樹脂粘土とは?使い方や他の粘土との違い
ハンドメイド好きの間で人気の素材が「樹脂粘土」です。とてもきれいに造形ができるので、フィギュアやミニチュア、アクセサリーまで色々なものが手作りできます。実際その特徴や作り方の注意点はどのようなものがあるのでしょうか。また、紙粘土だったら使ったことがあるという方も多いですが、実際紙粘土と樹脂粘土はどのような点が違うのでしょうか。
樹脂粘土の特徴
樹脂粘土とは、その名の通り樹脂がベースの粘土です。全て木工用ボンドと同じ、酢酸ビニルエマルジョンという成分でできています。自然乾燥で乾燥し、乾燥後は硬化、強度がアップするという特徴があります。薄い形状でもひび割れすることなくきれいに乾燥するので、ミニチュアやアクセサリーの細かいパーツ作りにも向いています。
樹脂粘土の使い方
樹脂粘土の使いはじめは少し弾力があり、やや硬めなので、少しこねるのが難しいです。水をつけて柔らかめにすることで、作業がしやすくなります。程よい柔らかさの紙粘土を触ると、ベタベタせず手にくっつきづらいのですが、柔らかくしすぎると取りづらくなり、乾燥にも時間がかかるのでご注意ください。
紙粘土との違い
紙粘土は種類によって重さはまちまちです。「軽量紙粘土」というものを選べば樹脂粘土よりも軽く、造形に便利です。しかし紙粘土は樹脂粘土よりも乾燥に時間がかかり、内側の乾燥が足りないと崩れやすくなるという特徴があります。衝撃でも崩れやすいので、細かいパーツの造形には向いていません。
オーブン粘土との違い
オーブン粘土は樹脂粘土と似ていますが、最大の特徴は120℃~130℃のオーブンで加熱すると硬化します。硬化しないと何回でも作り直しができるため、樹脂粘土や紙粘土以上に初心者におすすめの粘土です。細かいパーツでも崩れやひび割れが起きにくいという特徴から、樹脂粘土同様ミニチュアやアクセサリー制作によく使われています。