エメラルドグリーンってどんな色?
宝石のエメラルドのような鮮やかな緑色
エメラルドグリーンとは、宝石のエメラルドが由来の澄んだ鮮やかな青みがかった緑色のことです。上の写真はまさに「エメラルドグリーンの海」ですね。では宝石のエメラルドはどのような色なのでしょうか。
本物のエメラルドは深く澄んだ緑色
宝石のエメラルドは透明な深い緑色の美しい石です。この鮮やかな色が美しい緑色を表現するときに「エメラルドのような」と表現される所以です。しかしながら色見本のエメラルドグリーンは宝石のエメラルドとは少し違った色です。
絵の具のエメラルドグリーンはこんな色
上の写真はエメラルドグリーンの単色の絵の具です。エメラルドグリーンは本物の宝石のエメラルドの色とは少し違い、青みがかった深い緑に少し白も入った色です。それでは何色の絵の具を混ぜればエメラルドグリーンが作れるのでしょうか。
エメラルドグリーンの絵の具での作り方
エメラルドグリーンの作り方①緑・青・白
エメラルドグリーンを水彩絵の具で作ってみましょう。緑色の絵の具に少量の青と白の絵の具を混ぜながら調整します。上手に色を作るコツはすこしずつ絵の具を加えることです。特に白は強い色で少量で色味が変わってしまいます。
上は単色のエメラルドグリーンの絵の具です。下が、青・緑・白の絵の具を混ぜて作った色です。少し白が強めでエメラルドグリーンよりは薄いですが、近い色になりますね。
エメラルドグリーンの作り方②青・黄色・白
他の色でもエメラルドグリーンを作ってみましょう。色の三原色と言えば、赤・青・黄色です。青と黄色の絵の具で青緑色を作り、そこに白色を混ぜてエメラルドグリーンを作ります。
上が単色の絵の具のエメラルドグリーン、下が青・黄色・白の絵の具を混ぜて作った色です。エメラルドグリーンと言うより、深緑色を薄めた色になります。
色の作り方の基本「三原色」とは?
色の三原色は赤、青、黄色と言われますが、正確にはマゼンタ(赤)・シアン(青)・イエロー(黄)です。絵の具にはさまざまな顔料が含まれており、単純に青色、黄色と言っても、絵の具の種類やメーカーによって色味が違います。
エメラルドグリーンの絵の具のきれいな塗り方
薄く広いところから徐々に濃い部分を
きれいに水彩絵の具を塗るコツですが、まず水をたっぷり含ませて面積の広い、色の薄いところから塗っていきます。色の薄い部分を塗り終わったら、少しずつ、絵の具の濃度を変えながら、色の濃い部分を塗っていきます。
水の加減でグラデーションも自由に作れる
上の画像ですが、同じ絵の具を水分量だけ変えて塗ったものです。このように水の量を変えるだけで濃淡を変えられ、グラデーションを作れます。筆に水を含ませた後、スポンジなどで水分量を調節し、パレットでどのくらいの色になるのか確認しながら色を塗っていきましょう。
まとめ
簡単にエメラルドグリーンを絵の具で作るには、緑・青・白を混ぜると近い色が作れます。絵の具のメーカーや種類で色の出方が違ってきますので、少しずつ様子を見ながら量を加減して作ってみてください。
出典:筆者撮影