玄米カイロってどんなもの?
「おばあちゃんの知恵袋」の一つに玄米カイロというものがあります。このカイロは現代にも根付いており、いろいろな場面で使われることがあるようです。最近では、女性を中心に体の「冷え取り」としてホットパックのような使い方をしているようですね。また、子供に使わせても安全といったところから注目されています。では、玄米カイロとはどういったものか見ていきましょう。
玄米カイロとは
玄米カイロとは、玄米や米ぬかを使った温熱道具です。市販の使い捨てカイロは、鉄が空気に触れて酸化するときに発生する熱で体を温める道具として使いますが、この玄米カイロは蒸気の熱を利用して体を温めます。玄米カイロは家にあるものを使って体を温めることができるため、民間療法としても用いられています。「ぬかぽん」という商品名で販売されているものもあるので、雑貨店などで購入した経験を持つ方もいるのではないでしょうか。玄米カイロは「ぬかぽん」という商品が火付け役になったといっても過言ではありません。今では、ナチュラルショップやハンドメイドマーケットなどを中心に販売されていることもあります。
女性にうれしい冷え取りグッズ
玄米カイロは、玄米やぬかから発する蒸気の熱で体を温めてくれる仕組みです。蒸気でホットパックをすることで体の冷えている部分をピンポイントで温めてくれる効果があります。お腹や腰、つま先の冷えなどを全体的に温めることができるため、女性には嬉しいアイテムとなることでしょう。先述の「ぬかぽん」も体の冷え取りグッズとして紹介されることがあります。
玄米カイロが人気の理由
玄米カイロは秋から春先にかけて、人気のアイテムとなります。ぬかぽんのヒットでもわかる通り「じんわり優しい暖かさ」であることが第一の理由として挙げられます。また高温にはなりにくいため、お年寄りや小さな子供にも使えるといった点も人気の一つだといえるでしょう。また、手になじみやすい形や程よい重みが、「癒しアイテム」としても注目されているようですね。
エコの観点からもおすすめ
玄米カイロは、温めることで繰り返し使うことができます。また、食べ物でもある玄米といった身近にあるもので作られているため「エコグッズ」としても注目されています。材料はすべて食物由来ですので、子供にも安全に使わせることができます。手作りする場合は、使わない手ぬぐいや子供の着古した洋服などでぬか袋を作ることができます。ものを大事にする気持ちにつなげることができるといった点でもよいのではないでしょうか。
玄米カイロは食物由来の材料で作られているんですね。繰り返し使えるなんてお得だと思います!
小豆カイロとの違い
同様に冷え取りグッズの一つとして「小豆カイロ」というアイテムもあります。市販されている商品もあるので実際に愛用している人もいるかもしれませんね。小豆カイロと玄米カイロの違いは、単純に「中身と重さ」が異なるだけです。小豆カイロは内容物が小豆100%であることに対し、玄米カイロは玄米と米ぬか、塩などが含まれています。いずれもホットパックとして体を温めるために用いられます。繰り返し使える点や食物由来で作られていることは小豆カイロも玄米カイロも同じですね。
違いを知ると使い分けができる
小豆は豆の硬さと重みがダイレクトに感じられますが、玄米カイロは米ぬかが含まれている分、軽くてふっくらとした手触りです。小豆は粒が小さいので体の形に沿わせることができますが、肩全体を覆うことを考えると重くなってしまうことも。こうした違いを知って上手に使い分けをしてみるとよいでしょう。
次はいよいよ玄米カイロの作り方を紹介します!
なるほど!玄米カイロは体を温めてくれるグッズなんですね。