洋服を捨てられない原因
処分することがもったいないと思っている
せっかくお金を出して買った服だから捨てられない、もったいないと考えている人は、服を捨てることが苦手な場合が多いのです。でも、処分することは決してもったいないことではありません。むしろ、持っている服を把握していない、着ないけど捨てない、ということが、ただ単に洋服がクローゼットの奥に眠ってしまっている状態でもったいないことなのです。
確かに、買ったことも忘れてしまっていたら本末転倒よね。
また着るかもしれないと思っている
「いずれまた着る」という気持ちも、捨てるべき服が捨てられない理由の一つです。いずれ着るという服は、たいていの場合着ないパターンが多いです。この積み重ねで、どんどんクローゼットの中の服が増えていき、何を持っているか把握できなくなり、また似たようなものを買ってしまう、という悪循環になってしまうのです。
似たような服を買ったら実は持っていた、っていうときのショックって大きいわよね。
着ない洋服の整理術①
サイズが合わない服は捨てる
体型が変わってしまっても、いつか着れると思い込み、服を捨てられないでいるパターンです。仮にまた着れるようになっても、その時には年齢や流行が変わってしまい、結局着ないままになってしまいます。いつか着れるから捨てられない、捨てるか迷うけど捨てない、という気持ちを捨て、今合わない服は、潔く捨てるべきでしょう。
着ない洋服の整理術②
流行遅れの服は捨てる
流行は数年で変わってしまいます。「またいずれ流行するだろう」といっても、そのころの流行は以前の流行と比べ、どうしても多少形が変わってしまっています。流行は流行しているときに買うからこそ価値があるものです。今流行っていない服、周りから流行遅れと言われてしまうような洋服は迷うことなく捨てるべきです。
流行遅れの服を着ていると思われたら恥ずかしいわ。きちんと見直さなきゃ!
着ない洋服の整理術③
1年着ない服は捨てる
サイズも合っている、流行遅れでもない、けれど1年以上着ていない、という服は、次の年も着ないことが多いです。このパターンも、その服の務めを果たした服といえます。1年間の間に一度も着ていないと思ったら、迷うことなく処分しましょう。
どうしても処分できないときは2年で捨てる
1年の間に着なかった服の中で、どうしても捨てられないお気に入りの服があった場合は、もう1年だけ待ってみてもよいでしょう。お気に入りの服を処分することで後悔してしまうのを防ぐためです。服を捨てたことで後悔してしまうと、これからまた服を捨てないようにしよう、という気持ちに戻ってしまいます。ただし、次の年も着なかったら必ず捨てるべきです。
どうしても捨てられない服は、少しゆとりを持って残しておいた方がいいわね。でも、期限をもうけないとそのままずっとタンスの肥やしになってしまうから気をつけなきゃ!
フォーマルなどはもう少し長いスパンで
1年、長くても2年着なかったら処分、とお伝えしましたが、スーツや冠婚葬祭用のフォーマルの洋服、水着や浴衣などの季節物でたまたま着る場面がなかった洋服は、もう少し長いスパンで見てみましょう。このような服は1年で必ず着る場面があるとは限らないので、着ていないからといってすぐに処分する必要はありません。ただし、似たようなものを何着も持っている場合は、必要な数まで処分しましょう。
特に冠婚葬祭はいつあるか分からないから、しばらく着ないからといって捨ててしまうと困るかもしれないわね。捨てるべき服もあれば、捨てない方がいい服もあるのね。
着ない洋服の整理術④
汚れやほつれがある服は捨てる
クリーニングに出したり、何度も洗濯しても取れない汚れがたくさんある場合、ひどいほつれがあって直すのが難しい服、破れてしまって見苦しい服は捨てるべきです。そのような服は、たいてい着ていてもテンションが下がりますし、服の傷を気にしてしまうことがストレスになってしまうからです。
見た目がだらしないと、服の整理以前に生活自体がだらしないと思われてしまうから気をつけよう。
着ない洋服の整理術⑤
