ブラウン管テレビを処分する費用
ブラウン管テレビを処分する方法がわかったところで、次は「処分にかかる費用」について、詳しくご説明していきましょう。
必要な費用は?
ブラウン管テレビを廃棄するために必要な基本的な費用は、以下の通りです。
- リサイクル料金
- 収集・運搬料金
- その他の費用(払い込み手数料など)
リサイクル料金とは?
リサイクル料金とは、使わなくなった家電製品の再利用のための解体や、フロンなどの有害物質の適正な処理作業に必要な費用を、排出者が負担する料金のことです。実際の料金は、メーカーや大きさなどによって違いますが、大まかな料金は下記の例を参考にしてください。
【リサイクル料金例】※別途消費税がかかります。
品 目 | 料金 | |
テレビ | ブラウン管(15型以下) | 1,200円~ |
ブラウン管(16型以上) | 2,200円~ | |
液晶・プラズマ(15型以下) | 1,700円~ | |
液晶・プラズマ(16型以上) | 2,700円~ |
上記のリサイクル料金は、あくまでも目安です。製品のメーカーやサイズなどによっても違いますので、詳しくは家電リサイクル券センターのホームページをご確認ください。
収集・運搬料金とは?
収集・運搬料金とは、家庭などから出るテレビなどのリサイクル品を収集し、指定引取場所まで運搬するためにかかる費用のことです。収集・運搬料金は処分を依頼する家電販売店などによって異なりますので、実際の金額はご依頼の家電販売店にご確認ください。
ブラウン管テレビを無料回収してもらう方法
ブラウン管テレビの処分方法をご案内してきましたが、いずれの方法も「リサイクル料金」や「収集・運搬料金」は必要となります。そこで、どうしても費用を抑えたい、または無料で処分したいという方のために、考えられる方法をご紹介します。
リユース会社を通して発展途上国に寄付する
ブラウン管テレビは、日本国内ではアナログ放送終了のため、リサイクルショップに買取を依頼しても断られることが多いようです。そこで、買取はできなくても、まだまだ使えるものであれば、捨てるのではなく、発展途上国に寄付する方法があります。再利用することが前提なので、リサイクル料金は不要ですが、回収料金または配送料が必要となります。
リユース会社とは?
リユースとは、使用済みのものを、そのままの状態でもう一度利用すること。リユース会社は、使わなくなった家電製品などを、再利用する目的で買取ったり、個人や会社にその製品を売ったり、海外にリユース製品を輸出などを行っています。また、日本国内ではもう使われない製品や一般家庭の不用品などを、個人に代わって発展途上国に寄付するボランティア活動を行っている会社もあります。
製品を寄付する手順
寄付するための大まかな手順は下記のとおりです。
- リユース会社のホームページのお問い合わせフォームか、電話にて連絡をする。
- テレビをしっかり梱包する(ブラウン管が割れないよう段ボールでしっかり保護しましょう)。
- 元払いで配送業者(クロネコヤマト、佐川急便)に集荷を依頼し、リユース会社宛てに送る。
ネットでほしい人を募集する
ネットの広告掲示板サイトを利用して「無料でお譲りします」と呼びかける方法があります。「ジモティー」や地域の掲示板サイトなどを利用する方法です。これは欲しい人がいればの話ですので、アナログテレビの場合は少し難しいかもしれませんが、ほしい人に無償で譲れます。費用は、欲しい人に取りに来てもらうシステムなので無料です。
まとめ
今回は、ブラウン管テレビの正しい処分方法をご紹介しました。昔のように不用なものは捨てるという時代は終わり、まだ使えるものはリユースやリサイクルして再利用する、そんな時代に変わってきています。限りある資源をリサイクルし、私たち一人一人が正しく捨てる・処分することが、地球のエコ活動にもつながるといえますね。
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出典:pixabay