?
換気とは、室内の汚れた空気を排出して屋外のきれいな空気を室内に引き入れる「空気の入れ替え」のことです。24時間自動換気システムつき住宅などの例外もありますが、現代の気密性に優れた住宅を閉め切ったままにすると空気の汚れがたまりこもった状態になってしまいます。空気の状態をうまく管理し、健康的な住環境を整えましょう。
換気のメリット
換気は、室内の空気が爽やかになるリフレッシュや気分転換効果だけでなく複数のメリットがあります。
- 室内にこもったタバコの煙やニオイが排出できる。
- シックハウス症候群の原因となる化学物質を排出できる。
- カビやダニ・ハウスダストなどのアレル物質を排出できる。
- 細菌やウィルスなどの有害物質を排出できる。
- 一酸化炭素中毒を予防できる。
換気時間は5~10分でOK
空気の汚れは目に見えません。換気は、いつ・どのくらいの頻度で行えば効果的なのでしょうか?タイミングが分からない方のために参考になる目安をご紹介いたします。
- 換気を行うタイミング…30分~1時間に1回
- 窓を開ける時間…5~10分
換気のやり方「窓が複数ある場合」
まずは、窓が複数ある場合の換気方法を図解を交えてご紹介いたします。闇雲に窓を開けれるよりもポイントをつかんだほうが、短時間で効率的に汚れた空気を排出できます。
換気のやり方「基本は対角線」
換気の際、最も気を付けるべきなのは開放する窓の位置です。対角線上の離れた位置の窓、2か所開いて換気しましょう。そうすれば空気が部屋の広いエリアを通って流れるので、より効率的にきれいな空気が部屋に取り込めます。
窓は「遠い位置の対角線上」をポイントにあける
近い位置の窓を開けると、部屋の中を通る空気の通り道の距離が短くなります。そのため、なるべく遠い位置の窓をあけて空気の通り道を長くしたほうが短い時間で効率的に汚れた空気を排出できます。
換気のやり方「吸気と排気をコントロール」
吸気と排気を意識して窓の開け方を工夫し、空気の流れをコントロールすることも重要です。ポイントは「窓の開き幅」で、狭いところを勢いよく通る空気の性質を利用します。換気の際、部屋の窓を開ける際に片方の窓を小さく開き、もう片方の窓を大きく開くと空気に流れができてコントロールできるのです。
ドアも開放して複数の部屋を一気に換気
複数の部屋を一気にきれいにしたいなら、ドアも開放して住居の対角線上に窓を開けましょう。対角線を意識して複数の窓を開き、吸気と排気の空気の流れをコントロールすれば広い範囲の換気が可能です。
次に、ワンルームマンションなど窓が1つしかない場合の換気方法のご紹介です。
まずは、窓が複数ある場合の換気方法のご紹介です。