断捨離がもたらす効果とは
効果①自分を理解できるようになる
断捨離がもたらす嬉しい効果のひとつは「自分という人間を理解できるようになる」ことです。人は物を手放すときに、現在の自分には何が必要で何を断つべきかを判断します。その判断を繰り返すことによって、自分の好みや価値観を客観的に捉えられるようになり、自分がどのような人間であるか気がつけるわけです。
効果②心に余裕ができる
「断捨離してイライラしにくくなった気がする」という人は意外に多いです。人はあらゆる情報の8割を目で捉えます。いらない物や好みではない物が視界に入り続ける生活は、いつの間にかストレスを増やし心の余裕を奪います。自分で厳選した好きな物に囲まれるシンプルな生活は、思考や感性を豊かにし、心の調子を整えるのに効果的です。
効果③物を大事扱うようになる
断捨離をすると、自分の手元には好きな小物や好みの洋服だけが残るため、以前よりも物を大事にする習慣がつきます。手放す際に気が付いた自分の価値観のおかげで、流行りにあわせて好きではない洋服を買うことも、雑貨屋をめぐって必要のない物を買うこともなくなります。「手入れをしながら長く物を使う」ことは、生きていくうえでとても大切です。
効果④時間に余裕ができる
断捨離すると、家のどこに何があるかを知れるため、探し物が簡単になり時間に余裕が生まれます。例えば、洋服の断捨離は「洋服の組み合わせを考える時間」を、キッチン小物の断捨離は「使いたいときに探す時間」を減らせます。余った時間は自分と家族やほかの人のために使え、良好な人間関係を築くのにも効果的です。
効果⑤お金がたまる
断捨離は「お金がたまる」という意外な効果も生み出します。断捨離を意識したシンプルな生活を送ると、家や部屋のビフォーアフターを思い浮かべ本当に必要なものをじっくり考えて手に入れるクセがつきます。自分で管理できる量の物しか手元に置きたくない気持ちが増え、余計な何かを買う習慣がなくなっていくわけです。
断捨離で後悔しないためのポイント
ポイント①思い出の物は後回しに
後悔しない断捨離をしたいなら、思い出の物は後回しにしましょう。断捨離で怖いのは、二度と手に入らない大事なものを捨ててしまうことです。本や食器などは間違って捨ててしまっても、店や通販で簡単に買い戻せるかもしれませんが、思い出の品は二度と手に入りません。今は必要なくても、一度保存BOXに入れておくことをおすすめします。
ポイント②迷ったらすぐに捨てない
断捨離で重要なのは決断力ですが、少しでも迷ったときは捨てずに保管してください。迷うということは、今の自分には判断ができないということです。時間が経つとともに判断力が身についてくるため、そのときが来るまで待ちましょう。迷って迷って手放したものほど、後悔することにつながります。
ポイント③ゴミに出す以外の方法を考える
せっかく気持ちよく断捨離しても、「ゴミになる」と思うと気分のよいものではなくなるため、ゴミに出す以外の方法を考えるのがおすすめです。使い古した洋服や壊れた小物などは別ですが、大事に使ってきれいな状態のバッグや、劣化していないぬいぐるみなどは、リサイクルショップやネット販売、寄付などを通じて、必要としている誰かに届けましょう。
上手に断捨離してミニマリストを目指そう!
断捨離はただ物を捨てるだけでなく、自分を見つめ直したり人や物を大事にしたり、すてきな効果をたくさんもたらしてくれます。大変そうに思うかもしれませんが、コツさえつかめば簡単に始められます。物があふれる便利な世の中だからこそ、身の回りを整理してシンプルライフを目指しましょう。