布リボンつきヘアアクセはハンドメイドできる
暑い季節やお仕事の際、髪をまとめるのに便利なシュシュや、布リボンなどの飾りがついた髪ゴム。使わないときは手首にはめてアクセサリーがわりにもなる、便利でかわいいアイテムですよね!ところでこういったヘアアクセは、実は簡単に洋服のはぎれでハンドメイドできるのをご存じですか?ここではいくつかの基本的な縫い方、作り方をご紹介していきます。
布リボンつきヘアアクセの作り方(1)用意するもの
ヘアアクセを自作するのに、たくさんの材料はいりません。生地も小さいはぎれで十分です。ゴムだって1袋あれば結構な数が作れます。でもせっかくなら、自分の好きな色柄のものを用意したいですね。はぎれ生地やリボン、ボタンやチャームなど、気に入ったものがあったらまとめてとっておきましょう。
用意するもの①布
布リボンに必要な布サイズ
布リボンをつくるのに必要となる生地のサイズは、完成品によって違います。以下を目安に、材料となるはぎれ布を用意してください。
- 縦のサイズ=作りたいリボンの両端の高さ×3
- 横のサイズ=作りたいリボンの横幅×1.5
また、結び目にあたる部分は上記とは別に生地を用意する必要があります。サイズは大体「作りたいリボンの両端の高さよりすこし長め×作りたい結び目の横幅の3倍」です。不安な方は、のちほど紹介する動画を確認しながら生地を裁断しましょう。
シュシュに必要な布サイズ
シュシュは手のひらサイズのものを作りますので、布は10cm×50cmほどあれば事足ります。手芸屋さんや100円均一などで売っている小さいはぎれでもよいですし、雑貨屋さんで見かける手拭いなどで作れば、和装にもあわせやすいですね。着られなくなったお子さんの洋服や、一部汚れてしまったハンカチを利用するのもよいでしょう。

用意するもの②裁縫道具
ミシン使用の場合
シュシュをつくるなら、ミシンがあれば仕上がりが早くきれいです。ミシン糸は60番程度の太さ、お店でよく見かけるのはシャッペスパンタイプです。針は11番を用意します。こちらはミシンに合わせて選んでください。ミシン針やボビンについては取扱説明書に記載があります。ぴったりのものを用意してください。
手縫いの場合
手縫いでも十分できます。チクチク頑張って縫いましょう。こまか目のなみ縫いをしますが、5針に1回くらい返し縫いを入れると丈夫に縫えます。針はもめん針を用意します。指ぬきを使って運針ができる人は短め、そうでない人は長めを用意します。糸は木綿糸でもポリエステル糸でも手縫い用であれば大丈夫です。

はじめての針選びで全く見当がつかない人は、アソートになっているものを買うといいですよ。使いやすかったものを次回お店に持っていって同じものを買いましょう。
用意するもの③ゴム
シュシュや髪ゴムに使用するゴムですが、細くなく太くないものを選びます。丸ゴムなら直径5㎜くらい、平らなら8㎜くらいが目安です。髪ゴム用となっているものなら安心です。長さは大人なら20㎝ほど、子供さんなら15㎝もあれば結ぶ分も合わせて十分です。

余ったゴムはとっておけば伸びきったときに交換できます。保管は直射日光の当たらないところでしましょう。
用意するもの④ボンド
最近は針糸いらずで手芸を楽しむ人も増えています。このあとご紹介する簡単なリボンの作り方はボンドだけで仕上げる方法になっています。お洗濯に強い手芸用ボンドをひとつ用意しておくと、スカートの裾がほつれた際など、とっさの時にも使える便利ツールになりますよ。

スティックタイプのボンドは手芸にもリフォームにも使いやすくて便利!必ずお洗濯できるものを選びましょう
用意するものまとめ
必要な材料まとめ
- はぎれ布
布リボン用…完成品によりサイズは変動
シュシュ用…10cm~50cmほど - 裁縫道具
ミシン使用…60番糸、11番針
手縫い…手縫い用糸、もめん針 - ゴム
大人用…20cmほど
子供用…15cmほど - 手芸用ボンド
布リボンつきヘアアクセの作り方(2)布リボンの作成手順
まずは布リボンをつくってみましょう。大人にも子供にも人気の高いリボンは、ヘアアクセサリーのアクセントにはもってこいです。可愛く作って、フェミニンな印象をプラスしてみましょう。
作り方①リボン部分を作成
- 用意した布リボン用の生地を、縦半分に折って折り目をつける
- 折り目にあわせて両端を折りたたみ、ボンドで固定する
- さらに横半分に折って折り目をつける
- 折り目にあわせて上下を折りたたみ、ボンドで固定する
- さらに横半分に折りたたみ、ボンドで固定する
- ボンドを乾かす
作り方のポイント
- 折りたたむ際は、布の端がはみ出さないよう気をつけましょう。
作り方②結び目の部分を作成
- 結び目用の生地を外表にして縦半分に折りたたむ
- さらに縦に三つ折りにしてボンドで固定する
- ボンドを乾かす
作り方のポイント
- 三つ折りにする際は、生地の切断面を内側に入れると仕上がりがきれいです。
作り方③リボンのシワの作成
- リボン部分の、布の重なりが見えている方を下にして持つ
- 下から山折り、谷折り、山折りの順に、シワを寄せるようなイメージで中央部分のみ折っていく
- 折り目の中央部分をそれぞれボンドで固定する
作り方のポイント
- ボンドで接着した際は、中央部分を数秒間しっかり押さえておきましょう。
- きっちり留まらなくても、手を離したとき軽くシワが寄っていればOKです。
作り方④パーツの結合
- 結び目部分の端を、リボン裏の中央(シワの中心)にボンドで固定する
- 結び目の反対端を前にまわし、くるりと一周リボンに巻きつけるようにする
- 再度リボン裏の中央で結び目をボンドで固定する
- ボンドが乾いたら、結び目部分の余った布をハサミなどで裁ち切り完成
作り方のポイント
- 最初に切断面のある方を接合すると、仕上がりがきれいです。
子供さん用なら、布は8㎝×35㎝ほどあればOK。作り方は大人も子供も同じですよ。