お風呂のカビを除去するポイント
お風呂場のカビの取り方はどんな方法でおこなっていますか?カビが発生した部分にただスプレーやジェルを吹きかけていませんか?カビ取り洗剤などの使用方法を間違うとせっかくのカビ取り成分が無駄になったり、かえってカビが落ちないことがあるのです。頑固なカビを除去する方法は、どんなことがポイントとなるのでしょうか。
カビ取り剤は汚れを除去してから使う
昨日からカビキラーでお風呂掃除しているが、なかなか黒いカビが消えない。ふと、事前にガビ以外の汚れを落として乾燥させておくという準備を怠っていたことを思い出した。ああ、明日はまずそれをやろう。
— 宮崎 雄策 (@sutara_lumpur) July 13, 2017
お風呂場は目にはなかなか見えにくいですが、毎日使っているうちに湯垢や石鹸カスなどの汚れが溜まってきます。あらかじめそれらの汚れを洗剤で落としておくと、カビ取り剤の効果を最大限に発揮してカビを落とすことができます。
カビ取り剤は乾いた状態で使う
カビを落とす前に、洗剤などで汚れを除去したら、水分は拭き取るか乾燥させた状態でカビ取り剤を使用し落としましょう。水分が混ざるとカビを落とす効果が半減してカビが取れない場合があります。
カビ取り剤はラップなどでパックして浸透させて除去する
週末台風近づくのに
— つくし☆彡 (@MEMORI0285) October 9, 2019
親戚泊まりに行くから💦
貴重な晴れ間に
布団干して 掃除しないと
(〃´o`)フゥ…
お風呂のカビ取れてるかな?
早朝からカビキラーかけて
ペーパーとラップで
カビキラー浸透させてる!
カビは こすると更に根を張る
って言うからね(⌒^⌒)b
カビは「菌糸」という根を伸ばして繁殖しますので、その根を断つためにはカビ取り剤をしっかり浸透させる必要があります。カビが生えている箇所にカビ取り剤を散布したら、キッチンペーパーとラップでパックしてしばらく放置します。壁などや蛇口などカビ取り剤の液体が流れやすい場所にこのラップを使う方法はおすすめです。
なるほど!ラップはちょっと手間かもしれないけど、落ちない頑固なカビが落とせるならやってみる価値はありそう!
お風呂の部分別カビを除去するポイント
カビ取りしたい場所の材質などにもよりますが、カビ取りのやり方や使う道具は変わります。いろいろやり方はありますが、安全で効果的にカビ取りができる方法をご紹介します。
床のカビの落とし方
お風呂の黒ずみは黒カビじゃない場合もあるんだね!取り方も特殊な方法があるのかな?
あ、そもそも汚れに合ってない洗剤を使っても効果はないから注意してね(笑)
— なかちゃん@クリンシア代表 (@koujinakadozono) May 15, 2019
油や、皮脂汚れはアルカリ性
トイレやお風呂は酸性洗剤
カビなどは塩素系や酸素系漂白剤
家の中のほとんどの汚れはアルカリ性洗剤で落ちるのでまずはそれを試してみてねん。
お風呂の床は身体を洗って落としたときの汚れなどが直接かかる場所なので、黒ずみでもカビではない場合があります。カビに見える黒ずみは、湯垢や石鹸カスの汚れの場合もありますので、まずその汚れをアルカリ性の洗剤を使って落とすのがおすすめです。
重曹の激落ちくん 粉末タイプ 600g
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まずは汚れを落としてからだよね!塩素は知ってるけど、浴槽用の洗剤でもアルカリ性の洗剤って意外とあるんだね。
それでも落ちない頑固なカビ退治には、塩素系のカビ取り剤が効果的です。カビの取り方としてはスプレータイプをカビに直接吹きかけて15分程度放置します。檜などの木の床は2倍程度に薄めて使用します。木肌が傷みやすいので頻繁にはしないようにしましょう。
タイル壁の目地・ドアのゴムパッキンのカビの落とし方
出ました!最初の難所、目地・ゴムパッキンだね。ゴムっぽい素材に生えた黒カビって、なかなか取れないんだよね…。
樹脂系パネルの壁でしたら床と同じようにマジックリンなどの洗剤でカビも落ちますが、タイルの目地やドアのゴムパッキンのカビはなかなか落ちにくいもの。ジェルタイプだとカビ取り剤がカビに密着しやすいです。10分程度放置して、シャワーで洗い流しましょう。落ちにくい場合はジェルをラップでパックしたり、歯ブラシなどでこすってみましょう。
排水溝のカビの落とし方
排水溝も髪の毛とかヌメりがあるけど、やっぱりカビ取りする前に手で取らなきゃだめ?極力ラクにできる取り方教えて!
