イレクターってどんなもの?
ホームセンターのパイプ売り場で黒や白にコーティングされたパイプを見たことはありませんか?イレクターとはパイプとジョイントを自由に組み合わせることで、屋内はもちろん屋外でもさまざまな使い方ができDIYを楽しめる素材のことです。単管パイプより細めで軽いのが特徴で作り方しだいで家具や棚はもちろん、フェンスやかんたんな小屋も組み立てられます!
イレクターパイプとは
イレクターパイプとはプラスチックでコーティングしたスチール製のパイプです。パイプ内部も塗装してあるので錆びにくく頑丈なうえ軽量なので扱いやすい素材になっています。
塩ビパイプとの違い
塩ビパイプ(硬質ポリ塩化ビニル管)は水道・排水や土木用に使われる樹脂製の建築資材です。軽くて耐水性、耐久性があり、サイズや種類が多く費用も安価なのでDIY初心者にも扱いやすい素材です。塩ビパイプのもともとの使用目的が上下水道用なので、熱さに弱く重さに耐えられる素材ではありません。強度が欲しい・重みのあるものをのせたい、というような作品を作るのには向いていません。
イレクターが人気の理由
パイプとジョイントを組み合わせることで、さまざまな生活の場面に取り入れることができます。アジャスターやフック、キャスターなどのパーツを含めると百種類以上あるので、形や大きさなど用途に合わせて自在に組み立てが可能なうえ、専用のハンドカッターを使えば思いのままの長さにカットできます。
作り方しだいで多彩に変身!
錆びにくい特性を持っていて、ある程度清潔さもたもてるので屋外や水回りにも使えますし、プラスチックジョイントであれば専用の接着剤で簡単に固定することができます。塗装もお好みの色に一工夫できるのでオリジナリティのあるものがほしい、ある程度頑丈につくりたいという人におすすめです。
作り方はイレクターのハンドブックを参考にしながら設計図を考えて!あとは設計図にそってパーツの種類や数を間違えないように買ってきて組み立てるだけです。
規格以外の長さにしたかったらハンドカッターでカット!自分でカットできない場合、有料になりますがホームセンターでもしてもらえます。
イレクターパイプの便利なDIYアイデア①
キッチン・インテリアに活かして
キッチンには手に届くところに、そしてわかりやすく調理器具や食器を配置したいものです。見える収納の食器棚は置きたい場所にあわせて棚板とパイプをカット、組み立てしてあるので使い勝手よく収納できます。ディスプレイ用の棚は「腰を屈めずに作品が手に取りやすく見やすい高さ」を目指したかたちの棚で、高さを自在にカットできて安定感のあるイレクターパイプならでは作品です。
アンティーク調や錆加工風など、お好きなカラーに仕上げるのもDIYの楽しみの一つです!
イレクターパイプの便利なDIYアイデア②
リビング・クローゼットに活かして
思い通りのかたちにできるのはもちろん、かかる費用を抑えられるのがDIYのよさです。ベビーフェンスの費用は11,500円とリーズナブルに抑えられていますし、旦那さんの力作の洋室をウォークインクローゼットに変身させた費用は7,000円程度でできるようです。
イレクターパイプの便利なDIYアイデア③
スポーツに活かして
子供が遊ぶ遊具などは安全が重視されます。過重がかかる作品にはプラスチックジョイントよりメタルジョイントがおすすめです。屋外に設置する場合は不安定にならないように足場をしっかり固定してください。
イレクターは矢崎化工の登録商標で、パイプとジョイントの組み合わせで手軽にDIYを楽しめる素材のことです!海外ではCREFORM(クリフォーム)というネーミングで親しまれています。