カーボンヒーターとは？どんな原理？ハロゲンや電気ストーブとの違いは？

カーボンヒーターは、狭い空間で使うのに最適な暖房器具です。操作がスイッチを押すだけと簡単で、石油ファンヒーターのように燃料を補充する必要がありません。比較的軽い機器が多いので、使いたい場所に簡単に移動させられるのも特徴です。夏場に扇風機を使う感じでカーボンヒーターを使えば、エアコンを使うよりも電気代の節約になります。

カーボンヒーターは炭素繊維を発熱体に使用している電気ストーブです。ハロゲンなど他の電気ストーブに比べ、熱効率に優れています。そのため他の電気ストーブと比較すると電気代が安いです。原理はたき火と同じで、輻射熱によって対象物を温めます。エアコンのように部屋全体を温めるのではなく、ピンポイントで温めるのに適しています。

狭い場所での使用に適していて、短時間で温かくなります。遠赤外線を放射して温めるので、空気を汚すことがなく換気が必要ありません。換気が不要で温風も出ないので、子供やお年寄りにもおすすめの暖房器具です。また暖房器具を使うと乾燥しやすいですが、風が出ないカーボンヒーターは乾燥しにくいです。湿度が下がりにくいので、のどや肌の乾燥しにくくなります。

カーボンヒーターはキッチンや洗面所、トイレなど狭い場所で使うのがおすすめです。小さいサイズでも足元に置けば、足湯のような温かさで全身を温められます。片手で持てる軽いものが多いので、1台あればさまざまな場所で使用可能です。寿命は約5,000～7,500時間と長く使え、機器本体も5,000円前後から購入できます。広い部屋はエアコンを併用することで、より暖かく過ごすことが可能です。

電気ストーブの中では電気代が安いですが、ワット数や性能によって異なります。300ワット～1,200ワットと幅広く販売されていますよ。机の下などで狭い場所で足元を温めるくらいなら300ワットで十分です。ワット数が大きくなると電気代が高くなるので、購入時には消費電力を確認しましょう。遠赤外線で暖かさを感じやすいので、使い方によってはエアコンよりも省エネで節約になります。

機能だけでなくサイズも豊富です。高さや幅の種類が豊富なので、狭い場所でも置きやすい細長いタイプが人気があります。便利な機能があるカーボンヒーターが多いです。細かくワット数を調整できるものやタイマー付き、首振りなど商品によって搭載されている機能はさまざまです。機能が不要な人向けにシンプルな機器もあります。

カーボンヒーターは電気ストーブの一種です。電気ストーブはカーボン、ハロゲン、シーズ、石英管など種類があります。電気ストーブは5,000円くらいの比較的お手頃な価格から購入可能です。灯油など燃料の購入や補充が不要で、電源を入れればすぐに使える手軽さが選ばれる理由になっています。また遠赤外線の輻射熱で体を芯から暖められるので人気です。

カーボンヒーターとハロゲンヒーターは、同じ遠赤外線の電気ストーブなのでよく比較されます。違いは発熱体です。ニクロム線で作られたハロゲンランプを発熱体に使っています。ニクロム線に電流を流し光と熱を発生させ、すばやく温めてくれます。本体価格が3,000円以下のものもあり、手軽に購入可能です。しかし同じ温かさで比較すると消費電力はカーボンヒーターの約2倍なので省エネといえますね。

メーカーによってはカーボンヒーターとして販売されていますが、発熱体が異なります。グラファイトヒーターは黒鉛を発熱体に使っています。こちらも狭い部屋向きの暖房器具です。立ち上がりがとても早いので、冷えきった体をすぐに温めたいときに重宝します。カーボンヒーターよりも遠赤外線が約2倍の量です。そのため低い消費電力で暖まれ、省エネにも節約にもなります。カーボンヒーターに比べると機器本体の値段が少し高いです。

カーボンヒーターは洗面所やトイレなど、狭い場所で大活躍する暖房器具です。軽量でコンパクトなので女性でも持って部屋を移動できます。ワット数や性能を考慮して商品を購入すれば、他の暖房器具より省エネで電気代の節約になりますよ。広い部屋で使用したい場合、エアコンなど他の暖房器具の補助としてカーボンヒーターを使うのもおすすめです。これからの季節に1つは欲しい防寒グッズですね。