自家製ラードの保存方法
保存方法
ラードの保存場所は高温・高湿気にならない暗い場所が適切です。冷蔵庫に入れて保存すると、ラードは冷えて固くなってしまいます。しかし、室温が35度をこえる夏場や梅雨の期間はラードが融けて傷みやすくなるので、夏場は冷蔵庫に入れておきましょう。ラードが冷えて固まってしまったときは、お湯でやわらかくすれば再び使えるようになります。
保存期間
市販のラードの保存期間は、開封済みの場合でも数カ月間です。使いきれない量のラードを購入してしまった場合は、ラップで小分けにして冷凍することで、長期間保存ができます。ラードはもともと酸化しにくい油ですが、自家製ラードの場合は冷蔵庫保存し、2~3週間のうちに食べきるようにしましょう。
自家製ラードの使い道
炒め物や揚げ物にうまみやコクを与えてくれるラードですが、料理での効果はそれだけではありません。とんかつ専門店やお店のフライを食べると、家で揚げたものと比べて、サクサクとした食感を味わえますよね。あのサクサク感を生み出しているのがラードなのです。
意外なところで、お菓子づくりでもラードには使い道があります。ショートニングの代わりにラードが使えばサクッとした食感を出してくれますし、バターやマーガリンの代わりに使えば、いつもとは違う甘みやコクのあるお菓子に仕上がりますよ。さらにパン生地の発酵を促進させたり、ごはんを炊くときに少量加えると、口当たりがよくなったりします。
ラードの使い道っていろいろあるのね!次はラードのおすすめレシピを紹介するよ!
自家製ラードのおすすめレシピ
おすすめレシピ①チャーハン
ラードを使った料理で、まずおすすめしたいのがチャーハンです。熱したフライパンにラードを少量引いて炒めれば、家庭でも本格的なチャーハンが作れます。ラードに焦がしたしょう油の香りがなんとも食欲をそそる一品で、シンプルな食材でも十分おいしくできますよ。
おすすめレシピ②焼き餃子
餃子もラードと相性ピッタリなメニューの一つです。自家製餃子や冷凍食品の餃子を焼くときは、サラダ油の代わりにラードを使ってみましょう。いつもの餃子に少しラードを加えるだけで、ジューシーな焼き餃子に仕上がります。
おすすめレシピ③スープ
スープにラードを加えると、こってりとしたコクで1杯でも満足感のあるスープになります。葉もの野菜やニンニク、ワカメや卵などを入れるのがおすすめですよ。ラードを加えたスープで、自家製ラーメンを作るというのもいいですね。
おすすめレシピ④とんかつ
家庭でもお店のような、サクサクのとんかつを目指してみましょう。てんぷら油にラードを混ぜると、とんかつの味が格段によくなりますよ。とんかつだけでなく、からあげやフライドポテトを揚げるときにも、ラードをちょい足ししてみてください。
おすすめレシピ⑤ちんすこう
ちんすこうとは沖縄でよく食べられている、サクッとした食感が特徴のクッキーのようなお菓子です。材料は小麦粉に砂糖、ラードの3つだけというシンプルなもの。はじめてラードを使ったお菓子を作るという方に、おすすめの1品です。
まとめ
ラードの健康効果や使い道、自家製ラードの作り方からおすすめレシピまでをご紹介しました。ラードの使い方や効果は幅広いものなので、知らなかったという方も多いのではないでしょうか。自家製ラード作りも比較的簡単に挑戦できるため、手作りのラードでいつものメニューをさらにおいしく仕上げてみるのも楽しいですよ。
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