キッチン収納のDIY④キッチンカウンター
もともとスペースが狭く食器棚などの収納スペースが少ない台所は、キッチンカウンターを手作りしてしまうことで調理がしやすくなる上、収納場所も増えるので一石二鳥です。キッチンカウンターはレンジ台にしたり家電製品を並べたりするのにも便利ですし、作り方によっては食器を並べるシェルフや目隠しのようにも使えます。
キッチンカウンターの特長
キッチンカウンターの役目は、作業台として台所で調理の幅を広げるだけではありません。キッチンとダイニングとの仕切りや目隠しとしてや調理後に食事をするスペースとして、さらには家電製品やごみ箱などの収納場所としてや、食器棚としても機能します。自作のキッチンカウンターは抵コストで簡単に完成するので、手作りで好みのものに仕上げるのもおすすめです。
キッチンの目隠し収納をDIY
部屋の仕切りや台所の目隠しとして機能をさせたいのであれば、キッチンカウンターをレンジ台のように使用したりシェルフを乗せたりして目隠し収納にするのがおすすめです。また、キッチンカウンターに乗せたシェルフの前面やキッチンに配置したディアウォール上に有効ボードやワイヤーネットを固定すれば、吊り下げ収納をしながら目隠しができます。
DIYの材料
キッチンカウンターは、壁面収納と同じようにディアウォールに棚を設置したり、既製品の棚などを使用したりする方法だと簡単に自作ができます。ディアウォールを使用して自作をする場合、壁面に棚を付けるのと同じ材料を参考にされてください。また、ディアウォールで自作したキッチンカウンターの柱には、パンチングボードなどを取り付けるとさらに便利になりますよ。
カラーボックスなどを使用して自作
・同じ高さのカラーボックスや棚2台(ダイニングテーブルくらいの高さのもの)
・カウンターにしたい大きさのベニヤ板1枚(縦幅はカラーボックスや棚の上部の縦幅と揃えるのがベストです)
※家電製品など高さのあるものを収納する場合、それなりの高さや奥行きがある棚で手作りをされてください。
キッチンカウンターの作り方
ここからはキッチンカウンターを簡単に自作する方法を2つご紹介しますが、レンジ台として使用したり家電製品などの重さがあるものをたくさん置いたりしたいのであれば、カラーボックスなどの棚を使用する方法で自作をしましょう。ディアウォールに棚を取り付ける作り方は、倒れる危険性などを考えると、レンジ台としてや家電製品を置いての使用には不向きです。
ディアウォールでの作り方
ディアウォールを使用して手作りする場合、壁面収納と作り方が違う点は2本の柱をキッチンの前に設置するところです。棚板は台所と同じ高さに取り付け、収納を増やしたい場合はその下にも棚を取り付ければ完成です。床から板までの高さを開けて、ローラー付きのごみ箱やシェルフなどをはめ込むのもおすすめですし、重い家電製品もシェルフの上になら収納が可能ですよ。
棚2台での作り方
棚2台を使用する場合、2台の棚の端と端がカウンターになる板の横幅の長さの間隔分を離して設置し、その上にカウンターの板を乗せれば完成です。レンジ台にする場合は、棚に板が乗っている部分にレンジを置いたり、重さのある家電製品は棚の中に収納したりして安定させましょう。棚には家電製品を収納する他、そのまま食器棚として使用するのもおすすめです。木材の棚ならば側面にネジ型フックを付けて壁面収納にすることも可能ですよ。
まとめ
今回はたくさんあるキッチンの家電製品や食器類などを、見せる方法と見せない方法ですっきりきれいに収納するアイデアや、台所の食器棚となるようなお役立ちアイテムの簡単な作り方をご紹介しました。上手な台所の収納には、取りやすく、見やすく、スペースを無駄にしないことがポイントです。自作アイテムや壁面の使用で居心地のよい台所を手作りして、料理の時間もわくわくしちゃいましょうね。
出典:筆者撮影