シーグラスとは
シーグラスとは主に海岸などで拾える砂糖菓子のようなガラス片の総称で、ハンドメイドアクセサリーや小物の材料パーツとして使われます。形状はさまざまですが、砂や小石で長時間こすれあうことで角が丸くなり、表面はマットで透き通り宝石のような美しさがあるものもあります。
シーグラスの入手方法
ハンドメイド材料としてシーグラスを入手したい場合、主な入手経路は4つあります。
- ビーチ(海辺)で拾う。
- ネットの専門店で購入する。
- フリマアプリで競り落とす。
- DIYして作る。
①ビーチで拾うなら情報収集を忘れずに
シーグラスの入手といえば海辺ですが、偶然に頼るばかりの入手方法は効率が悪くおすすめできません。闇雲に出かけるのではなく、実際に拾いに行った方の情報を参考に「たくさん拾えそうなビーチ」に向かいましょう。海岸ではハンドメイドに人気の流木や貝殻拾いもできます。
②専門店の人工シーグラスもおすすめ
似たようなシーグラスがまとまった個数必要なら、人工シーグラスを取り扱う楽天などの専門店を探しましょう。人工シーグラスはクオリティが一定で色調も選べるため、大き目のオブジェや繊細な色使いにこだわった作品も作りやすく便利です。
③フリマアプリで天然物も購入できる
海辺に拾いに行けなくても天然シーグラスが欲しい場合に便利なのが、メルカリなどのフリマアプリです。実はフリマアプリには、定番アイテムとしてシーグラスが数多く出品されています。取引相手が個人になるため、やり取りの回数を重ねる必要はありますが手軽に入手できおすすめです。
④こだわるならDIY!
詳しい方法は後述しますが、ガラス片と道具があれば自作も可能です。アクセサリーや手作りオブジェの材料にもよいですし、「シーグラスを作る」ことを目標にしたレポートを作って子どもの夏休みの自由研究にもよいでしょう。ガラスを割る工程があるので、子どもが作る場合は必ず注意して、大人が付き添ってください。
人工シーグラスの作り方①ペットボトル式
シーグラスを簡単に作る方法としてスタンダードなのが、ペットボトル式です。手間と時間と体力はかかりますが、ペットボトルの中に天然シーグラスができるのと同じ状況を再現する方法で、子どもの自由研究にもおすすめです。
準備するもの
1.ペットボトル
蓋がしまるものであれば、通常のペットボトルでかまいません。片手で持てる大きさのものが振りやすくおすすめです。
2.砂と砂利
砂と細かめの砂利を用意します。砂利粒が大きすぎると、せっかくの手作りシーグラスを壊してしまう可能性もあるため注意しましょう。砂粒の粗さは粗めでもかまいません。
3.水
ペットボトル内の粉じんやガラスへの衝撃をおさえるために水を使います。水は海水や塩水ではなく、水道水でかまいません。飲める水でなくてもOKです。
4.ガラス瓶(ビー玉・おはじきでもOK)
作り方手順
- ガラス瓶を割りガラス片を作ります。
- ペットボトルに砂・砂利・ガラス片を入れます。
- 全体がつかる程度に水を入れます。
- ペットボトルを振り続けます。
- ガラス片の角が丸くなり表面全体がマットになれば完成です。
参考動画紹介
作り方手順をみても文章ではイメージしづらい場合は、動画を参考にするとよいでしょう。実際にペットボトル式をためした動画で、瓶を割ってガラス片を入れるところから始まります。万歩計を使って振った回数をカウントしているので制作過程の参考にもなりますよ。
人工シーグラスの作り方②グラインダー式
人工的に研磨してハンドメイドするグラインダ式の紹介です。ここではグラインダーを使った方法を紹介しますが、ごく小さなものや、角を取りたいだけならリューターを使ってもよいでしょう。
準備するもの
1.ビー玉
材料のビー玉はペットボトルの中で弾むので複数用意しましょう。一般的な大きさのものなら一度に5~6個ずつまとめて作れます。
2.ペットボトル
ビー玉を程よく固定するためには、ペットボトルが便利です。グラインダーを操作する必要もあるので、ペットボトルは片手で持てる大きさのものを選びましょう。
3.グラインダー
研磨のための電動工具がグラインダーです。ディスクグラインダーでも制作できますが、両手がふさがってしまうので置いて使えるタイプの両頭グラインダーがあると便利です。
作り方手順
- ペットボトルにビー玉を5個程度入れる。
- ペットボトルを逆さまにしてグラインダーの研磨ディスクの上にすこし浮いた状態で掲げる。
- グラインダーを作動させ、ビー玉表面が研磨できれば完成。
研磨中にガラス塵が発生するので、必ずマスクを着用しましょう。
参考動画紹介
両頭グラインダーを使ったシーグラスの作り方紹介動画です。約3分の短い動画で時間がないときにも見やすく、テロップ式なので音を消しても内容が分かります。また材料のビー玉がペットボトルの中で弾む様子も分かりやすく、参考になります。
作り方手順はシンプルですが、完成までには非常に時間がかかります。根気よく頑張りましょう。