食事用ナプキンの作り方③切り替えパッチワーク
本来のパッチワークの手法になると、複数の大きさの布を準備する必要があります。これを聞いただけで怖気ついてしまう人もいるかもしれませんね。こちらの方法は、先に紹介したリバーシブルタイプの応用編です。見た目もかわいい切り替えを作ることができます。材料も2枚仕立てと同じ布地2枚だけ。女の子には平レースをあしらってみてもよいのではないでしょうか。
型紙の作り方・布の選び方
型紙は、先に紹介した2枚仕立ての種類と同じ数字を当てはめてください。こちらも同じサイズの布を2枚準備するだけです。色や模様を合わせて布地選びをしたくなる作り方になるので、布を選ぶときには色合わせなどを意識してみてくださいね。
付属でレースを使う際の選び方
プチチロリアン トーションレース 約1.5cm幅 10Y(約9m) 全10色 15mm ハンドメイド (生成り)
参考価格: 474円
付属で使うレースの種類は、ギャザー寄せやフリルタイプのものではなく、チロルテープやトーションレースという種類のものを選ぶことをおすすめします。ミシンで縫いやすく、使用時も安定して使えます。また、型紙の横の長さよりも5cmほど長めに準備しておくとミシンをかけやすくなります。
縫製工程
- 布を中表に合わせる
- 長い辺(横に当たる辺)の上下を縫い合わせる
- レースを縫い合わせるときには、1辺を縫い合わせた時点で処理しておく
- ぬいしろをアイロンできちんと割っておく
- 縫い合わせたところを7cmほどずらしてアイロンで落ち着かせる
- 左右(短い辺)を縫い合わせる。片側は返し口を残しておく
- 返し口から表に返して形を整え、アイロンをかける
- 端に1周落としミシンをかけて完成
ポイント
便宜上、切り替え部分のずらしこみを7cmと記載しましたが、作成するサイズによってはバランスが悪い場合があります。布の大きさと分量バランスを見ながら切り替えの配分を作ってみてくださいね。
バリエーションの持たせ方
今回は長い辺(横)を先に縫い合わせる方法で紹介しましたが、短い辺(縦)を先に縫い合わせれば、切り替えの方向も変わります。同じ型紙でも種類が変わるのでバリエーションを持たせたい場合におすすめです。
おすすめのミシングッズ
動画で紹介されていた縫い代を割るための道具です。もちろんこれだけではアイロンの代わりになりませんが、「爪きせ(爪アイロン)」が苦手な方や、高齢者でアイロンが重いと感じる人におすすめです。
型紙のサイズを変えてアレンジも可能
型紙の作り方を見るとお気づきになった方もいると思います。大きさを自由に変えることで食事用ナプキン以外のマット類にアレンジすることもできます。簡単にアレンジ方法をご紹介します。
コースター
コースターはでき上がりサイズが10cm角の正方形を意識すればよいだけです。先ほど紹介した3つの種類の作り方のいずれも当てはめることができますので、はぎれを見つけたら作ってみてはいかがでしょうか。バザーなどに出品する品物としてもおすすめですよ。
お弁当包み
ハサミを入れるのがもったいないと思うような布は、額縁仕立てでお弁当包みを作ってみてはいかがでしょうか。こちらも正方形に布を裁って布端を額縁仕立てにするだけです。できあがりサイズが50cm角くらいの大きさであれば、お弁当箱をしっかり包めるサイズになるのでおすすめです。
まとめ
ランチマットとして使える食事用ナプキンの作り方を紹介しました。3種類の作り方を紹介したので、作りやすいものを見つけたり、バリエーションをつけて作ってみるとよいでしょう。また同じ作り方でできるアレンジの方法も紹介しました。こういったアレンジを覚えておくと、アイディア次第でハンドメイド品を作ることもできるのおすすめです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。