アルミのサビの手入れにピカール
ピカールは3種類ある
手軽に使える錆取り剤としてピカールが知られています。ピカールは液体、クリーム、練り状の3種類があり、サビや汚れの具合や塗布する場所によって使い分けられます。
①液状
ピカール
参考価格: 438円
「ピカール液」は乳化性の液状で、食器・自動車やバイク・ベルトなどファッション小物の金属部分などに使え、磨いた後の拭き取りも楽にできるのが特徴です。蓋をしたまま缶をよく振って、柔らかいウエスやフェルトのような布に取って錆が気になる所を磨きます。きれいになったら、別に用意した布でピカールを拭き取りましょう。
内容量 | 300g |
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製品サイズ | 12.4 x 6.2 x 6.2cm |
②クリーム状
ピカール
参考価格: 373円
「ピカールケアー」はチューブの容器に入ったクリーム状です。好みの量に調節しやすく、液ダレもしないため使い勝手がよいといえます。楽器や蛇口のような細かい金属部分にも使いやすいです。使い方はピカール液と同じように布に適量取って磨き、別の布で仕上げに拭き取るだけです。
内容量 | 150g |
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製品サイズ | 19.4×4.2×5cm |
③練り状
ピカール
参考価格: 737円
「ピカールネリ」はジャータイプで、そのまま布へ容器からすくって取れます。油性で粒子の大きい研磨剤が入っているため、液状やクリーム状よりも錆取りや金属の汚れが落としやすいです。錆がひどい場合は、まずピカールネリで磨き、その後にピカール液で磨いて拭き取るのもよいでしょう。
内容量 | 250g |
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製品サイズ | 10.1×7×5.1cm |
ピカールで鏡面加工する磨き方
ピカールは、表面をピカピカに鏡面加工する際にも使われます。鏡面加工とは、金属などの物の表面を鏡のように磨き上げてつやを出すことです。
必要な物
- ピカール(好みの種類)
- 汚れが付いていない柔らかい布(フェルト・ウエス・使い古しのタオル):2~3枚
磨き方①アルミのサビを取る
鏡面加工する場合は、ピカールと布が数枚程度あれば問題なくできます。しかし、錆の程度がかなりひどい場合は粒子の大きな研磨剤が入ったピカールネリで磨いたり、紙ヤスリやワイヤーブラシなどで錆を削り落としたりしておくとよいでしょう。
磨き方②ピカールを適量出す
磨き用の布にピカールを出します。錆や汚れの程度が軽い場合はピカール液、ちょっとした錆や汚れ落としを兼ねる場合はピカールケアーを使うとよいでしょう。ピカールはあまり多くの量を出さず、少しずつ布のきれいな面に取って使うのがおすすめです。
磨き方③アルミの表面を軽く研磨
汚れやくすみが目立つ所を、力を入れずに少しずつ汚れを取るように優しく磨いていきます。ピカールネリを磨くために使うと研磨剤による傷がひどくなる恐れもあるため、あくまでも汚れやくすみを取る用途で、磨くにはピカール液やピカールケアーを使ったほうがよいでしょう。
磨き方④仕上げに乾拭きをする
表面のくすみや汚れが取れ、ピカピカになって望むとおりの状態に鏡面加工されたら、ほかに用意した柔らかい布で乾拭きし、丁寧に磨き上げて仕上げます。
アルミをピカピカに磨いてみよう
アルミなどの金属製品に錆や汚れが付くと、まだ十分に使える物でもひどく劣化したような印象を持たれてしまうこともあります。錆を取って手入れをすると、ピカピカで新品同様に見える場合もあるでしょう。また、錆取りには高度なテクニックいらずのピカールがおすすめです。気になる錆にぜひ使って、光沢を取り戻してください。
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