ガスコンロの掃除のコツ
コツ①つけおきをする
スポンジに台所用洗剤をつけてこすり洗いをしても汚れが落ちない場合、重曹水にガスコンロの部品を入れてつけおき洗いをしましょう。汚れの度合いによってつけおきする時間を長くします。つけおき洗いをすると強くこする必要がないため、部品を傷つけずかんたんに落とせます。
トッププレートもつけおき洗いができる
トッププレートに頑固な汚れがこびりついている場合も、つけおき洗いができます。重曹と水を3:1の割合で混ぜあわせてペースト状にし、汚れに塗りましょう。塗った箇所にラップを貼りつけ、30分~40分放置します。汚れが浮き上がってきたら雑巾で重曹ペーストを丁寧にふきとり、台所用洗剤をつけたスポンジでこすり洗いをしましょう。
コツ②汚れにあわせて掃除する
ガスコンロの汚れには大きく分けて油汚れ、焦げ付き、サビの3つの種類があります。それぞれの汚れに応じた洗い方をし、汚れ具合によっても掃除方法を変えていきましょう。
油汚れ
軽い油汚れはスポンジと台所用洗剤、ぬるま湯を使えばきれいに落ちます。落ちづらい場合は重曹水をつけた雑巾でふきとりましょう。こびりついた油汚れには重曹ペーストなどを使い、つけおき洗いをします。重曹ペーストでも落ちない場合は、酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダを使いましょう。
焦げ付き
軽い焦げ付きの汚れは、メラミンスポンジや雑巾などでこすり洗いをすれば落ちます。こびりついた焦げ付きは重曹水でつけおき洗いをし、浮かせてからこすり洗いをしましょう。
サビ
五徳は鍋やフライパンを乗せることから、ツメの部分の塗装がはげやすくサビが発生する場合があります。ツメ部分がサビると鍋やフライパンに色移りすることがあるため、クレンザーなどで磨きサビを落としましょう。汁受け皿やトッププレートにサビがある場合は、アルカリ性の洗剤を使いサビが広がらないようにします。
コツ③材質にあわせて掃除する
ガスコンロを掃除する場合、トッププレートの材質にあわせないと傷つけてしまう可能性があります。あらかじめ説明書などを見て、材質を確認しましょう。
主に4つの材質がある
テンプレートの材質は主にホーロー、フッ素、ガラスコート、ガラストップの4つの種類です。ホーローやフッ素は表面のガラス質にヒビが入るとサビの原因になるため、傷つけないように柔らかい素材で掃除しましょう。ガラストップやガラスコートは強くこすると傷がついてしまいます。しつこい汚れにはガラストップ専用のクリーナーでこすり洗いをしましょう。
ガスレンジも掃除方法は同じ
ガスレンジは、ガスコンロとグリルの下にオーブンレンジが備え付けられている種類です。ガスレンジの場合も掃除方法は同じで、部品をはずしてトッププレートを掃除しましょう。ガス周りの掃除が終わったら、グリルやオーブンレンジ内をきれいに拭きます。
ガスコンロの掃除におすすめの洗剤
台所用洗剤や重曹では落とせなかった汚れには、さらに効果のある洗剤で対処しましょう。どうしても落ちない場合に活用すればかんたんに汚れを落とせます。
洗剤①セスキ炭酸ソーダ
重曹でもガス周りの汚れが落ちない場合は、セスキ炭酸ソーダを使いましょう。セスキ炭酸ソーダは、重曹の約8~10倍の洗浄効果があるといわれています。セスキ炭酸ソーダを水に溶かしスプレー容器に入れて、キッチンペーパーに吹きつけます。濡らしたキッチンペーパーを汚れの箇所に貼りつけましょう。1時間ほど放置したら汚れをふきとります。
洗剤②アルカリ性洗剤
アルカリ性洗剤は焦げ付きや油汚れに効果があり、重曹でつけおきしても落ちない場合に使いましょう。メラミンスポンジにアルカリ性洗剤をつけ、気になる箇所をこすり洗いします。
コツ③クレンザー
クレンザーはサビ落としに効果的です。スポンジや布巾にクレンザーをつけ、サビの箇所だけをこすり洗いします。クレンザーには研磨剤が入っているため、塗装した箇所をこすらないように気をつけましょう。サビの色が落ちてきたら、アルカリ性洗剤でこすり洗いをし、よくすすいだら乾燥させます。
洗剤④酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムともいい、水に溶かすと発泡し落ちにくい焦げ付きや油汚れを落とします。ぬるま湯に大さじ2~3杯入れて溶かし、五徳や汁受け皿などの部品をつけおき洗いしましょう。
酸素系漂白剤を使用する場合、ステンレス以外の金属は変色してしまうため気をつけましょう。
ガスコンロを汚さない予防方法
ガスコンロは調理のたびに掃除すれば汚れをため込まず、かんたんに落とせるため掃除も楽になります。頑固な汚れにならないように予防しましょう。
予防方法①使い終わったらすぐふく
揚げ物や炒めもので油が飛び散った場合、調理終了後のトッププレートが熱いうちにふきとりましょう。熱い状態のガスコンロは汚れがかんたんに取り除けるため、雑巾でふくだけで汚れを落とせます。
予防方法②ふきこぼさない
ふきこぼしは焦げ付きの原因になるため、調理中にふきこぼさないように注意しましょう。火加減に気をつけ、目を離さないようにし、離れる場合は弱火にするなど工夫します。ふきこぼしたら調理後にすぐふきとりましょう。
ひと工夫でガスコンロが清潔に
ガスコンロは毎日使うため、汚れもたまりやすく定期的に掃除しなければ汚れを落とすのも難しくなります。掃除の頻度が増えれば汚れを落とすのもかんたんになるため、週に1回は掃除し、きれいなガスコンロを保ちましょう。
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重曹ペーストはきれいにふきとらないと、トッププレートに白く残る場合があるので、何度か繰り返しふきとりましょう。