ベッドバグとは?発生した際に生じる症状や見つけ方・駆除方法をご紹介!

ベッドバグとは?発生した際に生じる症状や見つけ方・駆除方法をご紹介!

ベッドバグは一度発生してしまうと厄介な害虫です。海外との行き来が常となった昨今、ベッドバグの発生は珍しいことではありません。ベッドバグに刺されたときの症状や見つけ方、駆除の方法を解説します。いざというときのために対処方法を覚えておきましょう。

記事の目次

  1. 1.ベッドバグとは?
  2. 2.ベッドバグに刺された場合の症状
  3. 3.ベッドバグの見つけ方
  4. 4.ベッドバグ駆除の対策方法
  5. 5.ベッドバグ対策はお早めに

ベッドバグの見つけ方

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ベッドバグに刺されたと思ったら、被害を最小限に抑えられるようにすぐに見つけ出して駆除したいものです。ベッドバグの隠れている可能性の高い場所や目印になるものを学び、徹底的に対処をして根絶を目指しましょう。繁殖力の強いベッドバグは、大量発生する前に早期発見することが肝心です。

見つけ方①暗いすき間を探す

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ベッドバグは暗くて狭いところを好むので、昼間や部屋が明るいときは陰になるすき間やすみに隠れています。以下のような場所にじっと息をひそめていることが多いので、探してみましょう。特にしまってある布団や本棚の奥など、あまり動きのない場所に潜んでいることが多いといわれています。

  • 部屋のすみ
  • 布団やマットレスの縫い目やすき間
  • カーテンの縫い目や折り目
  • カーペットや畳の裏
  • 家具の下やすき間

隠れ場所を減らそう

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ベッドバグは、壁の割れ目やコンセントカバーの裏側、壊れて使っていない家具など暗く静かな場所ならどこにでも入り込む可能性があります。普段から家のなかを整理整頓し、掃除をこまめにしてベッドバグの隠れ場所をできるだけ減らしておきましょう。壁の穴などは修繕し、いらないものは放置せず処分してしまうことが大切です。

見つけ方②黒ゴマのような糞を目印にする

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血を吸って生きるベッドバグは、そのほとんどを糞として出してしまうので、糞も赤黒くなります。家具のすき間や部屋のすみなどに黒ゴマのような小さいシミを見つけたら、ベッドバグが潜んでいるかもしれないので周辺を探してみましょう。死骸や卵なども見つかる可能性があります。

見つけ方③心当たりのあるトランクやバッグを探す

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旅行などから戻ったあとにベッドバグの被害にあったら、バッグや着ていた衣服について入ってきた可能性が高いでしょう。持ち歩いたバッグや衣服などをすべて点検すると、ベッドバグの糞や卵、脱皮した殻らしきものが見つかるかもしれません。

ベッドバグの被害を予防するには

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特に海外から戻った場合は、荷物をそのまま床のうえに放置しておかずにすぐにベッドバグがいないか確認しましょう。洗えるものはすべて湯で洗濯するなどしてベッドバグを家のなかに持ち込まないよう気を付けます。一度持ち込んでしまうと発見にも駆除にも大変な手間がかかります。

ベッドバグ駆除の対策方法

方法①殺虫剤を使う

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ベッドバグを含む害虫の対策に適した殺虫剤が市販されています。使用する際には、説明書をよく確認して用法容量を守ってください。使いすぎは健康に被害を及ぼしたり、生活環境に悪影響を与えたりする恐れがあるため注意しましょう。燻煙剤の使用は南京虫がほかの場所に移動してしまい、かえって被害が広がってしまう場合があるので控えてください。

殺虫剤が効かない種類も

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近年、殺虫剤に耐性をつけたベッドバグが増えています。一般で購入できる薬の効果が少ないほか、業務用のものにも耐性を持ったベッドバグが出現しているようです。薬剤を頻回使用すると健康被害にもつながるので、殺虫剤で効果が見られない場合は、見つけ出して物理的に退治するなど別の方法に切り替えましょう。

方法②高温で駆除する

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ベッドバグの発生は高温で対策できます。スチーマーを使って床や家具などに熱風を吹きかけて駆除しましょう。カーテンなど布製品は、熱湯に近い温度で洗濯をしたり、乾燥機の使用やアイロンがけで対策したりする方法もあります。ただし、素材によっては熱に耐えられず劣化してしまうものもありますので注意が必要です。

駆除の後始末のしかた

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南京虫を駆除したら、死骸や糞などの始末は掃除機で吸い取りましょう。ベッドのマットレスなどの布製品は、死骸や糞などがくっついてはがれにくいため、はがすように繰り返し掃除機のヘッドを動かしながら吸い込んでください。終わったら掃除機のなかで生存しないよう、洗えるパーツは洗剤で洗い、可能であれば熱湯で流しましょう。

方法③専門業者に依頼する

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個人の対策では限界があり、完全な駆除は難しいものがあります。南京虫の駆除については、専門業者に相談するのもひとつの方法です。市販されていない強力な殺虫剤などを使って徹底的に対策してもらえます。駆除後の定期的な点検をしてくれる業者もあります。

長期戦になる場合も

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ベッドバグの駆除は、一度すれば終わりではありません。冬など気温の低いときは、休眠している個体がいる場合もあります。ベッドバグは小さく見逃してしまったり別の部屋に逃げてしまったりする場合もあるので、継続的に状況を観察することが必要です。

自治体に相談できるところも

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自治体によっては南京虫などの害虫が発生した場合の相談窓口を設置しているところもあります。例えば横浜市では、各区の福祉保健センター生活衛生課で受け付けています。

ベッドバグ対策はお早めに

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ベッドバグの被害を防ぐには、まず持ち込まないことです。外から帰ったら、荷物の点検をしましょう。万が一刺されてしまったら、見つけ方や駆除の仕方を確認して、被害が広がる前に確実に対処してください。家のこまめな掃除やメンテナンスで、ベッドバグの隠れる場所をつくらないことも大切です。

みるふぃーゆ
ライター

みるふぃーゆ

みんなが笑顔になる記事がモットーの三児+1ワンの母です。調理師免許あり!

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