シャツクール(涼感スプレー)の自作!ヒンヤリする原理や作り方を紹介!

シャツクール(涼感スプレー)の自作!ヒンヤリする原理や作り方を紹介!

夏場のビジネスマンや部活動に励む学生におすすめしたいのがシャツクールという涼感スプレーです。購入するよりも自作したほうがコスパは良好です。ここではシャツクールの自作方法を説明いたします。熱中症予防グッズが欲しい人は必見です。

記事の目次

  1. 1.シャツクールとはどんな商品?
  2. 2.シャツクールはどんな時に使うの?
  3. 3.シャツクールが「冷感スプレー」と言われるメカニズム
  4. 4.シャツクールを自作しよう
  5. 5.自作シャツクールを使うときの注意点
  6. 6.まとめ

シャツクールとはどんな商品?

フリー写真素材ぱくたそ

シャツクールとは、夏場になるとスーパーやドラッグストア、ホームセンターなどで販売されるようになる季節商品です。どのような商品になるのか紹介してまいります。

冷感を体感するためのグッズ

シャツクールの一番の目的は、冷感を体感するために使われています。衣服を着用しているときにひんやりとした冷感があるため、クールビズといってもジャケットが手放せないビジネスマンや、制服を着用する学生や会社員などに人気が高い商品です。ひんやりとした感覚を楽しめるほか、汗をかくたびにスースーとした清涼感がよみがえります。

衣類の除菌効果

シャツクールには、メンソール(ハッカの成分)とエタノールが含まれています。汗によって雑菌が発生しやすい状態でも、この二つの効果によって衣類の除菌効果を高めることができます。メンソールとエタノールは除菌スプレーなどにも使われている素材です。部屋干しの気になるニオイなども撃退できそうですね。

シャツクールはどんな時に使うの?

フリー写真素材ぱくたそ

シャツクールは、どのようにして使うのでしょうか。ここでは、安全に使うための方法を紹介します。

シャツクールの使い方

着用前の衣服に適宜スプレーします。特に汗をかきやすい部位(台襟、両わき、背中上部)などにスプレーしておくと効果的です。スプレーの量は1ヶ所につき、1回から2回程度の吹き付けが適当です。吹き付けた液体が乾いてから着用します。エタノールは揮発性ですので、スプレー後は乾きやすいのが特徴です。忙しい時間でもすぐに着用可能です。

虫よけの効果も期待大

衣服にメンソール(ハッカ)の香りが残りますので、虫よけの効果を期待することができます。特に、汗や二酸化炭素に反応して寄ってくる蚊などから体を守ることにもつながります。虫よけの効果も期待する場合は、ズボンなどにも吹き付けておくとより万全ではないでしょうか。

どんな人にも使ってほしいアイテム

汗をかきやすい人だけではなく、どんな人にも使ってほしいアイテムです。直接的な熱中症予防や汗を抑えるアイテムにはなりませんが、少しでも「清涼感」を感じられることで、体調不良を避けることができるかもしれません。小さな子供には、メンソールの清涼感が強い場合もあるので、タオルなどにかるく吹き付けたものを首に巻いてあげるなどの配慮をお願いします。

シャツクールが「冷感スプレー」と言われるメカニズム

シャツクールは冷感アイテムといわれる理由はいくつか存在しています。ここでは、大きな理由となるものをピックアップしてご紹介します。また、どういったメカニズムでひんやり感じることができるのでしょうか。こういった理由も含めてお伝えします。

気化熱を利用したアイテム

エタノールが揮発するときに、周りの熱を奪います。この気化熱によって、ひんやり感を実感することができます。衣服を着用するときにはエタノールは揮発していますが、その時には衣服の湿気も奪っているため、着用した時にすっきりと着られるメリットがあります。また、汗をかいた後もエタノール成分の効果で早く乾きやすくなります。

汗をかくたびに冷却感

衣服には、メンソールがしみ込んでいます。汗をかくと、布にしみ込んだメンソールが溶け出して清涼感が得られます。メンソールの清涼感は一度きりのものではなく、汗をかいたり衣擦れを起こすたびに体にスースーとしたメンソールを感じることができます。長時間着替えられない時でもスースーした感覚があれば、不快感を幾分和らげることができます。

デオドラント効果も

汗臭さは誰もが気になるニオイです。体についている常在菌と汗が反応すると、体臭につながります。シャツクールを汗をかきやすい場所に吹き付けておくと、メンソールが汗臭をマスキングしてくれます。冷却感とニオイのマスキングの効果が得られるのは、一石二鳥ですね。汗が止まらずニオイが気になる時でも安心です。

次のページ

シャツクールを自作しよう

関連記事

記事ランキング