ヒートエクスチェンジャーとは?特徴やメリット・デメリットを紹介!

ヒートエクスチェンジャーとは?特徴やメリット・デメリットを紹介!

環境の影響を受けづらいヒートエクスチェンジャー付きのクッカーでの料理は、キャンプやツーリングなど体が冷えたときの食事にぴったりです。今回は、そんなヒートエクスチェンジャーやジェットボイルをはじめとしたおすすめメーカーをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ヒートエクスチェンジャーって?
  3. 3.ヒートエクスチェンジャーのおすすめメーカー4選
  4. 4.まとめ

はじめに

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キャンプやツーリング、山登りなどアウトドアでの料理は、普段と食事とは一味違う雰囲気の中で非日常を味わえるため、近年大変人気があります。そんなときに便利なのがクッカー(コッヘル)です。今回は、クッカーの中でも使い勝手がよく人気がある「ヒートエクスチェンジャー」についてご紹介します。

キャンプに必須なクッカー

アウトドアでも暖かい食事がとれる!

Photo by imgdive

キャンプで必要なアウトドア用品のひとつにクッカーがあります。クッカーは、バーナーでアウトドア料理を作るための鍋や器のことです。クッカーには、フライパンのような浅型や茹でるための深型だけでなく、サイズや材質など、さまざまな特徴があります。中でも、「ヒートエクスチェンジャー」があるクッカーは大変人気が高いです。

ヒートエクスチェンジャーって?

ヒートエクスチェンジャーの特徴

熱効率が格段によくなる!

引用:写真AC

ヒートエクスチャンジャーは、クッカーの底や横にじゃばらになった金属をつけることにより、表面積を多くして熱伝導率を上げる機能です。また、バーナーの火を囲むように設置されていることで、火が無駄に横に広がることが少なくなり、ダイレクトにクッカーに伝わるため、さらに温まりやすくなっています。

ヒートエクスチェンジャーのメリット

①熱効率がいい

ヒートエクスチェンジャーの役割は、熱効率を上げ、お湯を沸きやすくすることです。ヒートエクスチェンジャーなしのクッカーの熱効率は多くても40%前後ですが、ヒートエクスチェンジャーありのクッカーは80%前後と高く、約2/3程度の時間と燃料でお湯を沸かせます。燃料がたくさんいらない分、荷物も減らせますので、山登りなどでは大変重宝します。

②天候に強い

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先ほどお話しした優れた熱伝導により、冬場の寒い中や山頂付近など気温が極端に低い場所でも、温度が上がりづらいなどの影響を受けづらく、安心して料理が出来ます。また、ヒートエクスチェンジャーの炎を囲むような構造により、風が強い日や山頂付近の強風でも火が消えづらくなっています。

ヒートエクスチェンジャーのデメリット

①一酸化炭素中毒の危険性がある

フリー写真素材ぱくたそ

ヒートエクスチェンジャーを使用したときの一番のデメリットは、一酸化炭素中毒を起こす危険性です。普通、物を燃やすと二酸化炭素は排出されますが、ヒートエクスチェンジャーは気密性が高いため、周囲の酸素濃度が低くなりやすく、一酸化炭素が排出されやすくなります。テント内や屋内での使用は推奨されていないので使用してはいけません。

②価格が高い

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ヒートエクスチェンジャーの付いているものは、ついていないものよりに比べると値段が数千円高くなっています。また、専用のバーナーやガスを使わなくてはならないため、場合によっては一式買い替える必要があります。そしてヒートエクスチェンジャーつきのものはサイズが大きいものが多く、その分値段も高い傾向にあります。

③かさばる

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かさばりやすいのもヒートエクスチェンジャーのデメリットです。クッカー自体の容量が多いのに加え、ヒートエクスチェンジャーが付いている分、かさばりやすいです。また、重ねがきかないものが多いので、お湯を沸かすだけでなく、いろいろな調理をしたいときにも荷物が多くなってしまいます。

ヒートエクスチェンジャーのおすすめメーカー4選

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

ヒートエクスチェンジャーは、さまざまなアウトドアメーカーがいろいろな商品を出しています。各メーカーごとにさまざまな特色があり、使いやすさも使用方法も違っています。ここではヒートエクスチェンジャーを語るうえで外せない、有名なアウトドアメーカー4社をご紹介します。

①JETBOIL(ジェットボイル)

ヒートエクスチェンジャー付きクッカーといえばこれ

出典:JET BOIL

ジェットボイルはまだ歴史の浅いアウトドアメーカーですが、アウトドアが趣味の方ならご存じの方も多いでしょう。クッカーとバーナーを一体化させることで、「瞬間湯沸かし器」ともいわれる驚きの熱効率を実現しました。カップ型のクッカーだけでなくフライパンや広口なべ、コーヒープレスまでオプションも幅広く揃っています。

②DUG(ダグ)

傷つきにくく使いやすい

引用:DUG

アルミ製のクッカーは軽く、熱伝導もいいため、クッカーとしては一般的な素材ですが、傷つきやすく、耐摩耗性に不安がありました。こちらの商品はハードアノダイズド加工(硬質アルマイト加工)が施されているため、耐摩耗性が向上しています。ヒートエクスチェンジャー機能があるにもかかわらず、価格も手ごろなため、大変人気があります。

③Fire-Maple(ファイアメープル)

お手頃価格で手に入る

引用:fire-maple.jp

先ほどのDUGと同じハードアノダイズド加工(硬質アルマイト加工)のアルミで作られています。そして、驚くべきはその値段!なんと他のクッカーの半額程度で購入することが可能です。ファイアメイプルは、先ほどのジェットボイルやダグの製品を制作している中国のアウトドア用調理器具メーカーです。安くてもその品質は折り紙付きです。

④MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)

いろいろなクッカーに使用可能

Photo by yoppy

画像が載せられなくて残念ですが、こちらのヒートエクスチェンジャーは、じゃばらの帯をクッカーに巻き付けて使う変わったタイプです。直径17mm~18mmのクッカーに使え、鍋横に熱を伝えます。サイズさえ合えば、今まで使っていた手持ちのクッカーやバーナーを使えます。わざわざ買い替える必要がないのは嬉しいですね。

まとめ

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

ヒートエクスチェンジャーは熱効率をあげることで、よりスピーディーに、より快適に、またより安全に、暖かく美味しい料理が楽しめます。気温が低い場合や強風の中など環境に左右されにくいのもいいところです。ぜひ、ヒートエクスチェンジャーをつかって楽しいアウトドアライフを過ごしてくださいね。

akisakura1
ライター

akisakura1

下の子の入園を機にライターをはじめた2児の母です。 食事や育児・雑貨など生活にまつわるものが大好きです。

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