強力カビハイター 排水口スッキリ 120g
参考価格: 306円
お風呂の排水溝は、髪の毛や皮脂、石鹸カスなどありとあらゆる汚れが流れ込む場所なので、非常に汚れやすい場所です。掃除するにも髪の毛や汚れを手で取り除くのも躊躇してしまいますよね。
泡タイプのカビハイターは髪の毛まで溶かしてしまうと口コミでも評判の商品です。粉末に200mlの水をかければ発泡するので、そのまま30分放置してシャワーで流せば落ちないカビはもちろんヌメりや臭いまで除去してくれます。
天井のカビの落とし方
天井にカビ取りスプレーかけて掃除してたら、スプレー浴びて服がまだら模様になってた…。
天井は手が届きにくいので、カビの取り方としてはフロアワイパーにカビ取り剤をつけて使いましょう。スプレーを天井に向かって吹き付けるのはカビ取り剤が下に降ってきてしまうのでやめてください。
レインコートを着るなど万が一カビ取り剤が落ちてきても大丈夫なような服装で作業しましょう。ゴーグルやマスクも忘れずに。カビ取り剤を塗って20分程度放置したらシャワーで洗い流して水滴をワイパーで拭き取りましょう。脚立などに乗ったら落ちないように気をつけてください。
キッチンハイターと片栗粉でお風呂場掃除するのが先日バズってましたが、個人的には100均のペンキ用ローラーと泡が出るカビキラーが最強。
— サイトー (@CuRAZYsa) July 8, 2018
天井とかにも垂れることなく濡れるし、薬液が無駄にならない!
これで風呂場の壁コロコロすれば目地のカビとかが一掃されます。 pic.twitter.com/FEQwJ9WjhH
天井のカビの落とし方として、ペンキローラーにカビ取り剤をつけて壁をコロコロするというアイデアもあります。カビ取り剤をローラーにたっぷり浸してしまうと垂れて落ちてきてしまうので注意してください。排水溝のカビの取り方でご紹介した泡タイプのカビ取り剤がおすすめです。
浴槽の下のカビの落とし方
浴槽の下のカビを落とす方法があるんだ!浴槽のエプロンなんて一度も外したことないから、とんでもないことになってそう…
浴槽の下は見落としがちですが、髪の毛や汚れやカビなどの巣窟になっています。浴槽の下は見るのも怖いのでプロに任せるのも手ですが、浴槽のエプロンが外せれればハイターなどのカビ取りスプレーを使ってカビ取りができます。スプレーする面積が多くなるので、きちんと換気をして、マスク、ゴーグル、手袋などの装備は必須です。
お風呂用小物のカビの落とし方
洗面器からシャンプーボトル、子供の玩具やバスラックなどの小物類は石鹸カスなどで汚れやすく、その汚れがカビの栄養分になってしまいます。すでにカビが生えてしまった小物もまとめてカビを落とすことができます。
酵素系漂白剤と重曹とぬるま湯を1:1:1で混ぜ合わせたペーストを作り、汚れた部分に塗って放置するか、浴槽などにペーストを溶かして小物類は漬け込んでおきましょう。ブラシなどが届きにくく、カビが取れない細かい部分もスッキリします。浴槽も汚れを落とすことができて一石二鳥です。
細かい汚れやカビがなかなか取れなくて大変だけど、浴槽で漬け込めば、浴槽も小物も綺麗になって便利♪
ひと通りやってみたけどカビが除去できない場合
いかがでしたか?黒カビがは根を張ると頑固で落ちないので、完全にはカビが取れない場合や、自分では作業できない場所もあったかもしれません。その際の最終手段として3つおすすめの方法をご紹介します。
どうしてもカビが取れないよー!もう心が折れそう。
業務用カビ取り剤を使ってみる
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参考価格: 3,200円
強力! 業務用 カビ取り剤+防カビ機能 『カビキックス』 液スプレータイプ 450g
参考価格: 2,200円
ドラッグストアで購入できるカビ取り剤も効果はありますが、それでも落ちない場合は業務用のカビ取り剤を使ってみましょう。コストは何倍もかかりますが効果抜群です。手に入りにくい商品も、Amazonなどのネットショップなら手に入る商品もたくさんあります。口コミなどを参考にしながら検討してみましょう。強力な洗剤なので必ずゴム手袋などの装備をしっかりしましょう。
SNSで紹介されている落とし方を試してみる
「ハイター+片栗粉」で、汚れなんでも落ちる…お風呂のドアとか壁のシミ(カb…)、きれいに取れた!
— ゆーき💌#ゆるきりデザイン (@youdesign_jp) May 11, 2019
インスタで見た情報で、人生始まった(´;ω;`)カビ取りジェルでも取れなかった汚れも、マジでなんでも取れる(´;ω;`)
動画くらいの粘度で、いらない筆とかで塗るといいです オススメすぎる pic.twitter.com/ZVtgEkNH7X
風呂タイルの目地に、片栗粉と漂白剤1:1で、もうカビ汚れ怖くない。超キレイになった。発明した人最高。#風呂掃除
— はな (@ihana_tippa) October 11, 2019
片栗粉に漂白剤を1:1の割合で混ぜてペースト状にしたものをカビに塗り、上からラップをかけて5分程度放置したら50度くらいの熱いシャワーをかけると、取れないカビもすっきり落ちるとSNSでも話題です。こういった情報を参考にしてみるのもいいですね。
業者に依頼する
手が届きにくい場所など自分ではカビを取れない場合は、業者に作業してもらうほうが安全ですし、なにより楽です。業者に依頼をするとカビの状況などによりますが、35000円程度料金が発生します。見積もりをしてくれるので利用してみましょう。専門の業者ならカビの原因やカビの落とし方などを教えてくれるのもメリットといえます。
うーん、お金はかかるけどお風呂中のカビ取りをするのは大変だし、取れないカビもピカピカにしてくれるなら一度検討してみようかな〜
次のページでは、毎日できるカビの予防法をご紹介します。
確かに…。カビを落とすときにおすすめの方法があるなら知っておきたい!