食事用ナプキンの材料
- 布地 100cm幅30~40cm
- ミシン、ミシン糸、まち針、ハサミなどの裁縫道具(手縫いもOK)
- アイロン、アイロン台
- レースやネームタグなどの付属品(あればでOK)
とてもシンプルな材料です。ミシンで縫うと1枚15分程度で完成しますが、手縫いでももちろん作ることができます。そのときは、縫い針ともめん糸を準備してくださいね。レースなどで装飾することも可能ですが、給食トレイを置いたときに不安定になってしまうので気を付けましょう。アイロンで接着できるお名前シールや、アップリケなどを使うと便利です。
生地の選び方
ランチマットや食事用ナプキンを作る場合は、オックスフォード生地などのハリがあるものがおすすめです。リバーシブル仕立て(裏地付き)にする場合は、シーチング生地を使ってもよいでしょう。コットンリネンなどは速乾性も高いのでおすすめです。食べこぼしが多い子供に使う場合は、汚れ落ちしやすいコットン(綿)を選びましょう。
食事用ナプキンの作り方①正方形(1枚仕立て)
正方形や長方形などの食事用ナプキンの作り方です。この種類では1枚仕立てですので、生地もわずかで済みます。ここでは、きれいに角を出す始末の仕方を覚えましょう。
型紙の作り方
型紙を作っておくことで、何枚かまとめて作成したいという場合でもすぐに対処することができます。1枚仕立ての型紙を作るときは、こちらの公式に当てはめると便利です。でき上がりサイズとは、指定されたナプキンのサイズを示しています。
額縁仕立てのナプキンの型紙の作り方
- 縦(指定サイズ+縫い代2.5cm)×横(指定サイズ+縫い代2.5cm)
動画では、7mmと1.5cmの縫い代になっていますが、キリの良い数字にしたほうが作りやすいという場合もあるでしょう。そのため縫い代を2.5cmとし、1cmと1.5cmの3つ折り仕立てになるようにしました。これなら正方形や長方形、など指定されたサイズ通りに作ることができます。
縫製工程
- 4辺に1cmと1.5cmのしるしを入れ、アイロンで折りクセをつけておく
- 額縁仕立てを4つの角に施す
- 三つ折りの縁を落ち着かせるためにアイロンをかけてなじませる
- 三つ折りの際に、落としミシンを入れて縁の始末をする
- アイロンでゆがみを直して完成
額縁仕立てのポイント
額縁仕立ての角をきれいに作るコツ
- アイロンでまっすぐ縫い代線を折ること
- でき上がり線を意識して、角になる点から折り山に直角になるように線を引く
- ピンセットなどを使って角をきれいに出す
手縫いで作るときは
額縁仕立ては動画と同じプロセスで手縫い制作することも可能です。額縁の角を作る際のミシン掛けは返し縫いに置き換えてください。縫い代の三つ折り始末のところは、細かく返し縫いをするか、千鳥ぐけや縦まつり縫いなどで始末しましょう。刺繍糸を使ってまつると、模様としてもかわいくキマります。
食事用ナプキンの作り方②リバーシブル(2枚仕立て)
こちらは、ミシンを持っている人におすすめの2枚仕立てでナプキンを作る方法です。縫い合わせるだけという簡単な工程ですので、お裁縫初心者の方でも取り組みやすい作り方です。
型紙の作り方
今回は、縫い代を1cmのみ取って、型紙を作ります。上下合わせて2cmとなるので実際のできあがりサイズに縫い代分として2cmプラスしてください。
2枚仕立てのナプキンの型紙
- 縦(指定サイズ+縫い代2cm)×横(指定サイズ+縫い代2cm)
型紙ができたら、同じ大きさの布を2枚準備しましょう。
縫製工程
- 2枚の布を中表(表面同士を合わせる)に合わせて、待ち針を打って固定する
- 縫い代1cmを守りながら、周囲を縫い合わせる(返し口4cm分残す)
- 返し口から表に返す
- アイロンをかけてなじませる
- 端に1周落としミシンをかけて完成
ポイント
簡単なプロセスですが、アイロンをきちんとかけることが、きれいに仕上げるポイントです。額縁仕立てのナプキンの作り方と比べると、短時間で何枚も縫い上げることができる簡単な方法です。正方形や長方形なども型紙の作り方次第で思いのままのサイズに作ることができます。
これなら家にある材料でできそうですね