お餅の上手な保存方法とは?正月についた餅を長持ちさせる方法を紹介!

お餅の上手な保存方法とは?正月についた餅を長持ちさせる方法を紹介!

年末になるとお餅つきをしたり、鏡餅を飾ったり、私たちにはなじみの深い冬の風物詩であるお餅。気が付いたときにはカビてしまっていて、がっかり…なんてことも。しかし正しく保存すれば、カビとおさらばできるんです。正しい保存方法を知って、お餅を長持ちさせましょう。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.お餅のカビは大丈夫!?
  3. 3.お餅をカビさせず長持ちさせる方法とは
  4. 4.お餅を長期保存するには
  5. 5.最後に

はじめに

Photo by kuromeri

年末年始にはお餅をついたり、鏡餅を作ったりするなど、お餅は馴染み深い食材ですよね。初誕生日を祝う一升餅や上棟式の際に投げる紅白餅などお祝いには欠かせません。手軽な切り餅もおいしいです。しかし、大変カビやすく、気がついたときにはすでに手遅れになっていて、捨ててしまうことも多いです。そこで、お餅をおいしく長持ちさせるアイデアをご紹介します。

お餅のカビは大丈夫!?

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「お餅に生えるカビは大丈夫」とか「削れば食べられる」とか「火を通せば食べられる」とか聞いたことはありませんか?確かに、カビの生えたところ以外はなんら問題なさそうですし、捨てるのもなんだかもったいなく感じる方もいますよね。しかし、カビを取り除いたとしても、お餅が食べられるようになるわけではありません。

どうしておもちはカビやすい?

カビが好きな条件が揃っているから

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カビは温度(20〜35℃)、湿度(80%以上)、酸素、養分(炭水化物、タンパク質、脂質など)の4つの要素によって発生します。お餅は炭水化物などのカビが好む養分を含み、他の条件も揃いやすいため発生しやすいのです。中には好冷菌といって寒いところでも増えるカビや、好乾菌といって比較的湿度の低いところでも増える種類もいます。

カビは削れば大丈夫?

すでに菌糸が張り巡らされている

出典:写真AC
 

「カビを取り除けば大丈夫」とよく言われてますが、実際はそんなことはありません。カビは胞子を飛ばして着地したところに、植物が根を生やすように「菌糸」と呼ばれる糸状の細胞を伸ばしていきます。カビの生えた表面さえ取り除けば他の場所は大丈夫そうにみえますが、実はすでにこの菌糸が張り巡らされている可能性が高く、既にカビによって侵食されているのです。

調理すれば大丈夫?

カビは死滅してもカビ毒が残る

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きちんと火を通せば食べられるのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、カビや菌糸は大体50〜60℃前後で死滅します。しかし、カビが成長する際に作り出す有害物質の「カビ毒」は200℃という高温でも、60分以上煮込み続けたとしても、ほとんど分解されることなく、残り続けます。カビは死滅できても、カビ毒までは取り除けません。

カビが生えたお餅を食べると?

アレルギーや内臓に影響がでる

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カビが全て食べられないわけではありません。チーズや味噌、醤油などの発酵食品にはカビが使われています。もし、食べてはいけないカビを食べてしまったとしても、胃で死滅してしまいます。しかし、先程お話しした「カビ毒」は残ります。そして、食中毒や発ガン性、アレルギー、肝機能や腎機能の障害などの健康被害が出る可能性があるのです。

お餅をカビさせず長持ちさせる方法とは

鏡餅を長持ちさせる方法

鏡餅を飾るときに注意

出典:写真AC

最近は個包装になったお餅が入っている鏡餅が多いですが、昔ながらの鏡餅を飾っているお宅もあるでしょう。その場合、鏡開きまでもたずにカビが生えてしまいます。それを防ぐには、お供えする際に素手で触らないこと、また焼酎で表面を拭いて餅取り粉を落とすことです。素手で触った餅や粉には雑菌がつくので、度数の高い焼酎のアルコールでの消毒が効果的です。

つきたてのお餅を長持ちさせる方法

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つきたてのお餅はおいしいですが、残ってしまったり、また保存用としてのし餅にしたりする場合もあります。そのようなときも鏡餅と同じように、できるだけ餅取り粉を落として保存しましょう。少し冷めて固くなってから、食べやすい大きさに切り分け、一個ずつラップで個包装にすると、空気中の雑菌に触れることがなく長持ちしやすく、食べるときも食べやすいです。

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お餅を長期保存するには

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