「ポーセラーツ」「ポーセリンアート」とは?意味・概要をご紹介!

「ポーセラーツ」「ポーセリンアート」とは?意味・概要をご紹介!

「ポーセラーツ」や「ポーセリンアート」を知っていますか。不器用でも絵心がなくても、世界にひとつだけの宝物を作れる素晴らしいハンドメイドです。この記事ではポーセラーツやポーセリンアートの意味について、実例を交えながらご紹介します。

記事の目次

  1. 1.「ポーセラーツ」「ポーセリンアート」の意味
  2. 2.ポーセラーツやポーセリンアートができない陶器
  3. 3.ポーセラーツやポーセリンアートのやり方
  4. 4.ポーセラーツ・ポーセリンアート実例
  5. 5.まとめ

「ポーセラーツ」「ポーセリンアート」の意味

カルチャーセンターの講習をチェックしていると「ポーセラーツ」「ポーセリンアート」は別で紹介されています。それぞれ講習がある理由は、材料や作り方に違いがあるということです。まずはポーセラーツとポーセリンアート、2つの意味や違いについてご説明します。

ポーセラーツとは

ポーセラーツとはporceiain(磁器)とart(芸術)をつなげた言葉で、転写シートを切って白い磁器に貼りつけて電気炉で焼くハンドメイドです。転写シートは市販されているため、絵心がなくても売り物と違いがわからないくらいクオリティ高い作品が作れるのでおすすめです。

ポーセリンアートとは

ポーセリンとはporcelain(陶器)とart(絵)をつなげた言葉で、ポーセラーツと同様に磁器に絵を描いて電気炉で焼くハンドメイドのことです。文字を描いたり色を変えたり、自分好みにカスタマイズできます。

ポーセリンとは磁器のこと

Photo byPexels

色とりどりの花を描いてもすてきだし、イニシャルを転写するのもすてきです。

焼き物には陶器・せっ器・磁器・ボーンチャイナという種類があります。ポーセリンの意味は磁器です。長石や珪石を調合して粘土を作り形成し、高温で焼きます。特徴は白くガラスのようで、薄いけれど強度があるところです。

ポーセラーツやポーセリンアートができない陶器

絵付けや転写紙を貼った後に電気炉に入れて800度で焼くので、ガラス食器では溶けてしまいます。
出典:写真AC

どれも同じに見えてしまいますが、熱を加えたら溶けてしまうものもあるため、100均や自宅にある白い焼き物すべてがハンドメイドに使用できるとは限りません。ポーセラーツやポーセリンアートに適しているのは白磁(はくじ)です。適していない焼き物との違いの見分けポイントは「焼き物の底にゆう薬がついていないもの」です。

ポーセラーツやポーセリンアートのやり方

Photo byAnneroseWalz

ポーセラーツやポーセリンアートの材料は、ネットショップなどで手に入れることができます。近くのカルチャーセンターでハンドメイドすると材料を自分で手に入れる必要がありません。ポーリングパークといって、絵付けを体験できる施設もあります。電気炉は新品で12万円、フリマアプリなどでは3万円代から販売されていますが、レンタルできるところもあります。

材料

Photo bysweetlouise

ポーセラーツやポーセリンアートに必要な材料は下記です。

  • 白磁
  • 電気炉
  • 転写シート
  • セラミックペン
  • 上絵の具
  • トレーシングペーパー(絵付けをするとき)
  • 専用のカーボン(絵付けをするとき)
白磁はニトリで手に入れることができます(2019年11月現在)。上絵の具とは白磁に絵付けをする専用の絵の具です。ほかにはカッターなども必要です。材料は代用品を活用して、少しずつ揃えていくとよいでしょう。

ポーセラーツのやり方

まずは転写紙を貼るポーセラーツのやり方からご説明します。

  1. デザインを考えます。転写紙を切り、転写したい部分に仮貼りしてみましょう。
  2. 白磁をアルコールを使ってきれいにふきます。
  3. 転写紙を水に浸して台紙からシール部分をはがし、白磁に貼っていきます。
  4. 電気炉に入れて800度で焼きます。
もちろん転写紙を貼ったタイミングで、上絵の具や専用のペンで絵付けをしてから焼いてもかまいません。

ポーセリンアートのやり方

ポーセリンアートのやり方はポーセラーツと手順は同じです。白磁をきれいにふいてから専用ペンなどで絵付けをしていきます。初心者が上手に絵を描くポイントは、下絵をトレーシングペーパーに写して白磁にあてて専用のカーボン紙で転写するとよいでしょう。色付けをしてから800度の電気炉で焼きます。専用のカーボン紙を使う理由は、焼いた後にその線が残らないからです。

ポーセラーツ・ポーセリンアート実例

ここからは素敵なポーセラーツやポーセリンアートをご紹介します。色の組み合わせやデザインを参考にしながらイメージを膨らませて、あなただけのすてきな作品を作りましょう。

ポーセラーツのチャーム

ポーセラーツやポーセリンアートは食器だけではなく、画像のようなチャームも作れます。クオリティが高いためプレゼントにするとたいへん喜ばれます。色や柄を変えるだけで、年齢問わず楽しめるハンドメイドになります。

花をモチーフにしたポーセラーツ

花というとアンティークなデザインが多いですが、北欧風のデザインにすると食器のイメージがガラリと変わります。このように色をつけるのもよいですが、あえてモノトーンにするのもすてきです。

金色を足して高級感あるポーセラーツに

ハンドメイドはどうしても「手作り感」が出てしまいますが、ポーセラーツは不器用な方でも本格的なアートを楽しめます。特にゴールドを足すと、高級感あふれる逸品に変わるのでおすすめです。こちらのお皿のように、シンプルデザインにするとゴールドでもゴテゴテしません。

ポーセリンアートの表札

ポーセリンアートの表札です。業者に注文すると高くつきますが、ハンドメイドなら思いどおりのデザインや色を選べて、費用を抑えつつも楽しく作れます。新築祝いや結婚祝いにも喜ばれるでしょう。

まとめ

Photo by95839

いかがでしたか。ポーセラーツやポーセリングアートは初心者でもクオリティ高いハンドメイドを楽しめます。電気炉は高額なので、まずはレンタルしたりカルチャーセンターやポーリングパークなどを上手に活用したりして、作り慣れてから手に入れるとよいでしょう。材料も代用できるものを活用しながら、少しずつ揃えていくことをおすすめします。

rachel
ライター

rachel

DIYやハンドメイドが大好き、作る系の記事はもちろん、日常生活の「楽しい」や「便利」を発信していきたいです。

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