ひよこ電球の概要
ひよこ電球は保温電球の一種でインコなどのペットの保温ヒーターとして、鳥かごの中に設置して使用します。その中で20w程度のタイプのことを、一般的にひよこ電球と呼びます。特に寒さに弱いひな鳥などがいる場合は、その保温効果によってひな鳥に寒い思いをさせずに快適な環境で育てることができるでしょう。
ひよこ電球と他のヒーターの違い
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ひよこ電球には他のセラミック型のヒーターや、100均など販売されている電池式の保温ヒーターとの違いが2つあります。1つ目は電球ソケットに取り付けること、2つ目は20wや100wと言った電力で強さがわかりやすいことです。2つの特徴によって、ペットの飼育環境を簡単に調節できます。
ひよこ電球の注意点
ひよこ電球を使う際の注意点ですが、保温用の電球なので、普通の電球以上に熱くなります。消灯直後にうっかりさわってしまうと、大やけどをするので注意しましょう。そのほかにもペットにかじられてしまい、火事が起きてしまう危険もあるのでコードも保護しましょう。
ひよこ電球の用途① 卵の孵化やヒナの保温
ひよこ電球の使い方としては、インコの卵の孵化やひな鳥の飼育での一時的な保温に使う方法があります。注意点としては、鳥かごに入れる際にカバー付きのソケットを使用することがあります。暑すぎるとひなどりが弱ってしまいますので、20w程度の出力の弱いタイプを選ぶ方が良いでしょう。
冬場は2個使いで保温量アップ
冬場や玄関先などは高い保温効果が必要でしょう。鳥かごに毛布などを掛けて寒さを防ぐか、20wのひよこ電球を2個用意しましょう。40w~100wを1個使うのは、保温効果が高すぎで逆にひな鳥が弱ってしまいます。100均で販売されている電池式のカイロなどは火事の原因にもなるのでおすすめしません。
ひよこ電球の用途② 爬虫類の低体温予防
ひよこ電球は販売時に書いてある20Wや100wなどのワット数によって、保温できる温度が分かりやすいのが特徴です。その特徴を利用して、日本では寒くて生きていけない生き物の飼育環境をつくるのに使用します。常に快適環境を作るためには飼育するペットの生息地域によって使いワット数を選びましょう。
冬を無くして低体温を予防する
特に熱帯の爬虫類などの変温動物は自力で体温を調整できないので、健やかにペットを飼育するためにはひよこ電球は便利です。恒温動物の場合は運動量によって体温をコントロールしますが、ゲージ飼いなどでは十分な運動ができなくて弱ってしまうことがあります。この場合にもひよこ電球を使うとよいです。
ひよこ電球の用途③ 植物の保温
ひよこ電球の使い方の中には、動物だけではなく植物にも活用できます。亜熱帯の中で育つ植物の中には、日本の冬場の寒さで枯れてしまう植物も少なくありません。ひよこ電球などの保温できるものがあれば、育成がかなり楽になるでしょう。このタイプの植物に使う際の注意点として、湿度も必要ですので気遣ってあげてください。
カバーの有り無しは作る環境で決める
植物に使う際には、基本的には動かないのでやけどの注意をしなくてよいです。ですから、カバーを使用しない普通の電球用のソケットでも大丈夫です。ただしカバーには蓄熱してまんべんなく熱を発散する効果もあるので、どのように温めたいかでカバーの有無を選択するとよいです。
ひよこ電球は保温ヒーターにも使える!
ひよこ電球の使い方を3つほど紹介しましたが、特徴として普通の電球のように明るくなくても保温出来ることがあります。電球のソケットを利用できるので、お部屋のインテリアを崩すことがなく保温ヒーターとして使用することができます。
ひよこ電球で作る保温ヒーター① スタンド型ヒーター
タワー型の電球スタンドを使って簡単に保温ヒーターを作ることができます。普段使っている間接照明を利用して暖房器具を広げる必要がなく、快適に保温することができます。設置場所も鳥かごや飼育水槽の端に配置することが多いと思うので、冷え込むところから温められることもおすすめのDIYアイテムです。
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スタンド型ヒーターのDIY手順
- ライトスタンドを用意する。照明としても使用する場合は、ソケットが2個以上ついたものを選ぶ。
- 電球の代わりにひよこ電球を取り付ける。
- ライトと使い分ける場合は、ソケットから伸びでいる電線をいったんカットし、2系統用のスイッチを取り付ける。
ひよこ電球で作る保温ヒーター② 天井型ヒーター
鳥かごの中の下側のスペースは、止まり木などとは違い常に一定の隙間を開けておかないと衛生面で不安になります。インコたちの動線にストーブを置くと危ないので、より暖を取る機会が減ります。鳥かごの天井にヒーターをセットにすることで、邪魔にならずに暖を取ることができます。
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天井型ヒーターのDIY手順
- 電球取り付けタイプのソケットを用意する。
- 電球の代わりに、ひよこ電球を取り付ける。
- 注意点として、照明器具の許容ワット数の内に収めるように電球との組み合わせを考える。
ひよこ電球で作る保温ヒーター③ ウェルカムヒーター
余ってしまった鳥かごを使ってお勧めしたいDIYがウェルカムヒーターです。玄関や水回りは冬場のリビングなどとの温度変化も高く、ヒートショックのリスクもあります。お客様をもてなすだけではなく、冬場のヒートショック対策にもなります。
ウェルカムヒーターのDIY手順
DIYの手順は鳥かごランプと同じ要領で作成していきます。
- 鳥かごとひよこ電球をそのまま利用する。
- 人感センサー付きのLEDライトを鳥かごの中へ設置する。電池で動くタイプが好ましい。
- 人勧センサーのLED部分よりリレー用の信号を取る。
- ひよこ電球のソケット部にリレーを設置して、先ほどのリレー用配線を接続し、スイッチを設置する。
まとめ
ひよこ電球と言いながらも、性能と場所を選べばなんでも温める万能ヒーターになります。工夫次第では今回紹介しなかった電池駆動のワイヤレスタイプや、オイルヒーターのような輻射熱暖房器具としても利用できます。みなさんも、ひよこ電球を活用したDIYで新しい生活スタイルを演出してみてはいかがでしょうか?
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