空気清浄機の掃除回数は?
掃除する期間はどのくらい?
空気清浄機を販売しているメーカーでは、1ヶ月に1回のメンテナンスを推奨しています。形状により異なりますが、背面や下側にある吸じん口やパネルなどは1週間に一度は掃除機で埃を吸い取り、ペットがいるお宅や、家族の人数が多いなど人の出入りが多い場合は吸じん口に埃がたまりやすいので、1週間といわず目につくようでしたら都度、掃除機で吸い取りこまめにメンテナンスすることをおすすめします。
フィルター交換は必要?
脱臭フィルターや防カビユニットなど、ほとんどのメーカーでは5年に一度の交換を推奨しています。水洗いできない部品は長年使っていると、どんなにマメにお手入れしていても汚れが落ちにくくなっていき、ニオイも残りがちになります。なんかニオイが気になる、フィルターの汚れが目立ってきたら交換をおすすめします。取り替えるさいはメーカーの純正品を使いましょう。
加湿機能つきの加湿フィルターの場合
加湿機能つき空気清浄機の加湿フィルターは集じんフィルターよりも寿命が短いので2~3年の期間で交換することをおすすめします。洗っても水垢のかたまりが落ちにくくなってきた、フィルターが寄れてきたら替えどきです。フィルターはメーカーやAmazonでも取り扱いしているので、型番を確認してから取り寄せましょう。なお、生産終了になっているものなどはメーカーに直接問い合わせして、在庫があるかどうか確認してください。
空気清浄機の掃除に必要なもの
こちらでは空気清浄機の掃除方法について詳しく見ていきます。1か月に1回洗える部品は取り外して重曹やクエン酸で水洗いしましょう。ニオイが気になる場合や水垢が取れない場合は、粉末の弱アルカリ性洗剤を使うことをメーカーではおすすめしています。定期的にメンテナンスして清潔な空気清浄機を使用しましょう。
用意するアイテム
用意しておくと便利な主なアイテムは下記のとおりとなっています。お手入れのさいは埃が舞ったりするので、できればマスクや眼鏡を着用するとよいでしょう。アルコール類を使ったメンテナンス方法は製品の素材や部品を傷める原因になりかねないので控えましょう。メーカーによっては注意書きにて使用しないよう書かれています。
- 新聞紙
- 掃除機
- 雑巾
- ゴム手袋
- スポンジ
- 歯ブラシ
- クエン酸
- 重曹
- 弱アルカリ性洗剤(粉末)
重曹
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重曹は水に溶かすとアルカリ性になるので、ニオイのもとや軽い水垢を落としてくれる効果があります。水1Lあたりに重曹を約60g(大さじ4杯)を目安に溶かして使用します。冷水だと粒が残ってしまうので、ぬるま湯に溶かしてから使うようにしましょう。重曹は100均でも手に入るので常備しておくとほかの掃除にも使えて重宝します。
クエン酸
クエン酸は水に溶かすと酸性になるので、重曹で落しきれない汚れや、頑固な水垢のかたまりに効果があります。40℃以下のぬるま湯に1Lあたり約6g(大さじ1/3杯)を溶かして使用します。クエン酸も重曹と同じく100均で手に入ります。ポットや水筒を洗浄するさいに活用できるので、こちらも常備しておくとよいでしょう。
台所用合成洗剤(粉末)
頑固な水垢やフィルターのニオイ落としに効果的なのが花王の「マジックリン・粉末」などの弱アルカリ性洗剤です。食器洗い機用の台所用合成洗剤も使えます。排気口から出る空気のニオイが気になる場合はこれらの洗剤を水に溶かして30分くらいつけておくと効果的です。
オキシ漬けの酸素系漂白剤は使える?
近年、「オキシ漬け」として酸素系漂白剤を使うお手入れ方法がSNSなどで人気です。酸素系漂白剤の用途として、衣類の洗濯やエアコンフィルターの洗浄に効果があります。ただし、空気清浄機を販売しているメーカーの取扱説明書には使用しないよう注意書きされているものもあるので、指定以外のアルカリ性・酸性の洗剤や漂白剤は使用しないようにしましょう。
次の項目では空気清浄機のお掃除方法について説明しますね。
出典:写真AC