汗のにおいが取れない服は捨てる
長年着ている服は、洗濯をしてもにおいがしみついてしまっています。一度染みついてしまった服のにおいはなかなか落とせません。その服を着ることでにおいを気にしてしまう場合は、もう役目を果たした服といえますので、捨てるべきでしょう。
においって自分ではなかなか気づきにくい。だからこそちゃんと確認して、まわりの人にも不快感を与えてしまうようなにおいのついた服は捨てるべきよね。
着ない洋服の整理術⑥
ときめかない服は捨てる
「こんまりさん」という方をご存知ですか?現在アメリカで活躍されている、片付けコンサルタントの方です。この方の整理術のポイントが、「その物をみてときめくかどうか」ということです。洋服を一枚一枚見て、「ときめく」服は残しておき、「ときめかない服」は感謝して捨てるべき、ということを表しています。
「ときめき」は大切なキーワード
この「ときめき」は洋服を捨てるかどうか迷うとき、とても大切なキーワードとなります。今まで服の整理術を説明してきましたが、その中のどれにも当てはまらないときは、「ときめくかどうか」を基準に考えてみてください。ときめく服だけを取っておくことで、1枚1枚を大切に着るようになり、毎日の衣・食・住の「衣」がとても潤いのあるものになるからです。そして、「こんな服持っていたかな?」という自分が持っている服を忘れてしまうことも防げます。
最初はときめく感覚が分からなくても、だんだんとその感覚が分かってくるよ!
着ない洋服の整理術⑦
1つ買ったら1つ処分する
これは、一度クローゼットの中の整理が終わってからの捨てるべきポイントになりますが、服を1枚買ったら1枚捨てるように心がけましょう。この習慣を身につけることで、クローゼットやタンスの中がまたリバウンドしてしまうことを防げ、一定数の洋服を持ち続けられます。逆にいえば、捨てるべき服がない服、捨てられない場合は、新しい服を買うのをできるだけ控えるようにすると、いつでもきれいなクローゼットを保てます。
1つ買ったら1つ捨てる、この習慣が身に着けば、収納スペースを増やす必要もないわね。
着ない洋服の整理術⑧
シーズンごとに見直しをする
毎日のように洋服の見直しをするのは大変です。目安としては、シーズンごとに見直しをするとよいでしょう。衣替えのときに見直しをすると、着ない服や捨てるべき服・捨てない服の整理が効率よくできるのでおすすめです。
着ない服の整理のためだけに時間を取るのは大変だけど、衣替えと一緒にすると手間が省けて楽よね。整理のモチベーションも上がりそう!
洋服の整理術から得られること
衝動買いをしなくなる
勢いで洋服を買ったら、数日後には買ったことを後悔してしまうことはありませんか?捨てられない服を整理することで、いかに今まで無駄な買い物が多かったかに気づかされます。この気持ちに一度気づかされると、次に服を買うときに慎重になり、衝動買いをする回数がぐんと減ります。
服を買ったら、買った瞬間の喜びだけではなく、実際に着るときの喜びがもっと大切よね。
経済的にも心にもゆとりがうまれる
整理術を身につけると、買う服の数が減るので、経済的にも余裕がでてきます。その浮いたお金でおいしいものを食べたり、旅行に行ったり、好きなことを楽しむことができます。貯金をしてもいいでしょう。また、クローゼットの中を整理することで、今持っている服を大切にするようになり、ストレスが減ります。服を捨てることは、単にクローゼットの中がきれいになるだけではなく、経済的にも気持ちにも余裕が生まれ、何気ない日々の生活に潤いを与えてくれるのです。
着ない服の処分をすることで、こんなにもメリットが生まれるんだね。
まとめ
いかがでしょうか?今まで服を捨てられないで悩んでいた方も、この整理術を試してみると必ず捨てられるようになります。ぜひ一度クローゼットの中の服を見直し、「ときめく」洋服選びをしてみてくださいね。
着ない洋服を捨てるか捨てないかを迷う方は多いわよね。そもそもなぜ、着ない服であるにもかかわらず捨てるのを迷うのかしら?