玄米カイロの使い方
ここからは、実際に玄米カイロの使い方や効能を得られやすくするための方法などを紹介します。アイデア次第でいろいろな使い方ができるので、自分なりの方法で工夫してみてください。ただし、やけどのリスクやぬかが漏れ出す可能性もあるので、無理な使い方は避けましょう。
基本的な使い方
玄米カイロの基本的な使い方は次の二つです。
- 霧吹きをして電子レンジで1分~1分30秒温める(600w)
- 沸騰させて蒸気が出ている蒸し器に入れて10分ほど蒸す
使いたいときにすぐ使える
保存に気を遣えば繰り返し使えますので、使いたいと思ったときにすぐに温めて使うことができます。特にレンジを使って温める方法は、1分ほどの時間があればすぐに使えます。時間の経過とともに冷めてしまった場合でも温めなおせば、暖かさが再びよみがえります。玄米カイロはじんわりと体の芯から温めてくれるので、体の冷えからくるネガティブな思考も吹っ飛んでいきますよ。
効果的に使う方法
ぬかぽんのようにホットパックとして使う方法が一般的です。効能としてはリラックスや血行促進などが期待できます。体の冷え、生理痛などのお腹の痛み、寝付けない時の湯たんぽ代わりとしてというように玄米カイロはいろいろな場面で使えます。使い捨てカイロとは違い、体に当てていても、のどが渇きにくいのもうれしいところです。高齢者や子供に玄米カイロを使う場合は、低温やけどにならないようカバーをつけてあげるとよいでしょう。
温める・乗せるなど工夫して使える
玄米カイロでホットパックをすることで冷えを緩和する、適度な暖かさで安心感を得るというような効能もあります。夏場なら冷蔵庫で冷やしたものを首筋に当てると暑さしのぎにもつながります。(冷しカイロは小豆カイロのほうが効能を得られやすいかもしれません)肩に玄米カイロを乗せれば、肩に力が入りすぎていたことに気づくかもしれません。また筋肉の緊張も解けて肩こりが緩和されます。目の上に乗せれば、眼精疲労にも効能があります。あまり熱くしすぎないこと、コンタクトレンズを外すことを守ってください。
注意事項
食物由来の成分ですので、正しい使い方や保存方法をしなければ腐敗しやすくなります。また、場合によっては虫がついてしまったり火事の原因になってしまうといった危険性も否めません。少しでも安全にホットパックを楽しむためにも、いくつかの注意事項をお伝えします。
注意①:保存方法と廃棄方法
夏場などは、ジッパー付きバッグで密封して冷凍庫で保存することをおすすめします。ただし、長期保存には向きません。2ヶ月以上保存することは避け、いったん廃棄することをおすすめします。玄米カイロはエコな原材料を使っています。廃棄をする場合は、自治体の指示に従い「生ごみ」と同じ位置付けて廃棄してください。ぬか袋と中身は分別してくださいね。万一虫が湧いてしまった場合は、ビニール袋に密封して虫害がほかに飛び火しないよう配慮しましょう。玄米カイロには塩がかなりの量で入っています。土壌改良には向かないので、土に帰すことは避けましょう。
注意②:火事の原因にも!過熱に注意
電子レンジを使う場合は、必ず霧吹きで軽く湿らせてから加熱してください。加熱時間を守ることで過熱を防ぎます。1分だけでは全然温まらないという場合は、20秒くらいずつ加熱時間をプラスしながら温めていってください。ぬか袋を触ってみて、中身がやせたように感じた場合や、カサカサした感触が強くなった場合は電子レンジでの加熱は避けましょう。万一過熱状態になった場合は火事を引き起こす可能性があるので注意してくださいね。
注意③:2ヶ月くらいで新しいものに交換
玄米カイロは繰り返し使えるエコなアイテムとは言われますが、永久的ではありません。手作りの場合は200回ほどを目安に新しいものに替えましょう。どんなに鷹の爪やローリエを入れて虫よけの効能を促しても、時間が経過すれば虫害の可能性も否めません。保存状態が良い場合でも2ヶ月くらいが限度です。
- ぬか袋の中身がカサカサしているように感じる
- いやなニオイがするようになった
- 虫が湧き出てきた
- 布から中身が漏れ出てきた
保存方法や加熱方法など注意しなければいけないこともあるんですね。少しでも長く使うために気を付けたいと思います。
まとめ
玄米カイロはエコな冷え取りアイテムです。使い捨てカイロとは違い、やさしい暖かさで体を温めることができます。夏場の空調の冷えや、毎月の女性サイクルで起こりうる痛みやだるさをホットパック効果で緩和できるのはうれしいですね。ただし、虫害のリスクがあるため、保管や使用方法に注意しましょう。体の冷え取りやリラックスタイムにぜひ玄米カイロを生活に取り入れてみてくださいね。
使い捨てカイロと違い、のどが渇きにくいのはうれしいですね。冷えが気になるので使ってみようと思います!