七五三の段取りスケジュール
七五三の段取りは、その時期ごとにすることも多く、うっかり忘れてしまうこともあるでしょう。また間際になると予約が殺到し、思い通りのものが用意できないこともあります。当日慌てないためにも、早めに計画を立て、周りと情報を共有しながら進めていくことが必要です。
2、3カ月前~1カ月前
七五三をいつやるか決まったら、2、3カ月前くらいから準備をします。2、3カ月前にやることは、おもにリサーチと予約です。特に重要なのは、衣装決めと神社での祈祷の申し込みです。衣装は人気のものからなくなっていくので早めに目星をつけておきしょう。神社での祈祷は混雑のため予約制のところもあります。初穂料の金額も確認しておくと安心です。
2、3カ月前~1カ月前にやること
- 出席者の予定をあわせて、いつにするか日程を決める
- 予算を決める
- 和装か洋装か、レンタルか購入かなど衣装を決める
- お参りする神社、写真館、着付けやヘアメイクの美容室、料理屋などに問い合わせて詳細確認と予約をする
1カ月前~2週間前
1カ月~2週間前までで大切なのが、衣装や小物の最終チェックです。子どもは成長が早く、あまり早く丈をあわせてしまうと本番までに短くなってしまうことがあります。また7歳は和小物が多いので、きちんと揃っているかチェックしましょう。見落としがちなのが、足袋と草履です。サイズのチェックはもちろん、履き方の練習もしておくことをおすすめします。
1カ月前~2週間前にやること
- 衣装のサイズや小物の確認
- 写真撮影や送迎を親族に頼む場合は、依頼しておく
2週間前~前日
2週間~前日までは、当日の準備が主となります。当日手間取らないように、スケジュールや交通機関など頭の中でシミュレーションしておきましょう。早めに寝るなど規則正しい生活をして、体調を整えておくことも大切です。
2週間前~前日にやること
- 出席者の最終確認
- 当日のスケジュールの確認
- 当日の交通機関の確認
- 初穂料に使う新札やのし袋の用意
- 当日にかかる費用の準備
- 当日の持ち物の確認
- ビデオカメラなどの充電や予備バッテリーの充電
七五三を成功させるポイント
ポイント①疲れさせない
七五三の当日は、神社での祈祷や時間のかかる写真撮影、動きづらい着物など、いつもとは違うことが目白押しです。途中で子どもが泣いたりぐずったりして予定どおりに進まないこともあります。写真館を神社の提携のところにする、お参りとは別の日に写真撮影するプランを使うなど、予定を詰め込みすぎず余裕をもったスケジュールを組みましょう。
ポイント②持ち物に気を配る
当日の持ち物で、重宝するのが着替えです。着替えを一式持っていれば、着物が苦しくて嫌がったり、トイレに失敗してしまったりしたときにも対応できます。また履きなれた靴があれば、靴擦れしてしまった際さっと履き替えられ便利です。下の持ち物以外にも小さなおもちゃや絵本などがあれば、待ち時間も楽しくつぶせますよ。
七五三当日におすすめの持ち物
- 初穂料
- 洋服と靴下、はきなれた靴
- 飲み物やお菓子、軽食
- 防寒用のストール
- カメラやビデオカメラ
ポイント③トイレに注意
和装はもちろん、洋装でも心配なのはトイレです。子どもの場合、興奮や緊張すると、極端にトイレが近くなったり、行きそびれてしまったりすることがあります。子どもにこまめに声をかけるようにしましょう。またトイレの場所を調べておいたり、トイレが借りられるかチェックしたりしておくと安心です。
みんなで思い出に残る七五三を過ごそう
古くからの伝統行事である七五三は、本来数え年で3歳5歳7歳に行います。しかし、近年ではしきたりよりも各家庭のライフスタイルが重視される傾向があります。昔も今も、子どもの健康をお祝いし、幸せになってほしいという親心は変わりません。ぜひ、かわいらしい3歳、りりしい5歳、大人っぽい7歳の子どもの姿を記念に残してあげてくださいね。
出典:写真AC