規格住宅のメリットとデメリット
性格に長所や短所があるように、規格住宅にもよい部分、わるい部分があります。ここではその辺を注文住宅、建売り住宅と比較して、いくつかポイントであげてみました。ぜひ、家作りの参考にしてみてください。
規格住宅デメリット編
土地の形状に合わない事がある
もともとすでに譲り受けて持っている土地や、先に土地だけ買っていて建てる場合に、せっかく戸建ての規格のデザインがすごく気に入っていても大きすぎたり、土地の形状とあわなかったら建てれないです。ガレージつきの場合大きな外車やインチアップした車などはガレージサイズが合わない場合もあります。
間取り変更がきかない
リビングや子供部屋、脱衣所の広さや位置を変えたい、部屋をひとつ増やしたい勝手口がないのでつくってほしい、家事や炊事の動線をよくしたいと思っても、規格化されていている災害や空調などに対する設備の構造計算がくるうので、基本的には、変更はききません。
建具や壁紙など規格内でしか選べない
窓やドアや照明などはそれぞれで、別のメーカーのものを使いたい、壁紙を持ち込みたい、洗面台は自分で取り寄せて造作にしたり、タイルを張るので持込たい、キッチンやお風呂を違うメーカーまたは、持ち込みにしたいと思ってもハウスメーカーによっては大丈夫なところもありますが、基本的にはハウスメーカー内で仕入れしているものしか使用できない場合が多いです。
決まった規格から変更したい場合コストが上がる
照明や材質のグレードを上げたい、キッチンやトイレ、風呂のグレードを上げたい、ドアを増やしたい、天井を取り付けたい、クローゼットや収納を増やしたいなど変更が可能な箇所がありますが、規格内の予算からさらに上がります。
規格住宅メリット編
価格がわかりやすい
注文住宅は全て自由な間取りで作ることができる分価格がわかりずらく、いろいろと取り入れていると最終的に予算オーバーになることもありますが、規格住宅は間取りや設備仕様などベースがあらかじめ決まっているためおおよその予算検討がつきやすくおさえやすいです。
リーズナブルな値段で優秀な性能の住宅である
建売り住宅も値段をおさえていて、手が出せやすい予算で建てることができますが、規格住宅は、使う材質も品質がよく設備設計をしっかり計算して作られていて、機密性や耐震性などの性能もすぐれていてなおかつ、コストパフォーマンスがかなり充実しています。
選択肢がパッケージ化されているので難しく考える必要がない
部屋の間取りや生活においての動線や、機密性能や耐震性能の構造計算もしっかりベースが決まって考えられて作られているので、あまり深くむずかしく考えることなく、ハウスメーカーとの打ち合わせもスムーズに行いやすいです。早めに建てたい方にとっては、時短につながりやすいです。
工事納期が早いためすぐに住める
ユニット工法式でメーカーの工場内ですでにあらかじめ家のパーツ作りをしており、組み立て式なので短期間で早く建てることができるため、生活雑貨や新しい家具を買いに行く目途も立てやすいし、引越しの準備がしやすいです。
出展:筆者撮影