お風呂で「正座」するとダイエットになる？やり方や効果をご紹介！

正座をするだけといっても、本当にそれだけでいいのか悩んでしまうのではないでしょうか。たしかに、いつもどおりのお風呂の入り方で正座をするだけでも効果はあるでしょう。しかし、浴槽にお湯をためるときの湯温や入浴手順に少し気を使えば、さらにダイエット効果を高められます。効率よく痩せるためにも、正しい手順を覚えておくのがおすすめです。

まず、浴槽にためるお湯の温度は38〜40℃程度にしましょう。湯船でお湯に浸かって体を温めることで代謝をよくできますが、温度を高くしすぎると肌の乾燥・かゆみなどの予期せぬトラブルが起きる原因となりますので注意してください。

1. 浴槽で膝立ちの状態になる
2. 左右の膝とかかとをなるべくしっかりとくっつける
3. 背筋を伸ばして腰を下ろし、正座をする
4. 3分間ほど正しい姿勢のまま正座を続ける

左右のかかとをしっかりとつけ、その上に体重を乗せることが大切です。正座をするとき、無意識に足を重ねる形で正座をしてしまう人もいるかもしれません。しかし、片方に体重が乗ってしまうことで均等にふくらはぎに圧力がかからず、ダイエット効果が薄れてしまう原因になります。また、片側にだけ余計な負荷がかかりますので、特に慣れるまでは常に意識しておきましょう。

もっとも大切なことは決して無理をしないことです。たしかに、痩せるためには我慢が必要なことがあるかもしれません。しかし、正座ダイエットで、つらいのにもかかわらずあまり無理して姿勢を保ち続けたりすると体に負担がかかりますので、つらくない範囲で正座を行いましょう。

特に体の一部に痛みが出る場合は、正座の姿勢が正しくないか、体の一部に不調が出ている可能性もありますので注意してください。はじめから3分できない人も、焦らずに少しずつ時間を伸ばしていけばよいでしょう。

正座に特につらさを感じないという方もいるかもしれません。その場合でも、長時間正座をし続けることは避けたほうがよいでしょう。長時間同じ姿勢を続けることで膝などに負担がかかるだけでなく、最悪の場合エコノミークラス症候群などを引き起こす可能性もあります。十分に注意するようにしてください。

正座をするときに、あまり細かいところまで意識したことがないという方がほとんどではないでしょうか。そんな方にとって、はじめて正しい姿勢や手順を意識して正座をすることは、少し面倒な印象を持たれるかもしれません。しかし、数回もすれば少しずつ慣れてきますし、継続すれば、意識せずともとても自然な流れでできるようになるので、ぜひ何度か続けてやってみてください。

まず、湯船に浸かってしっかりと体を温めることで、体全体の血流をよくしておきましょう。いわゆる準備運動のようなイメージです。正座をすると座高が高くなり、上半身までお湯に浸かって温まれなくなるので、先に全身を温めておくと、よりダイエット効果が期待できるでしょう。しっかり体を温めてから正座をするということが、効率よく痩せるためには大切です。

正座中に深呼吸や腹式呼吸をすることも有効です。しっかり酸素を取り込みながらリラックスすることを心がけましょう。

お風呂でお湯に浸かりながら正座をすると、浮力で、普通に正座するよりも楽に正座ができるようになりますが、それでも人によっては正座がむずかしい人や続けられない人もいるでしょう。そのような場合は浴槽のふちを掴んで、体を軽く浮かすイメージで正座をするというやり方もおすすめです。自分で負荷を調節しながら、まずは10秒くらいの短時間からはじめてみるといいでしょう。

お風呂に入る時間は夜寝る前がおすすめです。入浴して体を適度に温めることで睡眠の質がよくなり、まだ活動中の時間帯に入るよりもリラックスしやすく、効果的に体をほぐすこともできます。ただし、湯温が高いと、かえって入眠の妨げとなってしまう可能性があるので、正座ダイエットの適温である40℃までにしておきましょう。

お風呂で正座をするというとても簡単な方法で、さまざまなダイエット効果が期待できます。特に太ももやふくらはぎといった下半身が気になるという人におすすめのダイエット方法です。正座の正しい姿勢とやり方をマスターし、お風呂でリラックスしながら楽しく痩せることを目指しましょう。