ダイソーの土鍋のお手入れ
ダイソーの土鍋を快適に使い、ひび割れを防ぐには普段のお手入れが大切です。簡単にできる日々のケア方法を紹介します。
割れを防止するには
加熱中のひび割れを防ぐ方法を紹介します。初めて使う場合に目止めをし、加熱の仕方に注意するだけでひび割れの危険を減らせるでしょう。
最初に目止めを
まず、ダイソーの土鍋を使う前に目止めの作業をしましょう。定期的に行うとより丈夫になるといわれています。
※「目止め」とは...土鍋の目が荒くなっている所を、粥や小麦粉などのでんぷん質でカバーして丈夫にすることです。鍋を割れにくくする効果があります。
急激な温度変化は危険
割れる危険を防ぐには、急激に熱したり冷ましたりして温度を変化させないように注意しましょう。加熱する場合は、鍋底から炎が出ない範囲でゆっくりと弱火に火加減します。こびりついた汚れを落とすのに、熱いうちに冷水を入れると危険ですので、ぬるま湯を入れるようにしましょう。
焦げや汚れが気になる場合の対処法
土鍋に焦げ付きや頑固な汚れが残ると、黒いシミが表面に出てくることがあります。料理に付くと見栄えが悪くなりますし、衛生面で心配になるでしょう。落としやすくする方法を紹介します。浸け置きして洗った後に、使用前にした目止めの作業をするとひび割れしにくくなりますよ。
魚や肉の汚れには重曹水を
魚や肉などのタンパク質の汚れや焦げ付きには、重曹水が効果的です。土鍋の八分目の量に水を入れ、重曹を大さじ1~2程度入れて溶かします。弱火で沸騰させ、そのまま冷まして一晩置きましょう。次の日にスポンジでこすって落とします。
ご飯や野菜の汚れには酢水を
ご飯や野菜の焦げ付きや汚れには、お酢と水を使うとよいでしょう。水の量は同じく八分目の量、お酢はカップ1/4程度で構いません。火にかけて冷まし、一晩置くのも重曹水と同様です。次の日にスポンジで落とします。
金属のたわしはNG
翌日に落とす時には、時間がかかるようでも柔らかいスポンジが望ましいでしょう。鍋に傷を付けにくいからです。金属のたわしは汚れをはやくこすって落とせそうな気がしますが、表面に細かい傷ができ、割れる危険性が高くなるのでやめたほうがよいでしょう。
カビを防ぐには
毎日使っていると、梅雨の時期にはカビが心配になります。洗った後に、土鍋をよく乾燥させるのが効果的です。乾燥させるコツを紹介します。
風通しの良い所で乾かす
土鍋の本体も蓋もよく乾燥させるようにします。ベランダや風通しの良い場所に半日くらい置くのがおすすめです。内部の水気をとり、底の部分をひっくり返して念入りに乾かしましょう。
底はできるだけ濡らさない
洗う時にできるだけ鍋底の部分を濡らさないように注意してください。底は非常に乾きにくいです。内部は念入りに洗い、外の部分はあまり水気がかからないようにしましょう。
まとめ
土鍋は鍋料理が多い冬だけでなく、煮物や汁物、温かい麺類などを作る際にも活躍します。ダイソーの小さいサイズの土鍋を活用して正しくお手入れをし、美味しい料理をたくさん作ってみるとよいでしょう。
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<簡単な目止めのやり方>
お粥を炊く方法以外に、水を鍋の八分目くらいの量を入れ、大さじ1程度のでんぷん質(ご飯・小麦粉など)を入れて弱火で1時間弱火を入れる方法がやりやすいです。その後冷めるまでそのまま置き、水洗いをして乾かします。