ベーコンの安全な食べ方
ご紹介した健康被害は、ベーコンに限らず、牛、豚、鳥などどの食肉でも当てはまることです。きちんと対処さえしていれば、生のベーコンも大丈夫です。ベーコンを安全に食べるためにはどうしたらいいのでしょうか。ここでは、ベーコンを調理するときに大切な3つの対策についてお話しします。
新鮮なものを選ぶ
ベーコンを食べるときはなるべく新しいものを選びましょう。消費期限のみを気にするのではなく、腐ったような匂いがしていないか、緑色や黒ずむなど変色していないか、触ったときに変な粘り気がないかをきちんと確認しましょう。また、開封した後は日持ちがしないので3、4日程度で食べ切るようにしてくださいね。
新鮮なものを選ぶポイント
- 腐った臭いや酸っぱいなど、異臭がしない
- 緑色やくすんでいるなど、変色していない
- 触ったときにねばねばするような粘り気がない
調理のときも清潔に
料理をする人の手や調理器具から菌が繁殖する場合があります。調理をする前や生肉を触った後はしっかり手を洗い、消毒液などできちんと除菌するようにしましょう。また、調理器具やまな板、食器用スポンジ、布巾にも菌がついている可能性があります。洗って、熱湯やアルコールでしっかり殺菌することで食中毒を予防できますよ。
清潔にたもつポイント
- 調理前や生肉を触った後は、手洗いやアルコール除菌をする
- 調理器具もしっかり洗い、アルコール除菌や煮沸消毒をする
生食できないものはしっかり火を通す
ほとんどの細菌や寄生虫は熱を加えると死滅します。そのため、火を通せば食中毒の危険性は減りますよ。強火にすると焦げてしまうことが多いので、弱火から中火で返しながらゆっくり焼くとカリカリベーコンにできます。また、電子レンジやオーブンで火を通すと、お手軽で洗い物も少なくて済みますよ。
しっかり火を通すポイント
- 弱火から中火でじっくり焼く
- 電子レンジやオーブンを使って火を通す
生のベーコンも美味しく食べよう!
様々な食べ方ができるベーコン。ハムのように、封を開けてそのままでも食べられます。しかし、海外産のものには加熱しなければならないものもあるので、気をつける必要があります。また、そのままベーコンを食べる際にはしっかり食中毒対策をすることで、そのリスクを減らせます。管理を徹底して美味しく安全なベーコンを食べましょう。
出典:写真AC