キッチン蒸留の魅力
キッチン蒸留が人気!
キッチン蒸留は自宅にあるハーブなどの芳香植物や野菜などを使う蒸留のことです。キッチン蒸留は特にアロマテラピー好きな女性たちに人気があり、1度のキッチン蒸留で3つのアートゥル(香り)が楽しめます。
「日本アロマ蒸留協会」ではオリジナルの「ATR POT」を使用したキッチン蒸留を薦めており、植物などからとれた蒸留水を「アートゥルウォーター」と呼んでいます。
3つのアートゥルを作る
3つのアートゥルとは?
アートゥルウォーターは香りのよい水として料理や飲み物に使えて、アートゥルストックは素材を絞ったエキスを汁物やスープで使えます。また、蒸留の素材そのものであるアフターアートゥルは、香りや栄養分がしっかり残っているため、こちらも食材として使えます。
3つのアートゥルの種類
- アートゥルウォーター:植物などを蒸留して作る蒸留水
- アートゥルストック:蒸留水を作ったあとの材料が水蒸気で熱せられてできる水
- アフターアートゥル:蒸留水を作るための素材が柔らかくなったもの
キッチン蒸留ではウォーターのほかに、素材の芳香成分や素材自体を健康や美容に役立てられます!
蒸留水のかんたんでお手軽な作り方
蒸留水はミネラルウォーターなどと比較すると、純度が高く不純物が少ないと言われています。健康志向な人には興味深い水ですが、一般にはあまり流通しておらず入手困難です。しかし、蒸留水は家庭でも簡単に手作りできます。以下に、蒸留水の簡単でお手軽な作り方を3つご紹介します。
作り方①自宅にある道具で作る
必要な道具
- ふたつきで深さのある鍋
- 鍋に入る大きさのボウル
- 金あみまたは冷却ラック
手順①鍋に水とボウルを入れる
ステンレス製の鍋底に円形の金網または冷却ラックを敷き、鍋を置いてボウルが浮かないくらいの量の水道水を入れます。
手順②沸騰する直前まで加熱する
鍋を加熱して沸騰したら火を弱めてください。そのまま沸騰させてしまうと水蒸気で水が蒸発してしまうため注意しましょう。また、ボウルの中に水が入らないように注意し、入りそうになったときも火を弱めます。
手順③鍋のふたを裏返しふたの上に氷を入れる
鍋のふたを裏返して鍋の上に置き、ふたの上に氷をたくさん入れます。ふたに上がった熱い水蒸気が冷たいフタに当たり、液化してボウルに落ちます。氷が溶けて水分が温まったら、ふたの氷水を交換してください。
手順④必要な量まで繰り返す
必要な蒸留水の量になるまで氷と鍋の水を継ぎたします。水を継ぎたすときはボウルに水が入らないように注意してください。また、蒸留水がたまったらお湯の温度が下がるのを確認してからボウルを取りだしてください。冷ませば蒸留水の完成ですので、ボトルなどに保存しましょう。
鍋からボウルを取りだすときはやけどしないよう注意してね!この他にも2つのボトルをチューブでつなぐか、チューブつきのボトルを使った蒸留方法もあるよ!
作り方②蒸留器を使って作る
蒸留水器(白・本体ステンレス) 新型ポリ容器付き 「メガキャット」 台湾メガホーム社製 型番:MH943SWS(白)
参考価格: 28,800円
市販の蒸留器を使うと、水道水を入れてボタンを押すだけで自動で蒸留水ができます。難しい操作はいっさい必要ありません。また、市販の蒸留器の多くは必要な道具がセットになっているため、用意する手間がかからず安全に蒸留水が作れるのでおすすめです。
作り方③雨水をためて作る
手順は清潔な容器を外に置き雨水をためるだけ
雨水をためて蒸留水を作る方法で必要な道具は、清潔な容器1つのみです。容器を外に置いて雨水をため、たまった雨水のミネラル成分を除くために数日間外に放置するのみです。雨は地上の水分が蒸発して空にたまり、液化されて再び地上に落ちてくるものなので、雨水自体がそもそも蒸留水です。しかし、外に数日間放置するため、そのままではきれいな蒸留水とは言えません。
雨水をためて飲む場合は必ず加熱処理をすること!そして、冷ましてから保存容器に入れましょう。
まとめ
蒸留水のかんたんな作り方などをご紹介しました。蒸留水を飲み続けると老廃物の除去や疲れ防止の作用があると言われています。しかし、保存状態が悪い場合は体に害を与えてしまうため注意が必要です。また、蒸留水は家庭で手軽に作れますが専用の蒸留器を使うのもおすすめです。興味のある人は参考にして、蒸留水作りにチャレンジしてみてください。
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キッチン蒸留は「日本アロマ蒸留協会」が推奨する自宅でできる健康美容法で、キッチンで蒸留した蒸留水や素材を美容と健康に活用しようというものです。