イサキのさばき方!皮の剥ぎ方・刺身の切り方や上手な保存方法を紹介!

イサキのさばき方!皮の剥ぎ方・刺身の切り方や上手な保存方法を紹介!

イサキは夏が旬の白身魚です。釣りでたくさん釣れることもありますし、小ぶりのイサキが安く出回ることもあります。イサキのさばき方のコツは、まず特徴を知ることです。イサキのさばき方や刺身の切り方に加えて、上手な保存方法もご紹介します。

記事の目次

  1. 1.イサキのさばき方を知りたい!
  2. 2.イサキのおろし方
  3. 3.柵(さく)の状態にする
  4. 4.刺身の切り方と盛り付け
  5. 5.イサキの保存方法
  6. 6.まとめ

刺身の切り方と盛り付け

イサキは、焼く、煮る、揚げるなどの食べ方もできますが、脂がのった刺身も美味です。刺身の切り方と盛り付けの仕方をご説明します。

刺身のつまを準備

刺身を切る前に、皿に刺身のつまを準備します。盛り付けの外枠を作っておくことで、出来上がりのイメージを描きやすくなるからです。画像では海藻と大葉、スダチを添えています。

刺身を切る

刺身を切るときは、皮目を下にして斜めに包丁を入れ、削ぐように切っていきます。皮目を上にして切る方もいるので、好みでやってみてください。

斜めに切り込んだ包丁の刃を、最後に立てて切り分けます。

すると、画像の包丁の先で示した角の部分に、山ができます。盛り付けたときに格好よく見えるかもしれません。

刺身の盛り付け

刺身の盛り付けは奇数枚が基本です。また、器の余白を生かすとセンス良く見えます。この画像では刺身3切れを二つ折りにした状態で重ねて盛り付けています。

折らずにずらしながら並べてもきれいです。

わさびを添える

最後にワサビを添えます。ワサビは時間の経過とともに辛味が飛んでしまうので、食べる直前に盛り付けましょう。

イサキの刺身の完成です。

イサキの保存方法

出典:写真AC

釣りがお好きな方は、イサキがたくさん釣れることもあるかもしれません。イサキはいろいろな食べ方が楽しめる魚ですから、できるだけ鮮度を保って保存したいものです。イサキの保存方法をご紹介します。

1尾を保存するとき

1尾を保存するときは、まずイサキのさばき方①~⑤を行います。特に、傷みやすい内臓と血をていねいに取り除くのがコツです。水洗いして水気を取ったら、尾を切り落とします。

ひれは雑菌が多い部位です。尻びれと背びれも根元で切り落とします。キッチンばさみなどを使うとよいでしょう。

キッチンペーパーを腹に詰めます。血合いの多い背骨の近くにしっかり密着させましょう。

全体もキッチンペーパーで包み、更にラップで包みます。0℃付近で保存するのが理想的です。氷で全体を覆ったり、冷蔵庫のチルドルームに保存すると鮮度が保てます。

半身を保存するとき

半身を保存する場合は、⑥の二枚におろした段階まで進めます。中骨がついているほうを、骨がついたままで保存しましょう。空気に触れると血合い部分が変色しやすいので、中骨で保護するためです。中骨がついた半身をペーパーで包み、更にラップで包んで、冷蔵庫のチルドルームで保存します。

まとめ

イサキの小ぶりなものは手ごろな値段で入手でき、小さくても味がよいことで知られています。刺身、焼く、煮る、揚げるなどさまざまな食べ方ができることも、人気の理由です。釣りをする方は、大漁に恵まれることがあるかもしれません。イサキを少しでも無駄なく美味しく食べるために、さばき方と保存方法をマスターしてみてはいかがでしょうか。

参考動画

本記事は銀座渡利様のYouTubeチャンネルを参考に執筆させていただきました。一流料理人の調理技術を学べます。よろしければご覧ください。

銀座渡利様のYouTubeチャンネルはこちら

銀座渡利様のYoutubeチャンネルはこちら
渡利と申します。当チャンネルをご訪問いただきありがとうございます。 動画に関して、もしわからないことなどございましたら、気軽にご質問ください。 【プロフィール】 ・銀座の鮨屋で働く現役の板前です。(ギリ昭和生まれ。) ・鮨や和食に関する情報を発信していければと思います。 ・(たまにご質問をいただくのですが、)現在...
jitsu
ライター

jitsu

薬科大学卒業後、食品や水の検査に携わっていました。ものづくりと読書が大好きで、家の中は手芸作品でいっぱい!いろいろな木の実を集めたり、植物の写真を撮影したりするのも趣味です。里山づくりに参加しており、放置竹林伐採作業や自然工作イベントのスタッフの経験があります。

関連記事

記事ランキング