牛乳で生クリームが作れる?
料理をしているとさまざまな場面で必要になる生クリームですが、常備している人は多くないのではないでしょうか。でも必要になるたびに買いに行くのも手間という方も少なくないでしょう。そんなとき実は別のもので代用ができます。この記事では生クリームの代用になるものの簡単な作り方から、おいしいアレンジレシピまでご紹介します。
必要なものは牛乳とバター
家の冷蔵庫に入っていて、簡単に生クリームの代わりになってくれるもの。それは「牛乳」です。同じ乳製品ではありますが、牛乳と生クリームは似ているようで違います。そのため牛乳が生クリームの代わりになるためにもう1つ必要なものがあります。それは「バター」です。この2つがあれば、常に生クリームを用意しておかなくても、必要なときに手作りの生クリームが作れます。
生クリームと牛乳の違い
そもそも牛乳と生クリームの違いとはなんでしょうか?同じ乳製品ですが、単純に牛乳が生クリームの代わりにはなりませんし、かき混ぜてもホイップにはなりませんよね。それでは実際になにが違うのでしょうか?まずは牛乳と生クリームに違いについてご説明します。
牛乳
牛乳とはその名の通り、乳牛から搾った乳のことです。それを殺菌して店頭に並ぶものが牛乳です。無脂乳固形分が8.0%以上、乳脂肪分が3.0%以上と定義されています。
生クリーム
対して生クリームは生乳(牛から搾ったままの乳)から乳脂肪を分離して取り出し濃縮させたものです。そうして濃縮された乳脂肪分が18%以上のものを生クリームと呼びます。
牛乳を使った生クリームの作り方
それではここから牛乳で生クリームを作る方法をご説明します。手順はいたって簡単です。牛乳と生クリームの違いは乳脂肪分の違いでした。そのため牛乳の乳脂肪分をバターで高めれば生クリームの代わりになってくれます。
①牛乳と溶かしバター3:1を用意する
まず牛乳とバターを3:1の割合で用意します。
②よく混ぜる
バターを加熱して溶かしバターにします。バターが溶けたら牛乳を入れよく混ぜれば完成です。
小麦粉を加えればコクをプラス
牛乳とバターだけで生クリームの代用は可能ですが、ここに小麦粉を少量入れると、コクが出てとろみも強くなります。その際ダマにならないように、小麦粉は振るってから入れるとよいですね。入れる量としては手作り生クリーム200mLに対して小さじ半分程度でしょう。
出典:写真AC