お餅を長期保存するには
冷蔵保存や冷凍保存が有効
お餅を冷蔵庫や冷凍庫で冷やすことで、さらにおいしいまま長期保存できます。個包装にして密閉容器(タッパーやフリーザーバッグ)に入れて冷やすだけですが、スーパーなどですでに個包装で売られている切り餅にも使えます。雑菌に触れないようにすることが大事なので、ラップやフリーザーバックの中にも空気が入らないように気を付けましょう。
お餅の長期保存の裏わざ4選
水餅にする
昔からある保存方法で、餅を水に沈めることで空気(酸素)を遮断し、カビと乾燥を防ぐ方法です。タッパーなどの密閉容器に餅がきれいにかぶるように水を張り、冷蔵庫に入れます。このときに水から餅が出てしまうと、そこからカビてしまうので気を付けましょう。1日に1回程度、水を取り替えることで長持ちします。鏡餅もこの方法を使うと軟らかくなり使いやすいです。
からしやわさびを使う
からしやわさびに含まれる辛み成分(イソチオシアネート)には殺菌作用が含まれています。さらに揮発性なので、わさびやからしをお弁当用のカップにいれて密閉容器に餅と一緒に入れて冷蔵庫で保存すると、密閉容器内に殺菌作用が広がり一緒に入れている餅もカビが生えづらくなります。チューブのわさびやからしでもできるので大変便利です。
カイロも使える!
使い捨てカイロは中に鉄の粉が入っていて、その鉄の粉と酸素が化学反応を起こすことで発熱します。そのため、貼るタイプのカイロを揉まずに密閉容器のフタにつけて入れておくと脱酸素剤と同じ効果があります。発熱が気になるところではありますが、実際には密閉容器内の酸素がごくわずかなので発熱するほどのものではないため、冷蔵庫で保存できます。
冷凍保存
個包装にした餅をフリーザーバッグに入れて密閉して冷凍する方法です。切り餅の外装を開けてしまったあとにも使えます。この方法は半年から1年はもちます。フリーザーバッグに入れることで、冷凍庫からの匂いうつりもありません。自然解凍してから焼いてもいいですし、水につけてからレンジで解凍することでフワフワのお餅を楽しめますよ。
最後に
冬の代名詞であるお餅は、お雑煮やお汁粉、焼き餅などさまざまな楽しみ方があります。見慣れた切り餅だけでなく、つきたてのお餅は大変美味しいですし、正月の鏡餅は年神様のよりしろとして、さらにはその力を頂く大切なものです。ぜひ、家にあるものでちょっとした工夫をして、カビとは無縁でおいしく長くお餅を楽しんでくださいね。
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出典:写真AC