シガリロとは
シガリロとはシガー(葉巻)の一種であり、紙巻きタバコの類似品でもあります。葉巻をもっと気軽に吸える様に誕生した物がシガリロです。シガー類の分別は日本ではまだまだ曖昧で、シガリロという名前もあまり聞くことはありません。
シガリロの特徴
シガリロ の意味である「小さな葉巻」と言うだけあって、やはりそのサイズは小さいです。紙でタバコ葉を包んでいる紙巻きタバコとの最も大きな違いは、タバコ葉で包んでいることによる表面の色と、フィルターがついていないことでしょう。しかし、中にはフィルターがついているタイプがあり見た目も紙巻きタバコに近いです。
タバコ葉で包まれている
紙巻きタバコ(シガレット)は紙でタバコ葉を包んでいるのに比べて、シガー(葉巻)類はタバコ葉でタバコ葉を包んでいます。その事により、紙が燃焼する際に発生する雑味がなくなったり、燃焼が遅くなったりします。また、紙巻きタバコの紙には燃焼による匂いを抑える薬品や、依存性を高める薬品、効率よく燃焼させるための燃焼剤が含まれている場合が多いです。
フィルターがついていない
フィルターがついている種類は「フィルターシガリロ」と呼ばれるため、基本的にフィルターはついていません。葉巻の表面を見ると分かりますがタバコ葉が刻まれずそのまま巻かれています。フィルターがついていないとタバコ葉に含まれるタールが大量に体内に入ってきます。これを肺まで吸ってみると大抵の人は味が渋すぎて咳き込みます。
シガリロの種類
フィルターなしシガリロ
刻んだタバコ葉を、タバコ葉で巻いたナチュラルでシンプルな作りのシガーです。タバコ葉は燃焼剤などが含まれていないので、着火後吸わずに放置しておくと自然鎮火します。やはりフィルターがついていないため、味も香りも刺激も強いのが特徴です。
フィルター付きシガリロ
こちらはフィルター付きシガリロと言って、紙巻きタバコと葉巻の中間的存在です。フィルターには香料が含まれていて、包みの部分は紙と葉巻を混ぜた物でできています。燃焼剤も含まれているのでよく燃えます。紙巻きタバコとの違いが曖昧になってきますが、このフィルター付きシガリロは「紙巻きタバコと葉巻のハイブリッド」と認識していればOKです。最大のメリットはやはり煙を肺に入れる吸い方ができることです。
ミニシガリロ
紙巻きタバコと同じくらいのサイズのシガリロをミニサイズ、またはミニシガリロと呼びます。燃焼時間も5分程であまり変わりません。外出時の持ち運び用としてよく使用されます。
シガリロ(クラブサイズ)
ミニサイズより一回り大きいサイズです。と言っても通常のシガー(葉巻)よりはかなり細く、一見クラブサイズもミニサイズもほとんど変わりません。吸ってみるとクラブサイズの方が5分程長く吸えるので、ミニサイズよりも満足感を得られます。
シガリロの吸い方①吸い口の向き
シガリロには基本的にフィルターがついていないので、吸い口がよく分かりません。構造上はどちらからも吸える様にはなっていますが、タバコ葉の詰め具合が少し異なります。シガー(太い葉巻)の場合はシガーリングと言う商標が吸い口の目印になりますが、シガリロの場合はそれがありません。
切り口が大きい方に火をつける
本当に若干程度の違いですが、片側づつ切り口のサイズが異なります。しかし実際に両口で吸って試してみても違いはあまり感じません。特に葉巻初心者の方はそこまで意識する必要はないポイントですが、逆方向に火をつけると表面のラッパーと呼ばれるタバコ葉が剥がれやすくなってしまうデメリットがあります。
出典:筆者撮影