蒸し器の使い方(肉まん編)
蒸し料理⑤肉を使わない肉まんのレシピ
寒い時期がくれば、肉まんを食べたくなる人も多いですよね。さまざまな料理レシピでも人気ですが、実はお肉を入れなくても、おいしい肉まん(風)が作れます。人気上昇中のソイミートは、大豆由来の肉のような食感の食べ物です。全粒粉は白い小麦粉よりも旨味も風味もあるヘルシー素材なので、ぜひ取り入れてください。
ソイミート
北海道産大豆ミート ミンチ 200g 北海道産ユキホマレ100% オリジナルレシピ付 大豆肉 大豆のお肉 送料無料
参考価格: 864円
皮の材料と使う道具
- 全粒粉:220g
- ぬるま湯:140cc(40℃前後のお湯。使う酵母やイーストによって変わるので、箱などを見て確認してください。)
- てんさい糖:大さじ1
- 岩塩:小さじ2
- 白神こだま酵母:小さじ2
- ジップロックかビニール袋
皮のレシピ
- 酵母にぬるま湯140ccを入れてから、てんさい糖、岩塩を入れてしばらくおきます。
- 酵母が活動し浮かんでくるのを待ちます。
- 大量に浮かんできたら全粒粉を混ぜて、粉っぽさがなくなるまでかき混ぜます。
- なるべく空気を抜いたビニール袋かジップロックに入れます。
- 袋を直射日光の当たる場所に置いて、袋がパンパンに膨れるのを待ちます。
- 袋を開けて、生地が滑らかになるまでこねます。
具の材料
- しいたけ:20g
- 玉ねぎ:100g
- ソイミート:80g
- 岩塩:お好みの分量
- にんにく:少々
- 生姜:少々
- 醤油:少々
- 白ごま:お好みの分量
- 白コショウ:少々
具のレシピ
- にんにくと生姜をみじん切りにして、鍋で蒸し焼きにします。
- 玉ねぎはスライス、しいたけは粗みじんで1.に追加します。
- ソイミートと岩塩、白ごまを足して20分程度蓋をした状態で蒸し焼きにします。
- 醤油を入れてから蓋を開けた状態で、汁気がほとんどなくなる状態まで加熱します。
- 仕上げに白コショウをかけます。
肉まんの蒸し方
- 打ち粉をした台にパン生地を3mm〜5mmの厚さに広げます。
- 直径12cm前後の茶碗の口を1.に当てて、抜きます。
- 2.に具を大さじ1杯前後のせます。
- 皮で具を包み込んで上の方でねじります。
- 蒸し器で15分程強火で蒸します。
蒸し器の使い方(シュウマイ編)
蒸し料理⑥肉を使わないシュウマイのレシピ
シュウマイの皮は売っていないお店があったり、売っていても添加物だらけだったりします。また、おいしくてヘルシーな全粒粉のシュウマイの皮になると、特に手に入りにくいですよね。本格的なせいろがなくても、ステンレス製の蒸し器で簡単においしく手作りできます。小麦粉と片栗粉を混ぜて具につけたものを、軽くぬらしてから蒸すだけでシュウマイの皮になります。2回繰り返せば(2度付けすれば)、一般的なシュウマイの皮になりますよ。
シュウマイの皮の材料(皮用の粉を二度付けする場合)
- 全粒粉:大さじ1杯半
- 片栗粉:大さじ1杯半
二度付けで標準的なシュウマイの皮になります。さらに、後述の「シュウマイの作り方」の4と5の工程をもう一度追加すれば、もちもちした皮のシュウマイが食べられます。
シュウマイの具の材料
- レンコン:40g
- しめじ:10g
- とろろ芋:10g
- 岩塩:少々
- 生姜:少々
- にんにく:少々
- 白コショウ:少々
シュウマイの具の作り方
- レンコン、きのこ、にんにく、生姜は荒みじんにします。
- 1.に岩塩を振りかけて低温で15分前後蒸し焼きにして、蓋をしてしばらく置いておきます。(こうすると旨味が出ます。)
- 2.にとろろ芋を混ぜます。
- 3.に全粒粉と岩塩を少々混ぜて団子状にします。(崩れやすいのでスプーンを使って動かします。)
シュウマイの蒸し方
