万華鏡の作り方!小学生でも本格的に作れる材料・作成手順をご紹介

万華鏡の作り方!小学生でも本格的に作れる材料・作成手順をご紹介

筒の中を覗きこむと、幻想的な模様が美しい万華鏡。実はかんたんに手作りできるんです。ここでは万華鏡の作り方を紹介します。本格的なものから、アルミホイルやペットボトルを使ったかんたんな作り方まで解説しています。小学生の自由研究にもおすすめですよ。

記事の目次

  1. 1.万華鏡の仕組み
  2. 2.万華鏡作りに必要な材料・道具
  3. 3.万華鏡の作り方<基本>
  4. 4.万華鏡の作り方<アレンジ>
  5. 5.まとめ

万華鏡の仕組み

出典:写真AC

筒の中を覗き込むと、幻想的な模様が美しい万華鏡。子どもの頃、夢中になって覗き込んだ記憶はありませんか?実は身近にある材料で、本格的なものがかんたんに手作りできるんです。まずは万華鏡の仕組みについてご紹介していきます。

ミラーシステム

出典:筆者撮影

万華鏡は、筒の中入っている鏡にものを映し出すことで、不思議な模様をつくります。この筒の中の鏡の構造がミラーシステムです。一般的には、写真のように三角柱に組み立てた鏡を入れ込みます。

出典:筆者撮影

上の写真は三角柱のミラーシステムを使った万華鏡を覗いたところです。組み立てた鏡があわせ鏡のようになり、正三角形の模様が連続して広がって、平面模様をつくり出しています。

他にもさまざまなミラーシステムがあります

こちらは、三角柱の面のひとつを黒い面で覆ったミラーシステムの万華鏡の見え方です。他にも、4つの鏡を四角柱に組み立てたり、円柱状にミラーを組み立てたりするなど、さまざまな構造のミラーシステムがあります。

ミラーシステムの違いで、同じものを見てもまったく違った見え方になりますよ。

出典:筆者撮影

覗き穴からミラーシステムを介して、筒の反対側にある対象物を見ることで、きらきらとした不思議な光景が見えるわけです。この基本的な仕組みさえおさえれば、誰でもかんたんに万華鏡を手作りできます。子どもの工作にぴったりの題材です。材料と工夫次第で、本格的なものが作れますよ。

では、実際に作ってみましょう。

万華鏡作りに必要な材料・道具

必要な材料

出典:筆者撮影

万華鏡作りに必要な材料

  • 本体部分の筒
  • ミラー
  • オブジェクト
  • セル
  • オイル(オイル万華鏡を作るとき)

手作り万華鏡の骨組みを作るのに必要な材料はこれだけです。それぞれについてもう少しくわしく見ていきましょう。身近にある材料でいくらでも代用できるので、アイデアもいくつかご紹介します。

本体部分の筒

出典:写真AC

まず本体部分の材料になる筒を用意しましょう。本体はミラーシステムをはめ込んで使うので、ここで選んだサイズを基準にミラーシステムの大きさが決まります。上下があいている、または上下が透明の筒であればなんでもよいです。ラップの芯や牛乳パックなど、身近なもので探してみましょう。

本体の材料の例

  • トイレットペーパーやラップの芯
  • ペットボトル
  • ドレッシングの瓶
  • 牛乳パック(底を切り外して使う)

ミラー

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ミラー部分にはアクリルミラーを使うと、本格的な仕上がりになります。アクリルミラーは100均でも購入可能です。必要な大きさにカットして、好みのミラーシステムに組み立てて使います。裏面が粘着シールになっているタイプのものは、そのまま厚紙に貼り付けて組み立てられるので便利です。

出典:筆者撮影

身近にある材料で作りたいなら、アルミホイルや銀色の折り紙で代用してもよいでしょう。アルミホイルは、しわにならないように厚紙に貼り付けて使います。ミラーの精度は落ちますが、手作りならではの風合いに仕上がりますよ。アルミホイルはアクリルミラーに比べてかんたんに切れるので、子どもの工作におすすめです。

出典:筆者撮影

写真のように開いた牛乳パックにアルミホイルを巻き付けて、三角柱に組み立てればかんたんにミラーシステムが作れます。牛乳パックとアルミホイルを材料にした工作は子どもでも取り組みやすいですね。アルミホイルはなるべくしわにならないように貼り付けてください。

オブジェクト

出典:筆者撮影

ミラーシステムに次いで万華鏡に欠かせないのが、鏡に映すもの、オブジェクトです。代表的なものはビーズでしょうか。キラキラしたものを想像しがちですが、実はなんでもよいです。プラスチック片や小石でもいいですし、旅先で拾ったシーグラスを入れても素敵ですね。ビー玉を入れてもきれいですよ。オリジナリティの出しどころです。

セル

出典:筆者撮影

セルは、オブジェクトを入れるケースのことです。覗き穴の反対側に取り付けます。写真のようなアクリル製のケースが適しています。100均でも購入可能ですよ。セルを選ぶうえで重要なのは、本体のサイズにあっているかどうかです。材料をそろえる段階で、本体の筒の直径にあう大きさか、確認しておきましょう。

出典:筆者撮影

こちらは100均で売っているお弁当用のドレッシングケースです。蓋つきなので、そのままセルとして利用できそうですね。他にも身近なもので材料を探してみるとよいでしょう。

セルに使う材料の例

  • アクリルケース
  • ドレッシングケース
  • 透明な卵パック(1つ分を切り取って使う)
  • カードケース(好きな形に組み立ててセロハンテープでとめる)
Photo by torisan3500

本体とぴったりのサイズのセルを用意する方法として、ペットボトルで作る方法があります。ペットボトルをセルとする場合は、ペットボトルを上下に切り離し、プラスチック板で仕切って上側を本体、底側をセルとして使います。ペットボトルの底の直径にあわせて、大きめのオブジェクトをゴロゴロ入れると楽しいですよ。

オイル

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こちらはオイル万華鏡を作る際に必要な材料です。オイルとして、グリセリンまたはシリコン液を使用します。セルの中にオブジェクトと一緒に入れると見え方が変わるので、ひと工夫したい場合は試してみてください。オイル万華鏡については、後でくわしくご紹介します。

これらが基本の材料です。そのほかに以下のものをそろえましょう。

ほかに必要な材料

  • 厚紙
  • セロハンテープ
  • 両面テープまたはのり
  • 周りを装飾する色紙やテープ

手作りキットもあります

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より手軽に本格的なものを作りたいなら、手作り万華鏡キットを購入するのも手でしょう。必要な材料がすべてがそろっている商品のほかに、ペットボトルや空き缶を使って作るリサイクル万華鏡のキットもあります。

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万華鏡の作り方<基本>

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