牛乳を大量消費したい！おいしくて簡単な料理やデザートレシピ9選

牛乳が大量消費でき、おいしくていろいろな食べ方ができると話題なのが蘇です。SNSでもさまざまなレシピや食べ方が紹介されている蘇とはいったいどんなものなのでしょうか。蘇の歴史から、レシピや食べ方などをみていきましょう。

蘇は古代から食べられていた乳製品で「古代のチーズ」といわれています。奈良の平城京跡から出土した木簡に「生蘇」という記載があるので、すでに約1300年前には存在していました。さらに蜜と混ぜて仏教祭事に使われたり、藤原道長ら貴族が食べていたという記述もあります。

古代の貴族は蘇を薬として使っていた説もありますが、作り方は「乳を煮詰めて作る」ということだけで詳細は謎に包まれています。身近な材料と器具で焦げないようじっくりと煮詰め、牛乳の味をダイレクトに感じられる蘇の作り方をみてみましょう。

• 牛乳：1L

1. テフロン加工のフライパンや鍋に牛乳を入れ、強火で熱します。
2. ふつふつしてきたら中火～弱火にし、木べらでかき混ぜながら水分を飛ばしていきます。
3. 水分がなくなってきたら、木べらでまとめて練りながら焦げないようさらに水分を飛ばします。
4. そぼろ状になってきたら、火を止めてひとまとめにしてラップに包みます。
5. 粗熱をとったら冷蔵庫で冷やし固めます。

蘇を冷やし固めてそのまま食べると、牛乳の香りと甘みがとても濃く、駄菓子のミルクケーキに近い味です。ハチミツをかけて食べたり、塩コショウをかけたり、ジャムと一緒にパンにのせたりといろいろな食べ方が楽しめますよ。表面をあぶると乳くささがやわらぎ、ほろほろとした食感になります。