- シュウマイの具を丸めておきます。(写真①参照)
- 全粒粉と片栗粉を混ぜておきます。
- 2.を薄く敷いて、上にシュウマイの具をのせます。
- シュウマイの具に2.の粉をまぶします。(写真②参照)
- 3.にクッキング用の霧吹き器で水をかけて湿らせます。(霧吹き器がない場合は、水を入れた容器に、パッと入れてぬらします。)
- さらに4.に2.の粉を全体にまぶします。
- 5.の要領で再びぬらします。
- 蒸す器で13分前後蒸します。
蒸し器の使い方(餃子編)
蒸し料理⑦肉を使わない餃子のレシピ
餃子を家で皮から手作りと聞くと、作るのが大変そうに聞こえるかもしれません。しかし実はそこまで時間をかけずに、手軽に皮を作れる方法があります。もちろん特別な餃子用の道具も必要なく、ステンレス製の蒸し器などでも普通に作れます。
餃子の皮の材料(12〜13個分)
- 全粒粉:110g
- お湯:125g
- 片栗粉(打ち粉):適量
餃子の皮のレシピ
- 全粒粉にお湯を少しずつ入れながら菜箸で混ぜます。
- まとまってきたら手の甲で押すようにして、3〜5分程度なめらかになるまで混ぜます。
- 耳たぶくらいの固さになるようにお湯を調整します。
- 片栗粉で打ち粉をした3.の生地をめんぼうでのばします。
- 大きめのコップか小どんぶりの口の部分で型を抜きます。
餃子の具の材料(12〜13個分)
- レンコン:50g
- しめじ:15g
- 岩塩:少々
- 生姜:少々
- にんにく:少々
- 白コショウ:少々
餃子の蒸し方
- レンコン、きのこ、にんにく、生姜は荒みじんにします。
- 1.に岩塩を振りかけて低温で15分前後蒸し焼きにして、蓋をしてしばらく置いておきます(こうすると旨味が出ます。)
- 餃子の皮の中央部に大さじ1弱の具を置きます。(包みやすいように調整してください。)
- 指先を使い、皮の外側のふちの半分に水を塗ります。
- 具をこぼさないように皮を半分に折り、両側の端の部分を重ね合わせながらひだをつけます。
- 蒸し器で15分くらい蒸します。
蒸し器の使い方(代用品)
蒸し器といっても、蒸し器の上のステンレスのプレートのように、1,000円前後で買える後付け型の蒸し器もあります。後付け型のものなら現在手持ちの鍋にセットするだけで、蒸し器として使うことができます。新しくお鍋を買う必要もないので、収納もかさばりません。
下村企販 蒸し調理プレート フライパン用 ステンレス 約23.5 x 23.4 2.3cm 19462
参考価格: 1,451円
現在手持ちの鍋に合うサイズのステンレス製の耐熱のザルがあれば、それを蒸し器代わりに使うこともできます。また蒸しざるとして売られている製品もあるので、ざるを買う予定があれば蒸しザルもおすすめです。
下村企販 鍋にのせて蒸しザル ステンレス 18cm鍋対応 日本製 38763
参考価格: 1,320円
家にある物を蒸し器として使う方法
深みのある鍋がなくてもフライパンに水を張ってお湯を沸かしてから、耐熱容器を入れて食べ物を蒸す方法もあります。この場合はお湯を入れすぎると食べ物にかかるので、使用する耐熱容器はお椀や瓶状の深いものにするか、耐熱性の小型の食器類や箸置きなどを下に置いて、お湯がふいても入らないようにします。
蒸し物に利用した食器類はかなり熱くなっています。取り出す際には、トングやフライ返しと鍋つかみを併用して、直接触らないようにしてください。
まとめ
蒸し器を使った料理はイメージ的に難しそうだったり、面倒だったりすることもありますが、そうのようなことはありません。本格的なせいろがなくても、ステンレス製のザルや後付け式の蒸し器で、十分においしい蒸し料理が食べられます。ぜひこれを機会に蒸す方法を覚えて、蒸し料理にチャレンジしてください。
- 1
- 2
肉まん風
出典:筆者撮影