ベッドをDIYしてみよう!
近年はフローリングの部屋が一般的になり、ライフスタイルの変化にともなって布団よりベッドを使う機会が増えています。引っ越しや模様替えをしたら、持っているベッドが部屋にあわなくなる、ということもあります。これらの転機でベッドを新しくしようと思っている方へおすすめなのが自作ベッドです。
自作ベッドのメリット
メリット①素材と作り方によっては安い
近年は木工DIYを楽しむ人が増え、ホームセンターで気軽に材料を揃えられます。材料に安価な素材やシンプルで簡単な作り方を選んで木製ベッドを手作りすれば、既製品を購入するより値段が安い場合があります。ものを作るまでに手順や方法を考えるのもDIYの楽しいところです。
メリット②サイズや質にこだわれる
自分のイメージにあう既製品のベッドがないなら、手作りのベッドでイメージを形にするという方法があります。部屋の間取りにあうベッドが見つからなくても、手作りのベッドなら部屋の雰囲気や広さにあわせられます。フレームの素材やマットレス、収納力にこだわって、自分だけのオリジナルベッドにできるのはDIYならではです。
メリット③持ち運び簡単なベッド台を作れる
セミダブル、ダブルもしくはキングサイズとなるとマットレスだけでも重く、1人でベッド台を移動させるのは大変です。手作りベッドならフレームを軽くして、分解を想定した作り方も可能です。持ち運びやすい木製ベッド台にするならベッド下の掃除が楽にできます。引っ越しや模様替えのときも自作ベッドなら簡単に分解できて便利です。
DIYベッドを作るための準備
準備①イメージを書き出す
どんなベッドを自作したいのか、イメージを書き出しましょう。マットレスはシングル、セミダブル、ダブル、キングなどサイズが決まっているため、それをもとに必要な木材の長さもメモします。方法や手順も考えて、工程や必要な道具をメモしておくとスムーズな作業が可能です。ベッド下に収納ボックスを入れるなら、収納ボックスの高さや幅も測っておきます。
準備②予算を立てる
材料や手順に必要な道具など、購入する必要のあるものは全て書き出し、予算を立てます。フレームだけを手作りし、マットレスは既存のものを使う場合と、マットレスも一緒に購入する場合では予算が大幅に変わります。木工は木材の質で値段が変わるため、こだわりと値段のバランスを考えましょう。木材に特にこだわりがなければ、ツーバイ、フォーバイ材が使いやすく、手頃な値段で入手可能です。
③買い物メモを作る
購入する材料をリストにします。材料が多いほど買い忘れが増えるため、材料をリストアップしたメモを持って買い物に行きましょう。買った木材を必要な長さに切ってくれるホームセンターもあります。また、工具やDIYのための部屋を貸し出してくれる店舗もあるため、近くの店舗の情報を事前に調べておきましょう。
DIY木製すのこベッドの作り方
ここでは、比較的簡単にチャレンジできる木製のすのこを使ったシングルサイズのベッドフレームの作り方を説明します。使う木材の寸法を大きくすれば、サイズを大きくアレンジできます。ダブルサイズやキングサイズなど、もう少し大きなフレームにする場合は補強剤を多めに入れたり、合板を使ったりすると強度が出るためおすすめです。
木製すのこベッドの材料と道具
ベッドの材料
枠組み | ツーバイフォー | 1080mm2本、1980mm2本 |
骨組み | ツーバイツー | 1980mm2本 |
土台 | ツーバイフォー | 250mm6本 |
すのこ | ワンバイフォー | 1000mm16本 |
木工用ねじ | 41mm、65mm | 41mm64本、65mm34本 |
木工用ねじって言ってもたくさん種類があるけど、どんなねじがいいのかな?
木材が割れにくく、下穴を開けなくても使えるスリムビスがおすすめだよ。
それならDIYに慣れていなくても使いやすそう!
使う道具
- 電動のこぎり
- 電動ドライバー
- 紙やすり
- ニス
- 木工用接着材
- シングルマットレス(参考サイズ縦1950mm横970mm)
- 軍手
木製すのこベッドのDIY手順
木材の準備
- 木材を必要な長さにカットする
- カットした部分にやすりをかける
- 必要に応じてニスを塗る
組み立て方法
木材の準備ができたら、いよいよ組み立てです。組み立て手順を挿絵と一緒に見ていきましょう。
出典:筆者撮影