自作焚き火でキャンプがしたい!
キャンプになくてはならない焚き火台。調理や明かりはもちろんのこと、焚き火を眺めればリラックスして時間が経つのも忘れてしまいます。直火禁止のキャンプ場が多いので、焚き火台の携帯は必須です。
焚き火台を自作してみませんか
アウトドア用品メーカーから出ている焚き火台は値が張るものもあるので、使い勝手がいいように自作したり市販のものに手を加えたりして楽しんでいるアウトドア達人も多いです。ここでは、100均で売っているもので作れるものから本格的な焚き火台まで、自作の焚き火台を紹介します。
自作焚き火台に適した材料
それでは、焚き火台に適した材料にはどんなものがあるか見ていきましょう。焚き火をする、ということで、「火に強い」ことが最優先の条件です。焚き火の温度は、だいたい1300℃位だといわれています。
火に強い素材とは
素材①鉄
鉄は身近な金属の中でも融点が高く(1500℃位)、加工しやすく手に入りやすい材料です。ただ、湿度によってさびが進みやすいのでお手入れに手間がかかったり、保存に気を使ったりしなければなりません。
素材②ステンレス
鉄と同様融点が高く(1400℃位)、キッチン用品など身近なものに使われる素材です。丈夫でさびにくく軽いので、持ち運びにも便利です。市販のキャンプ道具はステンレスのものが多いです。ただ、加工がしにくく、切り口も鋭利になるので取り扱いに注意が必要です。
素材③チタン
チタンも同様に融点が高く(1600℃位)、とても軽くて持ち運びも楽です。腕時計やゴルフクラブ、アクセサリーなどに使われており、チタンが素材のキャンプギアはかなり高価なものが多いです。そのため、自分で加工することはかなり勇気の必要な金属ではないでしょうか。
火に弱い金属もある
素材①アルミ
金属でステンレスと色も似ているので火に強いと思われがちですが、融点が低く(660℃)火にかけると溶けてしまいます。アルミホイルのように軽くて加工はしやすいので、直火にかけるのではなく鉄板に敷いて汚れを軽減したり、食品を包んでおいたりしてキャンプに欠かせない素材です。
素材②銅
熱伝導率がよいので鍋に使われる素材ですが、こちらも融点が低い(1000℃位)です。緑青(ろくしょう)は銅が酸化してできるさびの一種ですが、無害であるばかりか、腐食を防いだり抗菌作用があるので水道管にも使われます。
素材③その他の素材
ブリキやトタンは、鉄に亜鉛やスズをかぶせたものです。鉄自体は熱に強いですが、亜鉛やスズの融点が低いので溶けてしまい、焚き火には使えません。このように、自作焚き火台を作るには素材の選定が必要不可欠です。