ファルカタ材とは?強度など材料としての特徴や使い方・用途をご紹介!

ファルカタ材とは?強度など材料としての特徴や使い方・用途をご紹介!

ファルカタ材はDIYを行うときに人気の木材ですが、みなさんはどのような木材かご存知ですか?ファルカタ材は他の材料とは違った特徴があり、DIYで大活躍してくれます。そこで、DIYにうってつけのファルカタ材の使い方や用途を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.ファルカタ材とは
  3. 3.ファルカタ材の特徴
  4. 4.ファルカタ材の使い方・用途
  5. 5.ホームセンターでのファルカタ材
  6. 6.まとめ

はじめに

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ファルカタ材はホームセンターで手軽に手に入れることができるのですが、プロや初心者にまで愛されている木材と言っても過言ではありません。ファルカタ材は他の材料とは違って大きな魅力がありますので、どのような魅力があるのか使い方・用途と合わせてご紹介していきます。

ファルカタ材とは

まず最初はファルカタ材について解説していきます。プロからすれば聞き馴染みのある材料でもあるのですが、DIYにあまり挑戦したことがないような人では聞いたことがないという人も多いのではないでしょうか。木材の家具や小物を作る際に使われることが多いファルカタ材ですが、どのような木材なのか解説していきます。

DIYに使える万能木材

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ファルカタ材は最初にもご紹介したようにプロだけでなく初心者にも使用される機会が多いのですが、特に「DIY」を行う際の材料として使用されることが多いです。近年ではDIYブームが続いており、男性だけでなく、DIYに挑戦する女性も増えているのですが、女性でも扱いやすい木材として人気といえます。ファルカタ材はマメ科の植物で植林されて育つのですが、他の木と比べて育つのが早いことから万能木材として注目されています。

ファルカタと桐の違い

ファルカタ材はDIYで使用しやすいことから万能木材として注目されていますが、見た目も美しく、同じ木材でもある「桐」と間違えられることも多いです。桐は多くの方がご存知のように高級木材として知られ、上質なものを作る際には使用されることがほとんどです。このような桐と似ていることからファルカタ材は桐の代用材として使用されることもあります。

ファルカタ材は桐に似ていることからDIYに使用しても上品な雰囲気のものを作ることができます。

ファルカタ材の特徴

ファルカタ材について簡単にご紹介しましたが、次は多くの方が気になるファルカタ材の特徴についてご紹介していきます。ファルカタ材の特徴を把握していると他の材料との比較を行うことができ、DIYの場面でも自分の作成したいものに合わせて選ぶことが可能になります。これからDIYを始めるという人も使う機会が多くなりやすいのでご参考にしてください。

特徴①軽い

ファルカタ材はDIYで使う機会が多いのですが、軽いという特徴があるため材料に選ばれることが多いです。木材によっては重いものもあればファルカタ材のように軽いものもあるのですが、重いものはやはり取り扱いが難しく、DIYで使用しにくいです。軽いからこそ持ち運びがしやすく、女性の方でも簡単に扱うことができやすいので人気になっているといえます。

特徴②加工がしやすい

軽いという特徴の他には加工がしやすいという特徴もあります。というのも、木材によっては重くて硬いものがあり、柱などに使用する際にはうってつけなのですが、DIYに不向きのものもあります。しかしファルカタ材は軽い上にやわらかく、加工がしやすいです。小物が作りたいときにも使いやすいので多くの人にファルカタ材は愛されています。

特徴③見た目がきれいに仕上がりやすい

途中でもファルカタ材は桐に似ているとご紹介しましたが、桐のような見た目の美しいものを作りやすいという点はファルカタ材の特徴でも外せません。実際にファルカタ材は木目が強くないので、木材らしいデザインにしたくない場合にはうってつけです。逆に木目などを活かしたデザインにしたい場合には不向きでもあるのですが、ファルカタ材でも高級感のあるものを作ることができやすいのでDIYにおすすめです。

特徴④塗装が映える

ファルカタ材は木目が薄く、塗装が映えやすいという特徴があります。DIYを行う多くの人は加工をしてから自分のイメージに合わせた塗装を行うことが多いのですが、この塗装映えしやすい点も人気の理由として挙げられます。やはりイメージ通りに仕上げることができる材料は汎用性が高く、多くの場所で使いやすいのでファルカタ材はすごいと言えるのではないでしょうか。

特徴⑤耐久力が低い

ファルカタ材は多くの魅力があるのですが、特徴として知っておいていただきたい点として「耐久性が低い」という点があります。ファルカタ材はご紹介したように、軽くて加工がしやすいという点があり、木材の中でもやわらかいため強度が低く、小物を作るにはうってつけですが、長く愛用するものや大きなものには不向きです。強度を意識したい場合は他の材料を選ぶのが好ましいです。

ファルカタ材の使い方・用途

加工のしやすさや塗装映えしやすい点が魅力的なファルカタ材ですが、ファルカタ材にもおすすめの使用用途・使い方が存在します。この用途や使い方を把握しておくだけでよりその材料にあったDIYを行うことができ、壊れにくく長持ちするものが作れます。どのような使い方がおすすめなのか解説していきますのでご参考にしてください。

