原因②内臓脂肪型肥満
内臓脂肪型肥満という言葉を聞いたことがありますか?日本人男性の若い世代に多く、その名の通り内臓脂肪が高く隠れ肥満体質の人のことをいいます。内臓脂肪が高いと、インスリンというホルモンの働きが悪くなります。このインスリンとは、糖をエネルギーに変えてくれるものです。そしてインスリンが働いていなければ、血中の塩分の流れを妨げてしまいます。その結果、血液が流れにくくなり、塩分も排出されないという悪循環が生まれ高血圧に陥ってしまうのです。
内臓脂肪型肥満は見た目ではわからない
ここで注意したいのは、内臓脂肪型肥満は見た目ではわからないということです。どういうことかというと、「見た目は細い」場合が多いということです。自分は細いので大丈夫と油断していたら、実は内臓脂肪型肥満であったというケースは多いです。細い人でも日頃から血圧は意識しましょう。
原因③体質と遺伝
原因の3つ目としては、体質と遺伝が影響しているといわれています。塩分感受性といわれる、塩分の影響を受けやすい人は血圧が高くなる傾向があり、これは遺伝によるものだと考えられています。親が塩分感受性であれば、子も塩分感受性の恐れがあるということです。さらに遺伝によりカルシウムの調節機能の働きがよくない体質の人も多いようです。ご両親が高血圧の人は要注意ということになります。
食生活も遺伝される
さらに食生活も遺伝されてしまいます。子供の頃から、家庭で出されるお料理が塩分の高いものばかりで、全体的に味付けの濃いものが多く食卓に並んでいたのならその子供も同じものを食べていたいうことになります。その味付けが一般的だと勘違いして、大人になってからも味の濃いものを好むようになり、結果、高血圧になることも多いのです。
原因④ストレス
最後の原因としては、ストレスです。高血圧に大きく関係しており、ストレスは一種の緊張状態なので血管が圧迫され、血圧が上昇します。後ほどご紹介するツボ押しのさい分泌される「β-エンドルフィン」はリラックス効果があります。ストレスが溜まったときや、会社での休憩時間ツボを刺激してみることをおすすめします。
運動も高血圧改善に効果的
少し息が切れる程度の有酸素運動は、ストレス解消に効果的です。下げたい方は会社に通うときに1駅遠い場所から歩いてみたり、自転車で通勤してみたりジムなどに通って運動したりするのもいいかもしれませんね。ジムはプールもある場所が多く、ジムに通えば陸上だけではなく、水中の体操も楽しめますし内臓脂肪も落とすのに効果的です。