ご飯にかけるチョコレートとは
「ご飯にかけるチョコレート」という何とも不思議なネーミングの商品。チョコと味噌をミックスした食べる調味料の一種です。瓶の中には、茶色のペーストが入っています。その名の通り、ご飯のお供に食べてほしいチョコレートというコンセプトで販売されていました。
ご飯にかけるチョコレートの材料と原料
ご飯にかけるチョコレートの材料は、チョコレートに味噌のようです。この原料として使われたチョコレートにもこだわりがあり、カカオ分を多く含んでいるものを使用しているのだとか。またチョコレートの風味を際立たせるために味噌は減塩タイプのものを混ぜているようです。これにアクセントとしてピーナッツクランチが入っています。
ご飯にかけるチョコレートの製造元
ご飯にかけるチョコレートは長崎県南島原市にある「株式会社喜代屋(きよや)」が製造していました。この会社は味噌やしょうゆを中心とした商品を販売しています。ご飯にかけるチョコレートは、このお店で醸造された味噌を使って作られました。現在の店舗では、お店で醸造されたしょうゆを使ったソフトクリームが食べられるようですね。
ご飯にかけるチョコレートの販売先
ご飯にかけるチョコレートはかつて、長崎県の道の駅などで取り扱っていました。SNSで注目されるようになってからドン・キホーテなどの量販店で取り扱われるようになったようです。この商品は、2015年12月に発売されましたが、2018年春頃には終売、廃盤商品になりました。2020年の今となっては幻の商品となってしまいました。
ご飯にかけるチョコレートの「シュガーロード」とは
ラベルの「長崎シュガーロード」という文字が気になった方もいるのでは?時は江戸時代、出島に荷下ろしされた砂糖は京の都や大坂、江戸へ運ばれて行きました。原料の砂糖だけではなく、南蛮渡来の菓子なども一緒に運ばれていたようです。こういったことから長崎街道のことをシュガーロードと呼ぶようになったそうです。
ご飯にかけるチョコレートの味
2018年には廃盤となったご飯にかけるチョコレート。今ではその味を確かめることができません。2015年の発売以降、SNSやメディアで取り上げられるようになったのは、終売と廃盤が決まってからなのだそうです。過去のSNSからこの味をご紹介します。
感想①「うまく言葉にできない」
【ご飯にかけるチョコレート】
— ますお@グルメスター (@continentalswi2) January 8, 2020
味噌蔵の老舗「喜代屋」が『ご飯にかけるチョコレート』を発売した。
食べると口の中に塩っ辛さが広がりその後チョコがすべてを塗りつぶしていく…またご飯の食感も混ざり口の中で大乱闘がおこる。
うまく言葉にできないけど一言でいうと「人類には早すぎる味」だった pic.twitter.com/YYrO92dqGi
ブレイク後時間が経過したこともあり、実食に対する感想が拾えたのはこちらのツイートのみでした。あとは「商品を見かけた」もしくは元ツイートをリツイートしたものが中心でした。味噌の塩っ辛さの後に、チョコレートの甘みが味噌の味をご破算にし、ご飯の食感も混ざるそう。想像ができませんね。
感想②「怖くて使っていない」
そういや、この前長崎に行った際、「ご飯にかけるチョコレート」こうた。
— 小島健一 (@kojimakenichi) December 18, 2017
だが、怖くてまだかけてない。 pic.twitter.com/CxnIKlRUET
こちらは、旅先の長崎で購入後に怖くて開封できないという方です。その後の反応が気になるところですが、開封し食べたという感想は拾えずじまいでした。
感想③「チョコレートのパワープレイ」
画像には「ご飯の甘みを全て覆ってしまう圧倒的なチョコレートのパワープレイ。久しぶりにスゴイの来ました」キャプションが添えられています。「ご飯の甘みを覆う」という例えに驚きを隠しきれませんが、チョコレートの味が勝っているということが伝わります。おいしい、まずいと言った味の感想に関しては言及されていません。
感想④味覚よりも存在感を支持
「おいしい」というような味に関する声よりも、商品自体の珍妙さや存在感の強さをクローズアップしている声が目立ちました。ご飯にかけるチョコレートは、味よりも商品自体のミスマッチさを消費者側が重視したようです。味に関して興味がわきますが、ご飯にかけるチョコレートを家庭で自作することは難しいようです。
次はご飯にかけるチョコレートの食べ方アレンジを紹介するぞ