収納ラック

女性もDIYに挑戦することが増えていることから部屋の中で使えるものを作る人が増えているのですが、その中でも壁に取り付ける収納ラックを作る人が増えています。ファルカタ材は加工のしやすさから収納ラックを作るのにもうってつけで、塗装をしなくても紙やすりで手入れするだけで美しい印象を作ることができます。強度がないためそこまで重いものは置けませんが、小物置きなどにはおすすめです。

ボックス

さらに、加工が簡単であることからファルカタ材を使って箱を作って使用する人が多いです。使用用途して最も多いと言っても過言ではなく、ティッシュを隠すティッシュボックスや子供のおもちゃ箱に加工する人もいます。他の小物と比べて作りやすいので、ファルカタ材を使用して箱を作り、DIYの世界に入っていくのもおすすめといえます。

DIYに何回も挑戦してくると自然と腕前も上がりやすいのですが、中には同じ箱でも上記の画像のようにファルカタ材を使ってスパイスボックスを作っている人もいます。調味料などはどうしても場所をとりやすく、小瓶に入っているようなものも多いので、スパイスボックスを作って収納を行い、スペースを有効活用するのもおすすめです。

DIY初心者が箱とともに作ることが多いのが棚です。DIYという言葉を耳にした際に棚や机、箱などをイメージする人が多いのですが、このようなイメージするものはやはり作り方が簡単なものがほとんどです。棚も比較的DIYの中でも作りやすいのですが、ファルカタ材は見た目がきれいで作りやすいので棚作りにもうってつけです。

子供のおもちゃ箱や本の収納棚を作る人も多いのですが、慣れてくると上記の画像のようにキッチンの棚を作る人は多いです。もちろん途中でもご紹介したようにファルカタ材は強度が低いので、強度を高めたい場合はある程度の柱となる部分の太さや補強部分を制作する必要があります。しかし、ちょっとした小物たちを置く程度であれば問題ないので、収納棚が欲しい場合はファルカタ材で作ってみるのもいいのではないでしょうか。

大型家具はNG

使用用途・使い方としてNGなのが大型サイズの家具です。小物を作る際にはおすすめのファルカタ材ですが、やはりちょっとした衝撃でも凹みやすいと共に、強度が低いので重たいものを乗せると壊れやすいです。そのため、大型家具などに使ってしまうとその重さに強度が耐えられず、壊れてしまって怪我の原因にもなりかねません。大型サイズの家具を作りたい場合はできるだけファルカタ材を避けるのが好ましいです。

同じ家具でも上記の画像のように小さな椅子やベンチ程度であればおすすめです。椅子のサイズにもよりますが、大人が何人も座るとやはり強度に不安が出るものの、子供が座る場合や大人一人が座るような場合は十分耐えます。そのため、庭先などにベンチを置いておしゃれにしたい人や部屋に簡単な椅子を置きたい人はおすすめです。

ホームセンターでのファルカタ材

初心者にも使いやすくて塗装映えするファルカタ材ですが、ファルカタ材はホームセンターでも販売されています。全国各地でホームセンターが存在しますが、利便性の高さから多くの人がホームセンターでファルカタ材を購入しています。最後はファルカタ材がどのようなサイズや価格で販売されているのかご紹介しますので参考にしてください。

集成材で合板がほとんど

ホームセンターでのファルカタ材は集成材で合板の状態で販売されていることがほとんどです。集成材は言葉からもわかるように小さな木材を集めて接着剤で組み合わせている木材です。無垢材とは違って強度があり、加工もしやすいのが特徴的です。さらに、使いやすいようにホームセンターでは合板で販売されていることも多く、使いやすいとホームセンターでも人気です。

無垢ファルカタ材は極めて珍しい

集成材で合板状が多いファルカタ材なので、無垢材のものは極めて珍しいです。無垢材は木の質感を活かしたい場合に使用されることが多いのですが、無垢のファルカタ材を販売しているところは少ないです。やはり集成材や合板として販売されていることがほとんどなので、集成材ではない無垢材が欲しい場合は専門店に問い合わせてみるのが好ましいです。

サイズ

加工がしやすい点からファルカタ材はサイズがいろいろです。ホームセンターでも有名なコーナンではサイズ例として「横120mm・縦13mm・長さ450mm」のものや「横250mm・縦13mm・長さ450mm」などのサイズが販売されています。ホームセンターによってはサービスの一つとしてサイズ調整を行ってくれる場所もありますので、お近くのホームセンターで問い合わせてみてください。

価格

ファルカタ材は軽くて加工がしやすく、万能な木材と聞くとやや高いイメージになりやすいのですが、ファルカタ材は価格がお手頃です。無垢材の場合はやはり高くなるのですが、上記の画像のように集成材の合板は1,000円程度で販売されていることがほとんどです。そのため、リーズナブルな合板を探している人や加工がしやすい木材を探している人にはうってつけです。

まとめ

ファルカタ材の魅力や使い方についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。ファルカタ材は集成材で合板で販売されていることが多いのですが、その分価格がお手頃で使いやすいものがほとんどです。塗装映えもしやすく、近年ではDIYで作ったものをインスタに挙げている人も増えているので、ぜひファルカタ材でも挑戦してみてください。

春澪
ライター

春澪

DIY好きで2人の育児をしながらライターとして活動を行っています。よろしくお願いいたします。

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