アーユルヴェーダとは?
アーユルヴェーダの雰囲気はわかるけれど、一体何を意味しているのか知らない方も多いのではないでしょうか。これはインド発祥の伝統医学で、その名前の由来はサンスクリット語のアーユス(Ayus/生命)とベーダ(veda/知識・学)からきています。医学のみならず生命科学や生活の知恵という概念まで含まれていて、「ドーシャ」のバランス、心と体の調和を重要としています。そもそも病気になりにくい心身をつくるという予防医学から治療、そしてよりよい生活をおくれるよう目指したものです。
アーユルヴェーダで重要な「ドーシャ」とは?
アーユルヴェーダにとってドーシャはとても重要な意味があります。ドーシャとは「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つの性質をあらわすものです。
- ヴァータ・・・風/空の性質・エネルギー
- ピッタ・・・火/水の性質・エネルギー
- カパ・・・土/水の性質・エネルギー
自分のドーシャは何?
アーユルヴェーダを知り始めたら、やはりまずは自分のタイプが何か気になるところです。以下のサイトでもチェックすることができます。サイトによってもチェック項目や表現などは異なりますが、自分がどのドーシャが強いかがわかるためそこから対処法を見つけていくことができます。
ドーシャはみんな同じではなく、人によってどれが強いかというバランスが異なります。また、日にちや時間帯によっても変わるといわれています。このドーシャの違いが性格や体質の違いとなり不調の際の対処法や、導きとなっていきます。自分の体質に合わせた食事や生活方法で、心身の調和を整えていくことができます。まずは自分のドーシャ、タイプを知るところからはじめてみましょう。
アーユルヴェーダの取り入れ方
インド発祥の伝統医学ということで、体質に合わせた食事や生活リズムで心身を整えていくこのアーユルヴェーダ。他にも生活に取り入れられる方法があります。身近なアイテムからちょっぴり特別なアイテムまで、自分に合った取り入れやすい方法をみつけてみてください。自分が本来もつ力で調子を整えられるようになれたら、これほど素敵なことはないですね。
アロマをつかったアーユルヴェーダ
鼻から吸った香りは脳にダイレクトに効く、という話も最近では有名になってきました。アーユルヴェーダでも香りからアプローチする方法があります。ヴァータ、ピッタ、カパ、それぞれドーシャの性質に合ったアロマを選びアロマポッドでたくのもよいですし、ドーシャに合ったアロマでルームスプレーなどをつくって用意しておき、状態にあわせてつかうのもお手軽で取り入れやすい方法です。
サプリでアーユルヴェーダ
アーユルヴェーダの考えに基づき、ハーブや食材をとりやすい形としたサプリメントもあります。こちらもドーシャに合わせてつくられており、タイプ別に用意されているものがありますので、自分の性質がわかったらそれにあったものを選ぶとよいですね。
トリートメントでアーユルヴェーダ
ドーシャに合わせたトリートメントをしてもらうことによって、体の内からケアすることができるといわれています。それはいわゆるマッサージとは異なるものです。施術するお店によっても方法やコースは異なりますが、まずはドーシャのチェックからはじまります。そしてそれに合わせたオイルを使い、深い癒しから症状の軽減までを目指していきます。温かいオイルを額にたらし続ける「シロダーラ」は代表的なトリートメントです。
ハーブでアーユルヴェーダ
アーユルヴェーダではハーブを食事療法にとりいれます。そのときドーシャのバランスを整えるのに適したハーブを選びます。取り入れ方もハーブの種類もさまざまですが、ハーブティーなどは生活に取り入れやすいアーユルヴェーダのひとつです。たとえば「カパ」体質の人の場合、消化が遅いので、消化力を高めてくれるホーリーバジル(トゥルシー)がよいとされています。
化粧品でアーユルヴェーダ
実はアーユルヴェーダの考えに基づいてつくられた化粧品もあります。人気のブランドもいくつかあり、中には食品から化粧品まで揃うブランドも存在します。人気ブランドの中には日本でもサイトがあり、安心して買えるものもあります。アーユルヴェーダをはじめるきっかけが化粧品というのもよいものですね。
オイルでアーユルヴェーダ
こちらはインドで国民的ブランドのシャナーズのオイルです。洗練されたデザインで、他とはまたテイストが違うところも人気のブランドです。オイルの種類もドーシャのタイプに合わせたブレンドオイルがあります。ぜひ自分のドーシャに合わせたものを選びましょう。ブレンドオイルもブランドやお店によって異なりますので、いろいろ試してみるのもよいですね。
まとめ
アーユルヴェーダ、少しは身近になりましたでしょうか?興味はあったものの、いまいちわからず一歩を踏み出せずにいた方も、これを機会に、アーユルヴェーダを取り入れてみてはいかがでしょうか。今まで自分でも気づかなかった不調に気づいたり、気づいてはいたものの対処法がわからず困っていた方へのヒントにもなるでしょう。今よりさらにHAPPYな暮らしに近づけるといいですね。