手作りベーコンの作り方③手順
手作りベーコン、工程が多く、それぞれに時間はかかりますが手順は簡単です。手作りベーコンの作り方を紹介します。
作る前の準備
手作りベーコンには保存料が入っていないので、雑菌が繁殖しないように手や使う道具は全てアルコールスプレーなどで消毒してから使うようにしてください。
下ごしらえをする
ソミュール液に漬ける前にちょっとしたひと手間を豚バラ肉に加えることで、おいしいベーコンを作れます。下ごしらえの方法を紹介します。
スパイスなどの下ごしらえ
香味野菜とスパイスを加える場合は、玉ねぎ、にんにくは薄切りにします。カルダモンは香りが立つように、粒を取り出して軽く潰しておきます。
豚バラ肉の下ごしらえ
豚バラ肉にフォークで刺してソミュール液が中まで浸透するようにします。この時、均等になるように無数の穴を作るようにしてください。後の工程で保存袋に入れるので、保存袋の大きさに入らないようなら入る大きさに切るようにしましょう。
豚バラ肉にスパイスを擦り込む
スパイスを使ったベーコンを作るときは、豚バラ肉に、カルダモン、シナモン、黒コショウ、ナツメグを擦り込みます。豚バラ肉に直接スパイスを擦り込むことで、肉にスパイスの香りをなじませられます。
ソミュール液に豚バラ肉を漬け置きする
ベーコンは『ソミュール液』といわれる、水に塩と砂糖を溶かした塩水で塩漬けします。ソミュール液の作り方を紹介します。
ソミュール液を作る
鍋に水、塩、砂糖、ローリエを入れて火にかけます。塩と砂糖が完全に溶けたら火を止めてしっかりと冷ましてください。
豚バラ肉を漬け置きする
ジッパー付きの保存袋に豚バラ肉を入れて、よく冷ましたソミュール液、薄切りにした玉ねぎ、にんにく、しょうゆ、みりん、クローブ、ローズマリーを入れます。このときストローで中の空気を吸い出すと、豚バラ肉にしっかりとソミュール液が浸せます。冷蔵庫で5日間漬け置きしてください。何回か上下ひっくり返すと、全体的に味が染みわたります。
塩抜きをする
ソミュール液には、75gもの塩が入っています。いわば豚バラ肉は塩漬け状態なのです。塩抜きをしっかりしてちょうどよい塩加減にしましょう。
塩抜きの方法
水を張ったボウルに、漬け置きした豚バラ肉を入れて冷蔵庫で3~5時間放置して塩抜きをします。途中、何回か水を入れ替えるとよいですよ。
塩抜きのポイント
塩抜きのポイントは味見です。水で流したあと、少し切って焼いて味見をしてください。少し塩気が薄く感じたら塩抜き完了の合図です。まだ濃いと感じたら、再度水に漬けて塩抜きをしてください。
一晩乾燥させる
塩抜きが完了したら、さっと水で軽く洗ってキッチンペーパーでしっかりと水気を切ってください。バットに乗せてラップをかけず冷蔵庫で一晩乾燥させます。干しネットがあればネットに入れて一晩乾燥させてもよいですよ。
スモークする
深型のフライパンにクシャクシャさせたアルミホイル、その上にスモーク用チップひとにぎり、金網を乗せます。金網の上に豚バラ肉を乗せて、蓋をして約50分燻製させます。途中で何回かひっくり返してください。豚バラ肉の色が茶色く色づいたら手作りベーコンの完成です。
手作りベーコンの作り方④食べ方
手作りベーコンのおいしい食べ方はやはり、そのまま焼いて食べるのが一番です。厚めに切ってフライパンで焼きます。シンプルですが、これがベーコンそのものの味を感じられる調理方法です。焼くときは、油を引かなくても大丈夫です。ベーコンから脂が出るので、ベーコンの脂で焼きましょう。焼いた後の脂で野菜を炒めると、ベーコンの風味が野菜に移っておいしくソテーできますよ。
まとめ
手作りベーコンの作り方を紹介しました。時間はとてもかかりますが、添加物を使っていないので安心ですし、分厚く贅沢に切って食べられますよ。塩漬けされているので、しっかり塩抜きしないとなりませんが、下準備しておけばバーベキューやキャンプで楽しめます。ぜひ、チャレンジしてみてください。
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出典:写真AC